入港歓迎式では「艦これ」の曲も!? 護衛艦「ちくま」&巡視船「あかぎ」が一般公開されたので、がっつりとフォトレポートしてきました。
7月11日、12日(土、日)、茨城県大洗町大洗港にて「海の月間 艦艇公開in大洗」が行われました。
このイベントでは大洗港にて、海上自衛隊・護衛艦「ちくま」と、海上保安庁・巡視船「あかぎ」の艦艇がなんと一般公開! さらに大洗といえば「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の聖地として知られていますが、今回は海上自衛隊、海上保安庁、赤十字社とのコラボも行われました! 港では他にも、陸上自衛隊の装備提示のほか、様々な催しや展示物を見ることができたり、屋台や物販もあり、自衛隊の方々と楽しく触れ合えるイベントになっていました。今回は、その模様と公開された艦艇の様子をお届けしちゃいますよー!
■護衛艦「ちくま」の見学には、長蛇の列!
午前には護衛艦「ちくま」の入港歓迎式が行われ、陸上自衛隊音楽隊による演奏も披露されました。ここではなんと、アニメ「艦これ」のオープニングテーマである「海色」とエンディングテーマ「吹雪」が演奏されました。そして、午後から一般公開となった「ちくま」ですが、いざ公開の時間となると、港の端から端まで長い列が出来るほどの大盛況! 見学では、船上をぐるりと一周し、数々の兵装を目の前で見学したり、隊員さんたちによる武装の解説を聞かせて頂けました。さらに、主砲の前では砲弾を手に持たせて頂いての、記念撮影を行うこともできたんです! みなさん、普段見る事のできない護衛艦の細部や、搭載兵装を目の前でじっくりと眺めていました。
主砲である「62口径43ミリ単装速射砲」は、1分間に80発以上も撃てる優れもの。砲身の先は銀の輝きが非常にまぶしくカッコイイ! 点検用である後部ハッチが解放されていて、中を見ることもできました。球体部分はFRP製で出来ているので、触ってみるとすごく軽い感じでビックリです! さらに、「高性能20mm機関砲(CIWS)」をこれでもかというほど、間近で見れて大興奮!! 最終防衛ラインであるこの兵装は、基本的には対艦ミサイル迎撃用の兵装でして、なんと毎秒100発以上の弾丸を全自動で撃ってくれるすごいヤツ。姿かたちはカワイイ系だというのに、近くで見ると、弾倉についたうねった装弾ベルトに惚れ惚れしちゃいます! 他にもアスロック、魚雷、ハープーンなど、様々な兵装を直に見ることができました。中でも人気だったのは、やはり主砲ですね。触ったり撫でたり、中を見ることができるのと同時に、砲の近くは広々としていたので記念撮影にもバッチリでした。
■巡視船「あかぎ」の前には、西住殿とアンジーが!
この夏の海開きシーズン前には、海上保安庁とガルパンがコラボ! 海の緊急通報ダイアル「118番」をもっと広めたいと、コラボポスターやチラシが作成されました。そして、今回のイベントでは 茨城海上保安部所属である巡視船「あかぎ」の船内一般公開と共に、「西住みほ」と「角谷杏」のパネルが「あかぎ」の前に置かれていたのです! 大人気のパネルを前に、保安官のお姉さんが「撮影に夢中で海に落ちないでくださいね」と、優しい呼びかけをしていたのが非常に心に残りました。
巡視船「あかぎ」ですが、こちらの船内公開にも希望者の大行列! 大洗の海上を見守る「あかぎ」の人気ぶりがうかがえます。船上では、船の外側を半周し、ボートや堪能したあとは、なんと内部の見学も可能! 操舵室や内部の通路など、さらに保安官さん達が生活しているようなスペースまで見学させて頂くことができました。「あかぎ」は小柄なので、階段もほぼハシゴ状態だったり、回るだけでも少々苦労するような狭さだったのですが、保安官さん達は内部をスルスルと移動できるとのこと。頼りになりますね! みなさん、海で困ったら「118番」ですよ!
■陸上自衛隊の展示に、ガルパン献血道も!
会場にはなんと、陸上自衛隊の装備品も展示! 87式偵察警戒車や、96式装輪装甲車、94式水際地雷敷設装置、ペトリオット(PAC3)一式などを見ることができました。また、ジープやバイクなども展示され、車両に子供が乗せてもらえたり、海上自衛隊の方が陸上自衛隊の方と記念撮影していたりと、市民だけでなく隊員さん同士のふれあいを感じることができました。時にはハッチを開閉させたり、砲塔を動かしてくれたりと、サービス精神満点の自衛隊さんたちに敬礼!
また2013年にスタートした、茨城県赤十字血液センターとガルパンのコラボキャンペーン。この会場でも献血バスが配置され、献血に協力された方には特製クリアファイルが配布されたようです。バスの近くには、なんと今回初公開となる、描き下ろしのパネルも展示! ナース姿のあんこうさんチームに、思わず献血に協力したくなっちゃいます~!
最後になりますが、会場には「南極の氷」が展示されていまして、真四角の氷がドスンと置かれており、氷を触らせて頂けたり、自衛官さんの氷にまつわるお話を聞くことができました。実際に触ってみると、気泡が弾けるシュワシュワとした不思議な感覚が指先に伝わり、新感覚を味わえます! イベント開始時に見た南極の氷ですが、イベント終了時にもお邪魔させて頂くと、なんと氷は猛暑の中だというのにまだ残っていたのでビックリです!
他にもガルパングッズや自衛隊グッズの物販ブースや、地元商店街のみなさんによる屋台やお土産屋さんなどもあり、とにかく大盛況! 自衛隊のみなさま、海上保安庁のみなさま、そして大洗のみなさま、とても暑い中、お疲れさまでした!