梶裕貴さんが、バトー役に挑戦!!! FROGMAN版「攻殻機動隊ARISE」の最終回がいよいよ公開! 上坂すみれさん&梶裕貴さんによるキャストインタビュー
バランス栄養食「カロリーメイト」×FROGMAN監督(『秘密結社 鷹の爪』など)によるパロディアニメプロジェクト「チャンネル5.5」シーズン2『攻殻機動隊ARISE』。
草薙素子の仏頂面が原因で9課が“同好会”にまで降格させられてしまう「降格機動隊」や、筆記試験の最中に素子が電脳ネットワークを通じて堂々とカンニングする「こう書く機動隊」など、日本が世界に誇るSFアニメの金字塔を、やりたい放題にぶっ壊してきたFROGMAN版『攻殻機動隊ARISE』ですが、6月18日(水)11時より、公開される最終話『攻殻機動家族』では、素子とバトーが子持ちの夫婦、という禁断のパロディに挑戦します。
バトー役には大ヒット作『進撃の巨人』のエレン役などで知られる超人気声優の梶裕貴さんを起用!
エレンをはじめ、アリババ(『マギ』)、シトロン(『ポケットモンスターXY』)など少年役のイメージが強い梶さんにとって、レンジャー上がりのオッサンであるバトーは少々“バランスが悪い”キャスティング。
FROGMANが仕掛けた、史上最大級の「声優アワード受賞者の無駄遣い」、そして梶さん入魂の「ゆとりバトー」の暴れっぷりは、ぜひアニメ本編でお確かめください!
今回は草薙素子役の上坂すみれさん、バトー役の梶裕貴さんのキャストコメントも合わせて紹介します!
──まずは全4話のアフレコを終えた感想をお願いします
上坂すみれさん(草薙素子役/以下、上坂さん): これまでに、素子が海老になっていたこともあったので、最終話では人間として出演できて、まずはほっとしました(笑)。今回はバトーも出演していて、初めは「今までで一番“攻殻”っぽいのかな?」と思いましたが、実際に台本を読んでみると素子とバトーが夫婦という、これまでで一番“パラレルワールド”な設定となっていて、最後まで不思議な気持ちで収録していました。同人誌ではそういうお話もあるかもしれませんが(笑)。でもバトーは優しいので、きっといいお父さんになると思います。
──シリーズを通して収録をしてみて、FROGMANさんの印象は?
上坂さん: お会いする前は、勝手に「オレのエンターテイメントを傷つける奴には、全員制裁を喰らわす!」みたいな、“超スーパークリエイター”という印象を持っていたのですが、実際はアフレコ中に私以外のセリフを演じていただけたり、その場ですぐに演技指導をしていただいたりと、とても優しく懐の深いお方だと感じました。さすがは二児のパパです。
──これまででお気に入りのシーンは?
上坂さん: 3話「こう書く機動隊」で、素子が“前髪切り放題”に食いつくシーンが好きです。このシリーズでは、4話とも素子の設定がバラバラなのですが、なぜか「前髪ネタ」だけは共通していて(笑)。確かに、前髪ってちょっと変わっただけで重大な支障をきたしたりするので、「ああやっぱり素子も乙女なんだな」と可愛く思いました。私も、“前髪切り放題権”があったら喜んでしまうと思います(笑)
─―今後、チャンネル5.5でパロディして欲しい作品は?
上坂さん: 『魔太郎がくる!!』とかどうでしょう。魔太郎がいじめっ子に対してひたすらカロリーメイトを食べさせて復讐するお話とか。スポンサーさんに怒られそうですが(笑)。
─―最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします!
上坂さん:みなさまご存知の通り、パロディ版の素子は結構ぶっ飛んだ設定が多いのですが、良い意味で「外面はクールだけど、中身は面白い」ところが見どころだと思います。私自身このシリーズに出演してから、『ARISE』本編を見ていても、「このカッコいい草薙素子も実は裏では『攻殻』の字が分かってないのかも知れない」などと思うようになってしまいました(笑)。みなさんにもぜひ、そういう目線で素子を愛でていただければ嬉しいですね。
─―まずはアフレコを終えた感想をお願いします
梶裕貴さん(バトー役/以下、梶さん):あっという間の、嵐のような収録でした(笑)。とてもテンポが良く、テンションも高く、楽しく収録させて頂きました。
─―バトー役のオファーを受けた時、どう思いましたか?
梶さん:……正直、最初はお断りしようと思いました(笑)。原作は日本のアニメーション文化を作り上げてきた名作で、すでに大勢のファンがいらっしゃいますし、大先輩方が演じてきたバトーという役を、僕なんかがやらせていただいて良いのだろうかと悩みました。でも監督から、“バランスの悪い”キャスティングがひとつのテーマだとお伺いして、開き直って思いっきり演じさせて頂きました。
─―収録が始まって、梶さんが第一声を発した瞬間からミキサールームでは爆笑が起きていましたが、今回の役づくりの方針は?
梶さん:とにかく、元のバトーのイメージとのギャップを出そうと、生活感丸出しな、現代的な若者の声を意識しました。「平成バトー」というか「ゆとりバトー」というか(笑)。
─―FROGMAN監督の印象はいかがでしたか?
梶さん:今回初めて一緒にお仕事をさせていただいたのですが、これまでにテレビCMやインターネット、映画館など色々な場所で作品を目にしていたので、お会いできて感動しました。そして想像していた以上に、お声がきれいなバリトンボイスで驚きました(笑)。FROGMANさんはアニメをお一人で作られていて、声の方でもたくさんのキャラクターをご自分で演じていらっしゃるということで、「一体どんな方なんだろう?」と思っていたのですが、実際にお会いしてみると、とても気さくで、クリエイティブな方なんだなという印象を受けました。
─―今後「チャンネル5.5」でパロディしてみたい作品は?
梶さん:今回の『攻殻機動隊ARISE』のインパクトが相当大きいので、これを超えるのはなかなか難しいと思いますが、「本編とのギャップ」という意味では、僕も出演していた『進撃の巨人』のパロディをぜひ観てみたいですね(笑)。
─―最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします!
梶さん:まずはひと言、「すみませんでした!」(笑)。原作とのかけ離れぶりに、ふざけているように聞こえるかも知れませんが、誠心誠意、魂をこめて演じさせて頂きました。今回は“パロディ”ということで、皆様、どうか気を悪くされないように、肩の力を抜いて思いっきり楽しんでください!
■「チャンネル5.5」 について
チャンネル5.5」とは、5チャンネルと6チャンネルの間に存在する、謎の独立系テレビ局。視聴するにはリモコンの5と6を同時に押す必要があるため、その存在は殆ど知られておらず、都市伝説として語られるほどである。そんなイリオモテヤマネコ並に目撃例の少ない放送局であるから、当然スポンサーも付くことが稀だが、個性的な局員達により数々の独創的な番組が生み出されている。一体誰が、何の目的で開局したのか?そして誰が見てんだ、こんなチャンネル? この物語は、そんなチャンネル5.5の尋常ならざる日常と苦闘を描く、エキセントリック業界物語である。シーズン1は人気漫画『金田一少年の事件簿』とコラボ。今回のシーズン2では『攻殻機動隊ARISE』とのコラボが決定した。
■「攻殻機動隊ARISE」 について
『攻殻機動隊ARISE』とは、世界中から熱狂的な支持を集めるSFアニメの金字塔『攻殻シリーズ』の最新作。原作漫画の『攻殻機動隊』(士郎正宗)は、押井守監督の劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、神山健治監督のテレビ版アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』など、すでに様々な形で映像化。本作では、公安9課設立前に草薙素子が所属していた501機関をめぐるストーリーが描かれる。全4部構成となっており、すでに第一部、第二部が公開。原作の誕生から25周年を迎えた今年、第三部となる「border: 3」が公開予定。
「チャンネル5.5」 シーズン2 第4話 『攻殻機動家族』
【公開日時】 6月18日(水)11時
【公開URL】 http://youtu.be/uYC28PqLOno
【出演】 草薙素子:上坂すみれ/バトー:梶裕貴/その他:FROGMAN
【監督・脚本】 FROGMAN
【制作】 DLE
>>チャンネル5.5 公式サイト
>>攻殻機動隊ARISE公式サイト
>>攻殻機動隊25周年Anniversaryサイト