アニメ『宇宙兄弟』が「TAAF2014」アニメ・オブ・ザ・イヤーテレビ部門優秀賞受賞! 平田広明さん・KENNさんが登壇したファン感謝祭イベントの公式レポートを大公開!
3月22日に最終回を迎えたテレビアニメ『宇宙兄弟』。テレビシリーズがこの1年で日本のファンを魅了した作品として、アニメ『宇宙兄弟』が、東京アニメワードフェスティバル2014「アニメ・オブ・ザ・イヤー テレビ部門」の優秀賞を受賞しました。これを記念して、最終回を迎えた3月22日に、アニメ「宇宙兄弟」ファン感謝祭イベントが催されました。
この日は、南波六太役の平田広明さん、南波日々人役のKENNさん、渡辺歩監督、永井幸治プロデューサーが登壇し、トークショーを開催。
テレビシリーズの裏話から、夏公開の映画『宇宙兄弟#0』の最新情報まで、ファンを前にしてたっぷり語りました。今回、当日の模様を記した公式レポートをお届けしましょう!
◆ファン感謝祭イベントの模様をレポート!
本イベントには、遅い時間にも関わらず、会場は若い女性を中心に集まったファンで満席に! イベントが始まり、六太役の平田広明さん、日々人役のKENNさんらが客席の間を抜けて登壇するとファンの歓声と盛大な拍手で会場が埋め尽くされました。受賞トロフィーを手にした永井プロデューサーは「この喜びを観客のみなさんと味わいたい」と、なんとトロフィーを客席に手渡し。トークイベント中の1時間かけて会場の全員が実際にトロフィーを手にし、全員で喜びを分かち合いました。
◆登壇者たちが想いを激白!
2年間にわたるテレビシリーズを終えたばかりの渡辺監督は「テレビアニメは一旦の休憩というか、しばしのお別れ。スタッフみんな続きをやりたいと言っている。それは南波六太を月に行かせたい、二人を月で立たせたいという気持ち。スタッフ一丸となって頑張っているので期待してください」とテレビシリーズを振り返り、「物語が終わったわけじゃなく、大きなミッションの1つがフィニッシュしたばかり、まだ大きな目標に向かっているところです」と劇場版への想いを語りました。
また、平田さんは印象深かった思い出として「星出(彰彦)さんや、野口(聡一)さん、大西(卓哉)さんなどたくさんの宇宙飛行士に会えたこと。野口さんと大西さんは実際にアフレコにも参加したんですが、何年やっているんだっていうくらい落ち着いていた」と貴重な体験だったと語りました。
KENNさんは「(平田さんに)初めて会った時はあまりキャラの関わりがなくそこまで深い付き合いではなかったが、そのうち長く一緒に過ごしてすごく優しくしてもらい、兄弟と言うか家族のようなイメージ。かと思えば芝居中は本当にピリッとした空気もあって、先輩の背中をみて早く追いつかなきゃという思いで一杯だった」と平田とのエピソードを披露。
これには平田さんも「そんなに褒めていただいてなんていえばいいの?」と終始照れた様子でした。
◆気になる夏の映画の内容は……
気にになる映画の内容については、永井プロデューサーが「(ムッタとヒビトの幼少期が描かれたキービジュアルを指しながら)この絵の意味が分かると思います。この絵にはかなり大きな意味があって、きっと泣きますよ」と明かすと、監督は「けっこう言っちゃいましたね」と言いつつも、最後には「あまり多くは言えないけど、かなりいいです。小山先生も言った通り、すごくいい話になっています」と含みを持たせたコメントで会場の期待を煽りました。
◆KENNさんへサプライズケーキ登場!
また、イベントの最後には、KENNさんへのサプライズが! 24日に誕生日を迎えるKENNさんを一足早く祝おうと日々人の顔がプリントされたケーキが登場し、会場全体から「おめでとう~!!」と大きな祝福が寄せられました。
突然のサプライズに驚きを隠せないKENNさんは、会場中を見渡しながら「今日ここに立てるのは『宇宙兄弟』を応援してくれるみなさんのおかげです。また1つ年を重ねて、もっと大人らしいことができたらいいなと思いつつ、劇場版に心を込めてアフレコをしたいと思います」と感謝と劇場版への決意のコメントを伝えました。
平田さんは「ほとんどのみなさんが(テレビアニメの)最終回を見てから来てくれたということで、僕もこれから帰ってハンカチを用意して観ます。テレビシリーズは一旦の区切りですが、『宇宙兄弟#0』ではこれから誠心誠意、六太に命を吹き込みたいです」と意気込みを語りました。
このほか、原作者小山宙哉氏と、ダブル主題歌の決定が発表になったばかりのユニコーンからビデオメッセージも上映されるなどのサプライズも登場! 深夜ながら終始ハイテンションなゲストのトークに会場は大盛り上がりを見せ、8月9日の『宇宙兄弟#0』公開に向けて期待感が高まるイベントとなりました。
◆劇場アニメ『宇宙兄弟#0』 作品情報
<ここが、原点。これが、0話。>
『宇宙兄弟#0』は、原作者の小山宙哉が雑誌モーニング(講談社)での連載を一時休載し、どうしても描きたかった物語として、まったく新たに書き下ろされたオリジナルストーリー。自ら映画脚本に取り組んだ本作は、漫画でもテレビアニメでも見ることのできないストーリーでありながら、『宇宙兄弟』の本質を描く、感動のエピソードである。
小山描き下ろしのティザービジュアルには、少年時代のムッタとヒビトの姿とともに、「夢の続きを描くために、夢の原点を書きました。」というコピーが。劇場で初めて明かされる兄弟の“夢の原点”として、テレビシリーズとは一線を画す別格のクオリティで贈る、すべての『宇宙兄弟』ファンに捧ぐ第0話だ。
『宇宙兄弟#0』(うちゅうきょうだいナンバー・ゼロ)
原作:小山宙哉(講談社「モーニング」)
監督:渡辺歩
アニメーション制作:A-1 Pictures
声の出演:平田広明、KENN ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
★8月9日(土)より全国ロードショー!
>>アニメ映画『宇宙兄弟#0』公式サイト