人気声優ラジオ番組が大集結! 『SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016』はカオスで楽しいワンダーランドだった!?
2016年2月14日(日)、東京・中野サンプラザにおいて『SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016』が開催されました。ラジオ制作を手掛けるシーサイド・コミュニケーションズの人気ラジオ番組6組が一堂に会したこのイベントの模様をお届けします。
■出演6番組はこちら!
今回出演した番組とキャストは以下の通り。
▼井上麻里奈・下田麻美のIT革命! 文化放送超!A&G+ 毎週火曜21:00〜21:30
井上麻里奈 下田麻美
▼洲崎西 文化放送超!A&G+ 毎週火曜25:00〜25:30
洲崎綾 西明日香
▼あどりぶ 文化放送超!A&G+ 毎週土曜25:00〜25:30
巽悠衣子 大橋彩香
▼はるか・ちなみの「りめいく!」 文化放送超!A&G+ 毎週月曜25:30〜26:00
佳村はるか 橋本ちなみ
▼BELOVED MEMORIES 文化放送超!A&G+ 毎週金曜26:00〜26:30
田丸篤志 内田雄馬
▼春佳・彩花のSSちゃんねる 文化放送超!A&G+ 毎週月曜25:00〜25:30
照井春佳 諏訪彩花
これだけのメンバーが勢揃いするわけですから、おもしろくないわけがない! 会場には、各番組のファンが思い思いの格好をして集まっておりました。個人的には、「JOHN」の文字が入った『あどりぶ』Tシャツが大好きです。
■昼の部は『IT革命』がMC担当
『SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016』は昼と夕方の2部構成。まずは昼の部からレポートいたします。
昼の部は『IT革命!』の井上麻里奈さん、下田麻美さんが進行役です。最初のコーナーは「シーサイドクエスチョン」。事前にホームページで募集した質問に、5番組のパーソナリティが答えていきます。
「今まで番組をやってきてよかったことと悪かったことは?」という質問に、『SSちゃんねる』の2人が「悪いことしか覚えてない」と回答。
しかし、その後話が逸れに逸れまくり、『IT革命!』がロケに行った北海道の珍しい小さな島の名前(各自調べるように!)の話になったり、『りめいく!』のオリジナルグッズ「ゴールデンボールペン」の日本語訳の話になったりと、なぜか特定の方向に話が行ってしまいました。
次の「相方の魅力について」という質問では、今回唯一の男性陣である『BELOVED MEMORIES』の2人が手を握り合いながらお揃いのネックレスを披露すると、それに対して巽悠衣子さんが「気持ち悪い」という言葉とともに、すごい目で見てしまうワンシーンも。
続いて『りめいく!』の橋本ちなみさんは、「るるさんに引っ張ってもらっています。そして今日はるるさんの誕生日!」と話し、会場みんなで佳村はるかさんの誕生日をお祝いしました。
『あどりぶ』は、大橋彩香さんの表裏がない性格が好きで、大橋さんの笑顔が見たいから食べ物をあげたくなると巽さんが発言すると、大橋さんも巽さんには何でも相談できると、お互いの絆の深さをアピール。
『洲崎西』は西明日香さんが洲崎綾さんの好きなところをまくし立てたかと思えば、急に客席に向かって「今日チョコ貰った人! お母さん以外」という質問を浴びせたり自由な感じでした。一方、洲崎綾さんは、「ベストフンドシストだし」と西さんを賞賛していました。
『IT革命!』のお二人が、お互いに「下ネタが好きなところ」と褒め合って、このコーナーは終了となりました。
■リスナーの番組に対するイメージは?
お次は「シーサイドイメージランキング」。リスナーに各番組についてアンケートをとった結果を発表するコーナーです。
アンケートのひとつめ「お金にうるさそうな番組は?」には、1位『りめいく!』、2位『洲崎西』という順番で票が集まっていました。
続いての「お悩み相談で一番親身になってくれそうな番組は?」では、1位『BELOVED MEMORIES』、2位『りめいく!』という結果に。逆に5位は『IT革命!』、6位『洲崎西』となり、会場中がなんとなく納得した雰囲気に包まれていました。
3つめの「聞いたあとに何も残らない番組は?」では、1位『洲崎西』、2位『SSちゃんねる』という結果に。これには会場全体はもちろん、それぞれの番組パーソナリティまでも「覚えてない」と納得していた。
特に『SSちゃんねる』は、1番組内に3つの番組が同居しており、それぞれシチュエーションを決めたエチュードをやっているため、本人たちの記憶がかなり怪しげ。照井春佳さんは「聞いてくださっている人は優しいなと思います」と話しておりました。
■カオスなエチュードコーナーで腹筋崩壊
最後のコーナーは、「特別企画バレンタイエチュード」。2番組、計4人でバレンタインデーにふさわしいシチュエーションのエチュードを行います。組み合わせは抽選によって決めていました。
トップバッターに選ばれたのは『BELOVED MEMORIES』と『あどりぶ』の2番組。
シチュエーションは
「バレンタインの放課後、あこがれの先輩を校門で待つ女の子。同じ先輩にチョコを渡そうとしていたライバル2人が現れる。激しい先輩争奪戦のなか、無事にチョコを渡すことができるだろうか?」
というもの。
配役は先輩が内田雄馬さん、先輩に憧れている女の子が田丸篤志さん、ライバル1が巽悠衣子さん、ライバル2が大橋彩香さん。男性が一人女性役になってしまっていますが、それはあまり気にせずに。
エチュードが始まると、意外と田丸さんの女性役がはまっていたうえに、なぜか大橋さんが「へご太郎」という男子になりきっていて、よりカオスな状態が広がっていました。
内田さんは、田丸女生徒(でも男)とへご太郎(でも女)と、巽さんに迫られるという展開に。ここで巽さんが内田さん演じる先輩の気を引こうとして「男同士で何ができると思ってるんだよ! せいしょ……(ハッとしてしばし絶句)、子孫が残せない!」というセリフを発してしまったことで、会場も一気にヒートアップ。
田丸女生徒が「内田先輩の子孫を残したい!」とあくまでもノリノリだったのに、巽さんが「先輩気持ち悪いからもういい!」、へご太郎も「俺も子孫残せないからいいや」と梯子を外して去っていくというオチになりました。
2番目は『りめいく!』と『洲崎西』の組み合わせ。
シチュエーションは
「担任の体育教師に恋をする女の子。休み時間に先生に渡そうとしてチョコレートと共に想いを告げようとしたところ、校長先生と教頭先生に見つかって……」
です。配役は体育教師が佳村はるかさん、女生徒が橋本ちなみさん、校長先生が洲崎綾さん、教頭先生が西明日香さん。
いざエチュードが始まると、佳村先生はいきなり筋トレ始め、橋本さんは子どもが産まれたから佳村先生に結婚してくれと迫り始めました。
その後ろ(校長室という設定)では洲崎校長と西教頭がイチャイチャしたあと、手を繋ぎながら校内の見回りに。そこで、佳村先生と橋本さんの修羅場の現場に遭遇。
最終的には子ども(SSちゃんねるに登場する「しーちゃん」というお人形。洲崎西の「ばぶ美ちゃん」と同一人物)を校長・教頭ペアが奪っていくというこれもカオス展開になり、場内は大爆笑でした。
最後は『SSちゃんねる』と『IT革命!』。
シチュエーションは
「とても仲良しな4人組グループ。そのなかで一人グループ内の女の子にただならぬ想いを抱える女の子。去年までの友チョコではなく、今年は玉砕覚悟で本命チョコを渡すことを決意。果たして気持ちは受け入れてもらえるのか」
という百合展開です。
配役は想いを寄せる女の子が照井春佳さん、想いを寄せられる女の子が下田麻美さん、その他女子1が諏訪彩花さん、その他女子2が井上麻里奈さんです。
下田さんは、さすがの演技で女子役のはずなのに、男っぽさが漂っておりました。エチュードの展開のなかで、さっきまで一緒におしゃべりしていた照井さんが、急に「出産した」としーちゃんを差し出して、下田さんに「好き」と告白する急転直下の展開。
最終的に、子どもの名前を「パン子ちゃん」にして終了という、最初から最後まで謎なエチュードでした。
しかし、とにかく3チームともそれぞれにおもしろすぎて、腹筋が壊れるかと思いました。さすが、シーサイドのラジオでパーソナリティをされている方々ですね!
■るるきゃん、お誕生日おめでとー!
早いもので、昼の部はここでエンディング。最後の挨拶を順々にこなし、佳村はるかさんの番になったところで、イベント当日の2月14日が誕生日の佳村さんをお祝いすために、ケーキが登場。会場みんなでハッピーバースデーの歌を合唱し、祝福モードに。
昼の部の冒頭でふんどしを履いていることを宣言した『洲崎西』のお二人のうち、洲崎さんが「ふんどしをゆるく履きすぎて取れそう。しかもかゆい」という告白もとびだすなか、昼の部はフィナーレを迎えたのでした。
■夕方の部は植木さんがMCです!
18時からの夕方の部は、シーサイド・コミュニケーションズの植木雄一郎さんが司会となり、6番組によるゲーム大会「シーサイド番組対抗チャレンジ」となりました。
企画は3つ。ポイント制となっており、一番ポイントが多いチームに賞品が贈られるとのこと。
■番組パーソナリティの絆の深さをチェック
最初のゲームは「互いの認識を確認しましょう」。出されたお題に関してスケッチブックに答えを書いて、各番組のパーソナリティ2人の答えが合致したら1ポイント。
1問目は「番組の魅力を一言で表すと?」では見事『IT革命!』が「下ネタ」という答えで正解。『SSちゃんねる』は照井さんが「(ハートマーク)」(しーちゃんのかわいさを表現したらしい)という答えを書いていましたが、植木さんは「照井さん、できるだけ日本語でお願いします」と懇願。『りめいく』の二人は「金」と書いたのですが、橋本さんが「金」の中の字を「玉」と書いてしまい、意味深な答えに。
「番組でやってみたいこと」という問題では、なぜか公開録音、DJCD収録、しゃぶしゃぶを食べる、植木さんの自宅でロケといった方向になり、植木さんが「夜逃げするしかない」と覚悟を決めていました。
■番組スタッフはいったいどう思っているの?
次のゲームは「クイズ番組スタッフに聞きました」。各番組のスタッフに質問をし、その答えを当てていきます。
『あどりぶ』スタッフへの「収録するときに気をつけていることは?」という質問では、「へごが寝ないように気をつける」という回答をして西さんが正解。相方の巽さんによると「3秒前までちゃんとしゃべってたのに、ふと気がついたら寝てる」とのこと。
『BELOVED MEMORIES』スタッフへの質問『番組スタッフが2人の好きなところは?』では、いろいろ答えが出ましたがほとんどが不正解。これには内田さんが「いいところ全然ないみたいじゃないか」と凹んでおりました。
正解は「適度にエロで根は純粋」。そしてなぜか「胸の大きな女性は足元が見えるのか」という純粋な疑問を解消することになり、洲崎西の二人が佳村さん、巽さんで検証し、やはり足元は見えないという結論に達しました。最後にチェックした洲崎さんは「視界良好です!」とのことで会場がさらに沸きました。
■急いでミッションをこなせ!
最後のゲームは「指令をこなせ! タイムアタックチャレンジ」です。これは封筒が6通あり、そのなかにある指令を2人でこなしていき、トータルの時間が短いチームが勝利というもの。1位には10ポイント入るということで、現時点で最下位の『BELOVED MEMORIES』にも勝機があります。
どんなお題があったのか、一部ご紹介すると……、
■『SSちゃんねる』
「動物の鳴きマネを披露」 → 照井さんがリアルな象の鳴きマネをする
■『BELOVED MEMORIES』
「懐かしの一発ギャグを完コピで披露」 → 田丸さんが「ゲッツ」を全力でやる
「10秒間かっこいいダンスを披露」 → 田丸さんが不思議なダンスを踊る
■『りめいく!』
「3回回ってかわいくワンと鳴く」 → 佳村さんが目を回す
■『あどりぶ』
「昨日の晩ごはんを思い出せ」 → 巽さんが勢い良く「エビフライ!」と答える
「相方のモノマネをする」 → 大橋さんが「パスィフィコ」と巽さんの声マネで言う
■『洲崎西』
「植木さんをdisる」→ばーか、はげ、デブ、頭が臭い風呂入れ!→植木さんが「はげてもないし、デブでもないんだけど!」とツッコミ
■『IT革命』
「渾身のダジャレを披露」→下田さん「うん、こんにちは!」
人間、切羽詰まるととんでもないことを言ったりするものですね。
■優勝チームは?
これにてゲームはすべて終了。総合順位は以下のとおり。
1位 IT革命! 14p
2位 あどりぶ 9p
3位 SSちゃんねる 7p
4位 BELOVED MEMORIES 6p
5位 洲崎西 4p
6位 りめいく! 1p
見事『IT革命!』の優勝となりました。おめでとうございました!!
■キャストアンケートが意外な方向に……
最後のコーナーは、「シーサイドキャストアンケート」。今回出演しているキャストの方の、番組や個人的な悩みをテーマに、いろいろ話していくコーナーです。
最初は下田さんの「新コーナーを作りたいけれど、今までと似たものしか思いつかない」というもの。このお悩みに洲崎さんが「名付けるコーナーとかどうですか?」と、暗に『洲崎西』の名物コーナーをおすすめしていました。
次は『BELOVED MEMORIES』の「コーナーはもういらないのでは?」というもの。リスナーの恋愛話をしだすとコーナーが全部潰れてしまうので、いっそのことコーナーをなくしてもいいのではというもの。
そこへ西さん(シグマ・セブンの同期)が「田丸氏はいつからそんな恋を語れるようになったの?」とツッコミを入れると間髪入れずに田丸さんが「恋のことがわからないから、リスナーの話を元に勉強しているんだ!」と答え、会場を沸かせました。
そして最後。「バスタオル、枕カバーを洗う頻度についての個人的な悩み」というテーマが。これは巽悠衣子さんのお悩みです。巽さんによると、バスタオルの細菌のことを知り、みんながどのくらいの頻度でバスタオルを洗っているのかを知りたいとのこと。
巽さんは、3日に1回しか洗っていなかったそうです。しかし、その話を知ってからバスタオルで頭や体を拭くたびに「自分が細菌に侵されていく」と感じているそうですが、バスタオルを毎回洗うようにすると負けたような気がして悔しいとのこと。さっそく会場全体にその場でアンケートをとると、1週間くらい洗わない人もいました。
そして大橋さんが「生乾きのタオルをそのまましまっちゃだめですか」と発言。これにはみんなから「臭くなるでしょ!」とツッコミが。『あどりぶ』のお二人は、どこか似ているところがあるようです。
そんなこんなで、エンディングのお時間となりました
■エンディングで衝撃の告白
ということで、エンディング。今日の出演者が一人ひとり挨拶をしていくなか、巽さんが語り始めました。
「良心がちくちく痛むので言わせてほしいんですけど、昨日の晩ごはん、エビフライなんか食べてないんです、すいません! 思い出せなくて。だから2位になってすごいホッとしていて。不正した1位ってだめじゃないですか。すいません、この場を借りて謝罪させていただきます」
唐突な謝罪に会場も爆笑。しかし、巽さんの実直な人柄が垣間見えた瞬間でもありました。シーサイドフェスにおいて、巽さんは欠かせない存在ですね。その横で大橋さんが、「私も昨日の晩ごはん覚えてないですね」とつぶやいていたのも、印象的でした。
こうして、『SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016』は無事(?)閉幕。もしかしたら、DVDやBDになるかもしれないということなので、当日見られなかった方は期待して待ちましょう!
[文=三浦一紀]
>>シーサイドコミュニケーション公式サイト
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