鈴村さんと神谷さんが初の番組本『仮面ラジレンジャー大百科』を語る

鈴村健一さんと神谷浩史さんが、初の番組本『仮面ラジレンジャー大百科』の魅力を大いに語る!

 文化放送で毎週金曜24時30分から大好評放送中の、特撮の・特撮による・特撮のためのラジオ『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』。昨年12月には、初の番組本「東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー 大百科」発売!
 この番組本では、パーソナリティの鈴村健一さんと神谷浩史さんの巻頭グラビアや、特別インタビュー、『ラジレンジャー』番組スタッフ座談会、番組ロケの密着ルポや、「仮面ライダーGIRLS」GO!特別座談会など、盛りだくさんの内容となっています。

▲左から鈴村健一さん、神谷浩史さん

▲左から鈴村健一さん、神谷浩史さん

 そして今回、改めて鈴村さんと神谷さんのインタビューが行われ、発売した番組本について語ってくれました。2人の熱いインタビューの模様をお届けしましょう!

◆鈴村健一さん・神谷浩史さんの公式インタビューを公開!

──初の番組本『仮面ラジレンジャー大百科』発売おめでとうございます。放送開始から現在まで、2年以上にわたる番組の要素がギュッと凝縮しているこちらの本、初めて手にされたときの感想からお願いします。

神谷浩史さん(以下、神谷):なんかね、急に出来たよね。

鈴村健一さん(以下、鈴村):そうだね。最終的な中身のチェックをしたんですが、その後すぐ、じゃあこれを印刷所に回します的な事を言われてね(笑)。

神谷:チェックしてから本になるまでの期間が、すぐでした。

鈴村:番組収録の日に、本のオビに入れるコメントを出してって言われたね。

神谷:それが、もう「今すぐ下さい」ってね。えっ、今すぐ? どのタイミングで? って尋ねると「今です!」って(笑)。

鈴村:そうしたら、翌週には本が出来ていた(笑)。

神谷:製作期間って、そんなに長くなかったはずなんですよね。

鈴村:そんな中で、こんなにボリュームたっぷりの本ができたなあ、と思いました。

──内容は、これまでの番組で特に印象的だった2度の「ロケ回」(東映ヒーローワールド回、「KAMEN RIDER THE DINER」・カラオケ回)のグラビアページや、2013年、2014年それぞれの公開録音イベントレポートをはじめ、ゲストトーク、こねたまつりといった番組の傑作コーナー再録など、盛りだくさんでしたね。

鈴村:手に取ったとき思ったのは、これは自分が関係していなくても即買ってしまうタイプの本だと(笑)。番組の内容も詰まっているんですけれど、東映特撮テレビ作品の「年表」や「東映特撮ヒストリー」「作品解説」といったデータベース的な側面もあって、東映特撮のおいしいところが入っているいい本です。

神谷:立派な本だと思いましたね。作っている最中に僕らが目にしていたのは、インタビューをはじめ自分たちが関わっている部分だけだったでしょう。全体がどういう風になっているか、想像もつかなかったんです。僕らのインタビューだけでこのページ数が埋まるわけではないだろうから、どうなるんだろう? ってね。

鈴村:どのページも濃厚で、読み応えがあったね。

神谷:完成した本を読んだとき、こういう本作ってもらってよかった! と思いました。ラジオ番組本って、難しいんですよね。ラジオってわりとクローズなものですから、番組を聴いている人たちしかわからない内容だったりすると、それ以外の人たちからは抵抗感を持たれかねないと思うんです。ところがこの本は、ラジオ番組の本ではありますが、どちらかというと真正面から東映特撮そのものに向き合って作られている。特撮に対する愛情が深いって、本当に感じましたね。


──鈴村さん、神谷さんのファンの方にとっては、ロケ回でとんでもなく楽しそうにされている姿など、お2人のビジュアルがふんだんに収められているのも大きなセールスポイントだと思います。特に、撮り下ろしの巻頭グラビアでは、キメキメのヒーローポーズが鮮烈な印象を残しました。

鈴村:ヒーローの決めポーズについては、僕は他の雑誌記事などでもよくやるんですよ(笑)。今回、マフラーをフワッとひるがえした写真があると思うんですが、この「フワッ」は、長年こういったポーズを取り続けてきた僕ならではのものだと自負しています。

神谷:マフラーの「フワッ」感によって、写真に動きが出るんだよね。

鈴村:これはどうやって撮影しているかというと、機械で風をおこしているとかではなくて、単純に僕が手で持ってフワッとさせているんです。アナログです(笑)。

神谷:よく雑誌のグラビアとかだと、風を起こす効果の方がいらっしゃるけど。

鈴村:この本のときはいませんでした。それでいて、風があるかのように見せる……。これが出来るようになったのは、ひたすら特撮ヒーローが好きだから!

神谷:あと、カメラマンさんの腕だよね~。

鈴村:そうです。カメラマンと息を合わせて、「はい行きまーす!」「せーの、(マフラーを)バサッ!」と(笑)。グラビアページでは、そこに注目してほしいです。

神谷:僕の場合、幼少のころ空手を習っていましたので、ポーズを決めるときにその経験が役に立っているかもしれません(笑)。

鈴村:立ってる立ってる! 


──本のなかでオススメなコーナーがあったら教えてください。

鈴村:「東映こねたまつり」の再録コーナーなんて、いいですね。昔、よくあったラジオ番組本って、こんなノリでしたよね。往年の……というか、いまどきあまりやらない「ネタ本」になっている感じが好きです。改めてネタの数々が本になったことで、この番組でこういうことができるんだなあ、と感心した部分です。

神谷:本にネタとラジオネームが掲載されているので、リスナーさんのいい記念になっているといいなー。

鈴村:この本には、番組でのトークがそのまま再録されているところがあるでしょう。たとえば番組を聴いたことがなくて本を先に読んだ人が、こいつら実際にはどんな風に喋ってるんだろう……なんて思ってくれたらいいなと。喋りになると、僕たちの「間」とかが加わりますから(笑)、番組を聴いていただければ、独特の「共有感」みたいなものが生まれると思います。

神谷:それって、いい「ラジオ本」のパターンだよね。

──ラジオ番組本であり、声優本であり、特撮本でもある本書は、書店さん的には「声優コーナー」「特撮コーナー」など、どの場所に置いていいかちょっと困ってしまう本かもしれません。番組では「ラジレンジャー大百科が、書店のこんなコーナーに置かれていた」という報告をリスナーさんから集めていましたね。

神谷:僕が書店で見かけたときは、ちゃんと特撮本が並んでいるコーナーに置かれていました。

鈴村:こんなコーナーに置いていました、っていうメールをいくつかもらいましたけど、いちばんヘンだったのは「趣味・実用」の棚に置かれてたってやつ(笑)。

神谷:「大百科」という文字を読んだ店員さんが、百科事典だと思い込んだのか(笑)。

鈴村:本に関してのメールの中に「自分の知らないヒーローのことがたくさん書かれていて勉強になりました」ってのがあったけど。

──東映特撮への「愛」が強いリスナーさんたちにも、ご好評いただいている『ラジレンジャー大百科』ですが、番組も好調ですし、もしかしたら第2弾も出せるんじゃないかな? と期待しているんですが。

神谷:出てほしいですし、出るんじゃないか? と思いますね。

鈴村:次はどんな企画を入れ込もうか、考えるだけで興奮しますね。今度は「ラジレンジャーロボ」を付録につけようよ(笑)。

神谷:ロボだったら、合体ロボにしよう。

鈴村:ジェットケンイチとグランヒロシ!

神谷:『宇宙鉄人キョーダイン』かよ!

神谷:まず「ラジレンジャーロボを作ろう」という企画を立ち上げて、こんな機能がほしい、こんなデザインがいいと、みんなでアイデアを出し合ってみるというのもいいね。

鈴村:やりたいね~。

神谷:その後、玄田(哲章)さんにナレーションをやってもらって、音だけCMを作るんだ。

鈴村:それか! CMも作ったんだから、もう実際に(商品を)作るしかねえぞと。外堀を埋める作戦だな(笑)。

神谷:なんだろう、この「東映公認」でありながら「非公認」な感じは(笑)。

鈴村:ロボを作るなら、ペーパークラフトでもいいぞ!

神谷:『てれびくん』や『テレビマガジン』で付いてるようなやつね。じゃあ「大百科」の第2弾には、巻末にペーパークラフトを付けよう(笑)。

鈴村:いいね~。それに加えてCDも付けたい!

神谷:『緊急発信!ラジレンジャー』(番組テーマソング)を作ってくださった渡辺宙明先生がゲストで来られたとき「今度は戦闘テーマを作ろう」と話してくださったから、新曲を入れたCDを付けて。

鈴村:ロボにCD……、もう「本」じゃねえよ(笑)! そうしたら、おしゃれなバックとかソフビフィギュア、えい、Gロッソの入場券も付けちゃおう(笑)。

神谷:なんだかわからないものになってしまう(笑)。でも、紙の付録だったら実現性あるよねえ。


──それでは、番組のファンでありながらも、まだ『ラジレンジャー大百科』を読んでいないという方に対して、購入の決め手となる「一押し」をお願いしたいと思います。

鈴村:まさしく「仮面ラジレンジャー」の「大百科」と呼ぶにふさわしい本です。僕が番組の中で喋っていたことに関して「鈴村はネタや妄想で喋ってるんじゃないか」なんて思っている人が、もしかしたらいるかもしれません。しかしこの本を読めば「ああ、真実(リアル)だったんだな」と納得してくれる(笑)。番組の答え合わせが出来る本、言うなれば参考書みたいなところがありますね。この本を読みながら番組を聴いてもらえると、何倍も楽しめますから、ぜひ買ってください!

神谷:ラジオはラジオ、本は本で楽しめると思いますが、それが合わさったときにはもっと楽しいものになるんじゃないかと思っています。僕らの少年時代には、深夜ラジオの番組本、ネタ本がたくさんありました。最初は「なんだこれ」みたいに思っていたのが、番組を聴きながら読むとすごく面白い。うわ、この常連さんのネタすげえな、とか(笑)。本と一緒に聴くことによって、いっそうラジオが好きになるんじゃないかと思います。


──1月には、昨年の公開録音イベントの模様を収録したDVD『ラジレンまつり2014』も発売されていますね。こちらのDVDの見どころも教えてもらえますか?

鈴村:すごいDVDになりましたよ。この番組ならではと言えるのが、『キカイダー01』の1エピソードをまるまる流しながら僕らがコメントを入れる「生オーディオコメンタリー」のコーナーができたことです。

神谷:通常のコメンタリーではなく、お客さんがいる中での生収録ですから、僕らの予想だにしない方向に話が行ってしまったらどうしようとか、そういう緊張感の下でやっていました。そうとうウケるか、そうとうスベるかのどちらかだと思い、僕も健一くんも異常なまでに神経をとがらせて本番に臨みました。

鈴村:そうだったね。

神谷:喋っているうちにコメントすべき場面が過ぎてしまうとか、コメンタリーではよくあるんですが、あのときはちゃんと、お客さんに対して「次に出てくるこの場面に注目ですよ」という部分を的確に示すことができたんじゃないでしょうか。

鈴村:僕が大好きな『キカイダー01』という作品を、今まで観たことのない人たちにも楽しんでもらいたいんです。40数年を経たことでユルくなってしまっている部分だけじゃなく、放送当時からすでに「笑い」を取りに行こうとしている箇所が、『01』にはいくつかあってね(笑)。

神谷:みんなと一緒に東映特撮のエピソードを1本まるごと観ながら喋る、という機会はそうそうないですから、またやりたい企画です。

鈴村:串田アキラさんに来ていただいたライブパートも盛り上がったねえ。

神谷:僕らも一緒に歌わせてもらった『太陽戦隊サンバルカン』主題歌には感動しました。
鈴村:あれは凄かった~。ぜひDVD「ラジレンまつり2014」も多くの特撮ファンの方たちに楽しんでもらいたいですね。

◆番組本詳細

●タイトル:東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー 大百科
●出版社:扶桑社
●発売時期:2014年12月19日(金)
●販売価格:¥1,800+税
●販売:全国アニメイト、文化放送インターネットショップ「超!A&Gショップ」、東映インターネットショップ「東映ヒーローネット」等

◆ラジオ番組概要

▲鷲見友美ジェナさん(仮面ライダーGIRLS)がアシスタントに登場した第116回より

▲鷲見友美ジェナさん(仮面ライダーGIRLS)がアシスタントに登場した第116回より

●番組タイトル:東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー
●出演者:鈴村健一、神谷浩史、KAMEN RIDER GIRLS
●放送時間:
 文化放送 ※関東ローカル(一都六県)毎週金曜24時30分~25時00分
 ラジオ福島 毎週日曜24時00分~24時30分
 ラジオ大阪 毎週木曜24時00分~24時30分

>>ラジオ『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』公式サイト

(C)東映AG・東映・文化放送
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