実写映画『バクマン。』のジャンプ編集者&漫画家のキャストが決定! 各キャストのコメントも到着!
2015年に公開予定の実写映画『バクマン。』。佐藤健(真城最高役)&神木隆之介(高木秋人役)の脇を固める超個性派ジャンプ編集者&漫画家の追加キャストが発表された。
主人公・最高が漫画家を目指すきっかけとなった、叔父で漫画家の川口たろう役に宮藤官九郎。最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲役に山田孝之、そんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役にはリリーフランキーの3名に決定。
各キャストのコメントも合わせて紹介。
■ 宮藤官九郎(川口たろう役)
僕、漫画家や作家、あと死んじゃう役が多いんですけど、そういう意味では今回、得意中の得意の役どころだったので、いかに生命力の無さの引き出しをいっぱい持っているかを見せたいなと思って演じました(笑)。
漫画家役は、2度目なんですけど、漫画を描く手元は違う人がやるんだろなって思っていたんですけど、基本は自分で描くという事だったので、練習はすごくやりましたね。撮影現場では、漫画家役を演じるよりも、漫画をひたすら一生懸命描いている時の方が、きっとより漫画家に見えているんだろうなと思って、なるべく今本番だとか意識しないように心掛けて演じてました。
川口たろうという人は、不器用な感じで漫画しかないままの一生だったんですけど、自分なりの美学を持って生きていた人なんだろうと思います。漫画家も作家も、物を作っていくという所では共通する部分があるので、演じていてそういうところは好きでしたし、自分でもそうありたいなって思います。映画『バクマン。』是非、ご覧ください!!
■ 山田孝之(服部 哲役)
服部は、感情がとても静かに、でも大きく変化するキャラクターです。最初、作品を持ち込んできた最高と秋人の二人の作品に対して、編集者として大して思い入れもなく、そっけない冷たい感じになっていますが、そこから徐々に彼らの作品が認められていくことを自分のことのように喜ぶようになっていきます。
才能を秘めた二人の漫画家と一緒に成長していく喜びに加え、自分の担当ではない天才漫画家“新妻エイジ”という存在に対するライバル心が服部にもあって、より二人と共に頑張ろうという気持ちを強くしていったんだと思います。演じるにあたっては、感情の変化を物語の序盤から終盤に掛けて表情や口調などで微妙なニュアンスをつけるよう心掛けました。また、実際にジャンプ編集部に見学に行かせてもらって、服部のイメージを持った編集部の方と喋ったり、他の方と喋っている様子を観察するなどして、編集者の目線の置き方や間などを自分なりに参考にしました。今回、面白い原作を、共演してみたかった俳優陣と大根監督と一緒に仕事ができて本当に良かったです。
■ リリー・フランキー(佐々木編集長役)
僕が演じた佐々木は、最高と秋人の二人が成長していく過程を、ジャンプの編集長として見守っていく役どころ。実際にジャンプの編集長や編集部の方にもお会いしたときに感じた、独特の「修羅場をくぐり抜けてきた感」というか、どこか血の気が少し抜けているような雰囲気を出せるよう心がけました。それから細かな部分ですけど、編集長だからといって偉そうにしすぎない、かといって軽すぎない、二人に対してあんまり優しすぎないようにとか、演じる上でそのあたりのバランスもなかなか難しかったですね。
あと僕は編集部にいるシーンが多いので、なるべく編集会議のところが面白くなればいいなと思いましたね。みんなとワイワイやって悪ふざけが通用するようなシーンって、あそこぐらいしかないんじゃないかと思って(笑)。完成した映画は、原作の魅力をリアルに描き出している作品になっていると思います。
【STORY】
高校生の真城最高(ましろもりたか)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの日々を送っていた。最高の叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうであった。だが結局は連載打ち切りとなり、その後叔父は過労により亡くなった。そのことが最高の心に暗い影を落としていた。
ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで漫画原作家志望の高木秋人(たかぎあきと)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保(あずきみほ)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。
最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。編集者の服部に見出され、ようやく光明が見えてきたとき突然ライバル――新妻エイジが現れる。弱冠17歳で手塚賞入選を果たした天才・エイジは瞬く間にジャンプ連載を決めて遥か先を走り始める。そして次々と現れる新進気鋭のライバルたち。
はたしてふたりはジャンプ連載を勝ち取ることができるのか!?
>>映画『バクマン。』公式サイト