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映画
村中知さん、石田彰さんら出演の長編映画『シンドバッド』完成披露試写会よりオフィシャルレポートが到着!
『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』『小公女セーラ』など世界名作劇場シリーズを生んだ日本アニメーション40周年記念作品『シンドバッド』がいよいよ2016年5月14日(土)より全国ロードショー。公開に先駆け、4月26日(火)に完成披露試写会が行なわれました。
上映前の舞台挨拶には、シンドバッド役の村中知さん、ヒロイン・サナ役の田辺桃子さん、演出の堂山卓見氏、そして本作の総作画監督であり、キャラクターデザインを担当した佐藤好春氏が登壇しました。ついに完結を迎えた今のお気持ちと公開直前の心境、見どころなどをたっぷり語っていただきました!
【登壇者】
村中知さん(むらなかとも/シンドバッド役)
田辺桃子さん(サナ役)
堂山卓見氏(演出)
佐藤好春氏(キャラクターデザイン/総作画監督)
『シンドバッド』は、これまで公開された、1話、2話のダイジェストと新作完結編を追加した、1本の長編アニメーションです。1話、2話、3話と、時間を掛けて作った作品でしたので、役づくりには時間も掛け、また公開になる度にお客様にお会いしたり、スタッフ皆さんとお話をうかがう機会もたくさんあったので、通常の3、4倍の“思い入れ”の強い作品になりました。テーマが【冒険】【成長】ということで、私の中でもキャラクターが成長してゆくことを感じられ、現場の雰囲気もどんどん良くなり、仲間、チームワークが良くなるのも肌で感じてることができたので、すごい楽しかったです!まさに“1つの航海”を終えたよう感じですね。
主人公シンドバッドは普通の男の子、魔法を使えたり、必殺技もありません。そんな彼が、船に乗り、出会いや別れ、苦労や失敗を経験します。人とのコミュニケーション、失敗、リアルな経験を通して、生きていく上でぶつかる“壁”を仲間と乗り越える…そんなシンドバッドの成長してゆく姿を是非ご覧下さい!
●田辺桃子さん(たなべももこ/サナ役)
私が演じたサナというキャラクターは、自分の思いがなかなか言えない子で、周囲への“壁”がありました。私自身も初めての声優をやらせていただき、(普段のお芝居とは)全然違った、厳しい世界で、先輩たちがいる現場で迷惑を掛けてしまうこともありました。ただ、今回の3話になって、サナとの距離が縮まったかなと自分でも実感し、すごくシンクロしたような感覚がありました。サナの気持ちを、うまく表現できたのではないかと思いました。この作品を見て、ワクワクするような、(子供だけでなく)大人が見てもすごく“子供ごころ”をくすぐられる、愛が一杯詰まった作品です。
●佐藤好春(キャラクターデザイン/総作画監督)
残念ですが宮下監督が昨年亡くなりました。その遺志を継いで、宮下監督の後輩にあたる堂山さんが仕事を引き継いでくれまして、何とか完成することができました。(シンドバッド役の)村中さん、(サナ役の)田辺さんに声を入れてもらい、キャラクターが生きていると感じました。これでシンドバッド、サナたちのドラマが生まれました。親子で安心して見て楽しめる映画になったと思います。またそういう映画を目指して宮下監督と一緒に作ってきました。よろしくお願いします。
●堂山卓見(演出)
私は宮下監督が亡くなってから、主に3話後半部分の演出を担当しました。作業する際、完成していた1話、2話を見ながら、シンドバッド、サナがどういうキャラなのかを感じて、自分の中でシンドバッド、サナが出来上がってきました。あらかじめ関わっていたスタッフ、キャストの想いを見ていてすごく感じていたので、そのまま私も引き継いで、表現してゆきたいと思いました。宮下監督が思っていた通りになっているかは分かりませんが、近い形にできたのではないかと思っています。主役の二人はもちろんですが、アリやダールといった他のキャラクターたちのドラマにもご注目下さい。本当にたくさんのスタッフの愛と想いが入った作品になっていますので、最後までお楽しみ下さい。
■ 作品情報
1話+2話のダイジェスト版と新作完結編3話の長編映画!
世界中で千年以上も語り継がれた【シンドバッドの冒険】がスクリーンによみがえる
何世代にも渡って受け継がれてきた名作[シンドバッドの冒険]が「世界名作劇場」シリーズ「未来少年コナン」など多くの名作を手掛けてきた日本アニメーションと『STAND BY ME ドラえもん』で日本中に感動をもたらした白組によりスクリーンに登場。親から子へ語り継がれて千年。色褪せない冒険譚はいつの時代も本、映像などに形を変えて親子で語り継がれてきた。本作のキャラクターデザイン・総作画監督には『となりのトトロ』などスタジオジブリ作品をはじめ数多くの作品を手掛けてきた佐藤好春、脚本にはNHKの『山賊の娘ローニャ』を手掛けた川崎ヒロユキ、監督には『ドラえもん のび太の恐竜2006』を演出した宮下新平というファミリー映画の名手たちが集結。
海へ出ることを夢見るシンドバッドには「ワールドトリガー」の主演・空閑遊真で実力を発揮した村中知。ヒロインのサナには雑誌「Seventeen」やドラマでも活躍中の女優、田辺桃子。シンドバッドの相棒のアリには永澤菜教、シンドバッド達を狙う謎の敵ガリプには石田彰、ベテラン船員ナジブには宮澤正と名優が脇を固めている。またラザック船長は俳優の鹿賀丈史、母ラティーファには薬師丸ひろ子と素晴らしい役者がそろった。
本作『シンドバッド』は1話『空とぶ姫と秘密の島』2話『魔法のランプと動く島』のダイジェスト版に新作完結編3話を追加した長編映画となっております。ぜひともシンドバッドの冒険をスクリーンでご家族そろってお楽しみください。
◆物語
空から姫が落ちてきて、シンドバッドの冒険が始まった。
水の上を走る青い馬、動く島、不思議の門、魔法族の秘密。
全ての謎が解けたとき、一体何が起こるのか―。
木馬に乗った少女サナが空から落ちてきた。サナは伝説の魔法族の姫であり、世界中に散り散りになった仲間を探す旅をしてきたのだ。シンドバッド達は船員仲間のアリたちバハル号の仲間たちと魔法族の仲間を求めて大海原に乗り出す。
シンドバッド達が進む島や大陸で巻き起こる数々の冒険。秘密のベールに隠された島、水の上を走る謎の青い馬、巨人、動く島、魔法のランプ…。魔法族の仲間を探し旅を続けるシンドバッド達を追う謎の敵ガリプ一味。サナは一体何者なのか?ガリプ達の野望とは?辿り着いた“真昼の夜”の中に浮かび上がる“不思議の門”。世界を変える恐るべき秘密が遂に明らかになる―。
◆キャラクター紹介
●シンドバッド(CV:村中知)
考えるよりも、先に行動してしまう。どんな困難にも、自分の意志を貫き通す強さを持っている。好奇心旺盛で、広い世界を見てみたい、いろいろなことを体験したいと思って冒険の旅に出る。
●サナ(CV:田辺桃子)
今は滅びたと言われる、伝説の魔法族の国の姫。世界中に散り散りになった生き残りの仲間を探す旅を続けている。孤独ではあるが、心の芯の強い少女。
●アリ(CV:永澤菜教)
細かいことは全く気にしない性格。いつも楽になることを考えているが、要領が悪いので、結局は大変になってしまう。生まれた時から船の上で育てられ、親の顔を知らない。
●ラザック船長 (CV:加賀丈史)
シンドバッドが乗る、バハル号の船長。船乗りという生き方に夢や希望を失いつつあったが、シンドバッドの行動にかつての自分自身を思い出し、再び船乗りとして生きていこうと決心する。
●ナジブ(CV:宮澤正)
長く船乗りとして生きてきた老人。ラザックとは長年にわたる船乗り仲間である。長年培ってきた彼の知識や知恵に、シンドバッドは様々なことを学んでいく。
●ダール(CV:青山穣)
ガリプの部下で魔法族の姫であるサナを追う。ガリプの人を人とは思わない性格に時には反発することもある。
●ガリプ(CV:石田彰)
ダールを使って、サナの行方を執拗に追っている。目的のためには手段を選ばない冷酷な男。
●ラティーファ(CV:薬師丸ひろ子)
シンドバッドの母。夫が海で行方不明となった後もシンドバッドを一人で育てていた。シンドバッドが海に出た後その帰りを一人で待っている。
■ スタッフ・キャスト
監督:宮下 新平
脚本:川崎 ヒロユキ
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤 好春
キャスト:村中 知 田辺 桃子、永澤 菜教、宮澤 正、青山 穣、石田 彰、鹿賀 丈史
原案:「アラビアンナイト」
主題歌:whiteeeen「ポケット」 劇中歌:薬師丸ひろ子「わたりどり」
製作:池田 晃 亀山 暢央 福嶋 更一郎 木原 康博 飯田 雅裕 石川 和子
プロデューサー:小池 賢太郎 井上 孝史
共同プロデューサー:山田 周 浅野 恵代 手塚 健一 田中 敦 渋谷 昌彦 小川 貴弘 大山 義人
美術監督:西田 稔 色彩設定:小山 明子 撮影監督:飯島 亮
音響監督:早瀬 博雪 編集:貴村 純美 音楽:大野 宏明
企画・プロデュース:白組 日本アニメーション アニメーション制作:日本アニメーション
配給:イオンエンターテイメント 宣伝:パジー・エンタテインメント
プロジェクト シンドバッド:
イオンエンターテイメント 白組 メ?テレ MAM 朝日新聞社 日本アニメーション
>>長編映画『シンドバッド』公式サイト
>>長編映画『シンドバッド』公式Twitter
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(C)プロジェクト シンドバッド