『がっこうぐらし!』第9話アフレコ後の加藤英美里さん公式インタビュー到着! 華やかな水着回、太郎丸視点でみてみると……
現在、絶賛放送中のTVアニメ『がっこうぐらし!』(芳文社「まんがタイムきららフォワード」にて好評連載中)。このたび、第9話「きゅうじつ」アフレコ終了後の公式キャストインタビューが到着しました。
今回焦点をあてるのは学園のマスコット的存在、犬の太郎丸。水着回というサービス回でありながら、太郎丸視点からの物語を、キャストの加藤英美里さんが語ってくれています。早速ご紹介しましょう♪
◆アフレコ終了後の太郎丸役・加藤英美里さんインタビュー公開!
──公式サイトに掲載されている座談会でも話題にのぼりましたが、加藤さんは実際にアフレコが始まるまで、原作の内容をご存知なかったそうですね。
加藤:はい、アフレコで内容を知って、すごく驚きました。ただこの第9話の収録中に監督から、これから先の太郎丸のストーリーについて伺っちゃったんです。ネタバレにならない程度に、ふわっとした感じではあるんですけど。
──なるほど(笑)。
加藤:なので、太郎丸に関しては「そういうことがあるんだな」と、なんとなく察した状態ではあります(笑)。
──この第9話は、このところのシリアスな展開から一転、学園生活部がプールで遊びという、いわゆる水着回(笑)でしたね。
加藤:そうですね。みんな楽しそうに遊んでたんですけど、なんというかこう、逆に不安になりました(笑)。あまりにも楽しそうだとかえって、これが「輝かしい思い出」みたいなことになるんじゃないか、みたいな気持ちになっちゃうんですよね、『がっこうぐらし!』の場合は。
──その気持ちはわかります(笑)。
加藤:前フリっぽい感じに思えてしまうという……。ただ、演じているときは本当に楽しかったですね。ゆきちゃんが率先して始めた水遊びに、太郎丸も一緒に参加できて。しかもみなさん、アドリブをたくさん入れていたので、そういう意味でも楽しかったです。
──太郎丸は、学園生活部のマスコット的な立ち位置なわけですけども、加藤さんはどういったところに気をつけて演じていらっしゃるんでしょうか?
加藤:そうですね……。太郎丸とあの4人がつくる、学園生活部の空気というものがあると思うんです。そのあたりはやっぱり意識しますね。たぶんみんなが不安を抱えている状況ではあるんですけど、それをちょっと拭ってあげるような鳴き声だったり、あるいは少しほんわかするような空気。そういうものが作れたらいいな、と。
──太郎丸にはシリアスな空気を変える、ムードメーカー的な部分がありますよね。
加藤:真剣な話し合いの途中で、こう、ひと声鳴いたり(笑)。シリアスな話が続いているときに、パッと太郎丸が出てくると「あー、ちょっとホッとするな」って、そういう感じが作れるといいな、と思っています。
加藤:今回はやっぱり、太郎丸が美紀に懐く場面ですね。いままでは美紀が太郎丸に触ろうとしても、なかなか触らせてくれなくて。プイッとそっぽを向いちゃうことも多かったんですけど、今回はついに、CDプレイヤーをきっかけに、太郎丸が少し美紀に心を許すというか……。彼女を慰めるシーンがあって、距離がグッと縮まるんですよね。たぶん美紀も嬉しかったと思うんですけど、演じている私も「あーっ、やっと美紀に懐ける!」と思って(笑)、嬉しかったです。
──ようやく心を許した感じがあった。
加藤:やっぱり美紀にだけ冷たいというのは、演じている私自身にも、心苦しいところがあったので(笑)。これは私の解釈なんですけど、美紀がずっと大事に持っていたCDプレイヤーを見て、太郎丸も「あれは圭の持ってたCDプレーヤーだ」って認識したんだと思うんです。美紀はいまでも圭のことを忘れてないし、今でも大事に思っている。その心情を太郎丸も、ようやく理解したというか。実際のところはわからないですけど、「許してやろう」と思ったんじゃないかな、と思うんです。
──そうやって考えると、結構、太郎丸は頭がいいですよね。
加藤:そうですね! 意外と場の空気も読むし、鳴き声も本当に会話しているみたいだし(笑)。太郎丸は結構、表情が豊かで、みんなを和ませたかと思えば、その場を乱したりとか……。人間らしいところがあったかと思うと、犬っぽい部分もしっかりあって、その落差が演じていて楽しいです。
──なるほど。もしこの世界に放り込まれたとしたら、加藤さんはどんな行動をすると思いますか?
加藤:私はたぶん、生きていく希望が持てないと思うので(笑)、自分から噛まれに行っちゃうかもしれません。
──諦めちゃう方なんですね(笑)。
加藤:諦めちゃうかもしれないですね。「いつ襲われるかわからない」という、恐怖とかプレッシャーに耐えられないと思います。なので、学園生活部の4人は、本当に「強いな」と思いますね。
──じつはこの質問、ほかの出演者の方にも伺っているんですが、結構、諦める人が多いんです。
加藤:あっ、そうなんですね!?(笑) 希望がどこかで見い出せればいいと思うんですけど、このままの状態だと学校から出ることさえ難しいじゃないですか。なので、うーん……。やっぱり諦めちゃうと思います(笑)。自分だけ生きててもしょうがないですしね。
──なるほど。少し話は変わりますが、今回は学園生活部の4人がプールで遊ぶエピソードでした。加藤さん自身、「プール」と聞いて思い出すことはなにかありますか?
加藤:じつは私、小さい頃から、ずっとスイミングスクールに通ってたんです。なので、水泳は得意な方なんですけど、幼稚園のときに先生からもらったメモというのがあって……。
──メモですか?
加藤:出席手帳というか、幼稚園に行ったときにシールを貼ってもらう手帳があったんですけど、月の最後には先生からコメントをもらえたんです。で、たぶん8月のコメントだったと思うんですけど、幼稚園でプール開きがあったらしくて、「英美里ちゃんが率先してプールへ飛び込んで、そのあとみんなが英美里ちゃんに続くように飛び込んでいきました」と書かれてたんです。
──あはは(笑)。
加藤:「あっ、そんなことがあったんだ!」と(笑)。記憶にはないんですけど、子供の頃の自分がよくわかるなって。
──意外と活発なタイプだったんですね。
加藤:そうですね。結構、三輪車の取り合いとかもしてたみたいで(笑)。幼稚園の頃は暴れん坊だったみたいです。ただプール自体が好きで、きっと「私は泳げる!」って、自慢したかったんでしょうね(笑)。
──第9話でいくと、くるみタイプですね。
加藤:あー、そうですね! もう、率先して飛び込むタイプ(笑)。今でもたまに、泳ぎにいったりします。
──では最後に、これからの展開で期待をしているところを。
加藤:太郎丸の最後のカットが気になるんですけど、じつはそこについては監督に聞いてしまったので……(笑)。それとは別にお話全体でいえば、やっぱり解決策がきちんと見つけられるといいなと思いますね。ここまで頑張って生き延びてきたので、学園生活部のみんなには、最後まで生きていてほしい。このあとは誰も死んでほしくないなと思います。
◆TVアニメ『がっこうぐらし!』とは?
学校で寝泊まりする“学園生活部”の4名、ゆき、くるみ、りーさん、みーくんは、今日も元気いっぱい活動中!詳細は公式HPをチェック!
TOKYO MX、サンテレビ、BS11、AT-Xにて毎週木曜TVアニメ放送中!
コミックス1~6巻発売中!
◆Blu-ray&DVD第1巻 9月26日(土) リリーススタート!
【初回限定特典】
★千葉サドル描き下ろしスリーブ&飯塚晴子描き下ろし特殊パッケージ仕様
★イベントチケット優先販売抽選申込券 昼の部(夜の部の申込券は第2巻に封入)
会場:ディファ有明
日程:2016年2月6日(土)
《昼公演》13:30開場/14:30開演/16:30終演予定
《夜公演》17:00開場/18:00開演/20:00終演予定
出演キャスト:水瀬いのり、小澤亜李、M・A・O、高橋李依、茅野愛衣、加藤英美里
出演アーティスト:学園生活部(水瀬いのり、小澤亜李、M・A・O、高橋李依)、黒崎真音
★書き下ろしドラマCD
「夢に砂糖をひとさじ、ふたさじ」収録
監修:海法紀光(ニトロプラス)、脚本:東出祐一郎
出演:水瀬いのり、小澤亜李、M・A・O、高橋李依、茅野愛衣、加藤英美里
★特製ブックレット12P(予定)
★リバーシブルフルカラーポスター(予定)
表:千葉サドル描き下ろしのパッケージスリーブを特製ポスターに!
裏:「学園生活部どきどきすごろく」ドタバタな学園生活部の毎日を一緒にすごせるすごろく
★トレーディングカードゲーム プレシャスメモリーズ PRカード封入
★音声特典 第1話オーディオコメンタリー[水瀬いのり(丈槍由紀)×茅野愛衣(佐倉慈)]
>>TVアニメ『がっこうぐらし!』公式サイト