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『三者三葉』双葉・葉子・照、中の人も大食い・マヨラー・腹黒!?

TVアニメ『三者三葉』双葉・葉子・照、中の人も「大食い・マヨラー・腹黒」!? 主演声優3人の超超超ロングインタビュー

 現在大好評放送中のTVアニメ『三者三葉』。ハチャメチャな性格の仲良し3人組・小田切双葉、西川葉子、葉山照を演じる声優・金澤まいさん、和久井優さん、今村彩夏さんの3人にインタビュー! まるで作中から飛び出したような、息のピッタリ合った3人のクロストークは作品のキャラそのもの。

 それもそのはず、この3人はOP/EDテーマソングも担当し、現在「とりぷる♣ふぃーりんぐ」としても活動中。作品のことやキャラクターソング、今後予定されているイベントのことなど、たっぷりお話を伺いました。1万5000文字オーバーの、超ロングインタビューをどうぞ!

★お三方による告知動画も是非ご覧ください!


 
 
■ 作品から飛び出したような仲良し3人組み

――まずは簡単に自己紹介とキャラクター紹介をお願いします。

小田切双葉 役・金澤まいさん(以下、金澤):埼玉県秩父市出身、アクセント所属の金澤まいと申します! キャラクターは元気爆発の大食い女の子、小田切双葉を演じさせていただいています。双葉はオープニングの歌詞でも「女子力がない」と言われていますが、実はお料理が得意なので、女子力が高いと思っています。

西川葉子 役・和久井優さん(以下、和久井):西川葉子役を担当させていただいております、劇団ひまわり所属の和久井優です。西川葉子は作中で「葉子様」と呼ばれています。葉子様は「元お嬢様」で、お父様の会社が倒産してしまって一気に極貧生活を強いられるようになりました。ですが高校で照ちゃんと双葉に会って、極貧ながらも楽しい生活をおくれるようになったんです! 葉子様は毎日極貧を楽しみながら生活できる、とても強い女の子です。それに最近はお嬢様時代では考えられなかったアルバイトにもチャレンジしています。

葉山照 役・今村彩夏さん(以下、今村):葉山照役を担当させていただいています、WITH LINE所属・今村彩夏です。『三者三葉』のニコ生で「あやむら」というニックネームをつけていただきました。葉山照ちゃんをヒトコトで表すと「腹黒メガネ委員長」です。見た目は天使のような可愛らしさなのに、中身は悪魔。ファンの方々からは「鬼畜メガネ」と呼ばれています。

普段の行動は全部計算でやっているように見えるけど、仲良くなってくるとだんだん言葉遣いが変わってきたり、面倒見がよくなって素が出てきます。毒舌だけど思いやりがある、本当はいい子! 「わざと悪魔のお面をかぶってるんじゃないかな?」と思いたくなるような子です。そして、動物が大好きで特に猫が好きなんです。将来の夢は島をひとつ買って「葉山動物王国」を作ることです。でも……私は動物が苦手です。

一同:(笑)


――え、動物は嫌いなのですか? アレルギーとか?

今村:アレルギーはまったくないのですが、私は言葉が通じない相手は苦手なんです。人間が相手なら「待って! 話せばわかる」とか「ナニが目的だ?」とか、伝えられるじゃないですか?


――普通の人間ならそうですね。

今村:でも動物は「待って! 待って!」って言っても「ガブッ」ってきますよね? それが怖くて怖くて。


――以前、動物に噛まれた経験が?

今村:ありませんけど、なにかあったら怖いじゃないですか。動物を飼ったこともありませんから、未知の存在で怖いんです。なので私は葉山照ちゃんを尊敬してます。照ちゃんは「ベル(ベルゼブブ)」という猫を飼っています。


――では作中で照ちゃんが猫をかわいがる演技は、本当に演技なのですね。

今村:もちろん私だって「動物はかわいい」というのは理解できるのですが、抱きついてハグハグはできません……ということなので、まぁ、あれは「演技」ってことになってしまいますね(笑)。

――さすがプロの声優さんです! ではみなさんに伺います。放送がスタートしてから、周囲の反響をお聞かせください。

和久井:地域やご覧になっているメディアにもよると思うのですが、東京のテレビだと放送が日曜日の深夜なので、ちょうど一週間の最後です。なので『三者三葉』を観たら「はぁ~♪」って気持ちになってもらえているようです。

金澤:ファンのみなさんは『三者三葉』を見終わった後に、「明日からまたがんばろう!」と言ってくださる方がたくさんいます。


――それは嬉しいですね。

和久井:『三者三葉』は週のシメでもあり、週の始まりでもあるようです。ちょうど私たち3人は月曜日にニコ生の配信をしているので、「日曜日の『三者三葉』で週が終わり、私たちのニコ生で週が始まるんです。」とおっしゃってくださる方もいました。本当に嬉しいです。

今村:知人からの応援は、金澤さんが一番すごいよね?

金澤:地元(秩父)の人たちが、『三者三葉』をかなり推してくれているんです。同級生たちはもちろん、秩父の人たちがTwitterとかで「がんばってください。応援してます」とメッセージをくださるんです。


――それも温かいですね。まるで甲子園球児のような?

今村:街を歩けば「ガンバレー!」って?(笑) 埼玉新聞の地方版にも載ったんだよね。

金澤:ちょっと長い話になるんですが、私は巫女さんをやっているのですが、神社のお手伝いさんの中に埼玉新聞の記者の方がいるんです。その方は私のことを小さいころから知っている人で、双葉の役に受かったときに「夢を叶えたんだよね。記事にしてもいいかな?」って言われたんです。あのとき私はほんの少しだけ載せてもらえるのかなって思っていたのですが、いざ掲載されてみたらドーンって(笑)。しかもヤフーニュースにも載せていただいて、すごく嬉しかったです。


――ニコ生の反響はいかがですか?

和久井:私はSNSをやっていないので、いままで私自身の情報を発信する機会がありませんでした。なのでニコ生を通してキャラクターだけじゃなく、私のことも大勢に知っていただけました。以前から応援してくださっているファンの方からは、「和久井さんってこんな人だったの?(笑)」って言われることもあります。

金澤・今村:あぁ……なるほどねぇ……。

和久井:ちょっと言い方が悪いですがポンコツなところもあるので、そこが最近……。

今村:ポロッポロッ出てくるよね?(笑)

金澤:ポロッポロ! ポロッポロ!(笑)

今村:たまに「大丈夫かな?」って思えるときがあります。

和久井:私を見てくださった方が「葉子様にぴったりだな」と言ってくださったり、それがとても嬉しいです。

――え? 西川葉子にピッタリと言われて嬉しいですか?

今村:お嬢様なところです!

金澤:品があるところです!

和久井:みんなありがとう(笑)。ポジティブに捉えると、そうですね。でもヌケているとこもあるのは本当なので、そこが似ていると言われて私は嬉しいです。

今村:うん、いいことだよ(笑)。


――今村さんはご家族になにか言われましたか?

今村:お母さんが『三者三葉』を観てくれて「いっぱいしゃべるね~」って喜んでいます。でも私は「テレビの『三者三葉』は観てほしいけど、ニコ生は観ないで」って言ってます。

一同:(爆笑)

今村:だって……ニコ生の方はけっこう危ない顔を出してしまっているので、お母さんに会いづらくなりますから。それどころか、知人・友人にも『三者三葉』は勧めるのに、ニコ生のことは言ってません(笑)。でも、テレビってすごいですね。久しぶりの友達から「たまたまテレビを観たら出てたからビックリしたよ」って連絡がきました。

金澤:ニコ生についてですけど、『三者三葉』と同じ荒井チェリー先生の作品『未確認で進行形』(みでし)のニコ生番組で、先輩方が数々の伝説を残してきました。『みでし』も3人、私たちも3人組でニコ生をやっています。ですが先輩方の伝説がすごすぎて……(笑)。そんななか、ファンの方から「『三者三葉』もがんばってるね」と言ってもらえるのが励みになります。「みでし民」のみなさんも私たちの番組を観てくださっていて、「葉っぱたい」に加わってくださっています。


――「葉っぱたい」とはなんですか?

金澤:『三者三葉』を応援してくださるファンの方たちの愛称です。みなさん「葉っぱたい」に入ってください!

和久井:葉っぱたいのみなさんは、みなさん温かいんです。



■ メインキャスト3人の役割分担は?

――ところでお三方のなかで、リーダー役とかボケ役とか、役割りは決まっているのでしょうか?

今村:基本的に金澤がずっとボケて、和久井と私がずーっと仕切っています。

和久井:ニコ生は私たちが進行をしないと、番組として成り立たなくなっちゃうので仕方なくやってます(笑)。だけど最近は進行役を金澤にもやってもらおうとしています!

今村:そう! 「私は台本も読まないからね~」って(笑)。

金澤:……。


――それで金澤さんは番組の進行はできましたか?

金澤:徐々にボロボロになっていくので、途中で助けてもらいました。

和久井:もう、見ていられない!

今村:金澤に任せておくと、話が終わらないんですよ!(笑) でも、次のニコ生こそは私は仕事しません。

和久井:それ、もう3週連続で言ってるよね?(笑)

金澤:ふぁ~い、がんばりまぁ~す(笑)。

一同:(爆笑)


■ ココがビックリ! 出演者がアニメを観て予想外だったことは?

――アフレコ後にご自身でアニメを観て、予想外だったことはありますか?

今村:かなり予想外です!

和久井:いつも予想外!

金澤:「こう来たかっ!」って思います。


――動画工房の映像は、とても丁寧でかわいいですよね?

今村:かわいぃ~♪

和久井:動きが細かいんです♪

金澤:ぬるっとかわいく動くんです♪


――では順番に伺いましょう。

今村:動画工房さんの映像は、キャラクターの表情がとてもかわいいんです。アフレコのときからがんばってくださって、絵が動くんです。それがもっと進化してテレビで放送されたのを観て、私たちは「わぁ~!」って感動しています。

和久井:一度ダビングを見学させていただいたのですが、効果音がとにかくかわいい!(笑) かわいく調整してくださっていて、私たちが見学しているときも、スタッフさんが「もうちょっとかわいくなりませんか?」って打ち合わせをしていたんです。

今村:それを聞いて私は「え~? もう十分かわいいと思うのに、まだなにかやるの?」と驚きました。


――「かわいい効果音」とは、具体的に?

和久井:葉子様が大好きなマヨネーズを絞り出す音です。「にゅるにゅる~」って音がしています。

今村:放送されたマヨネーズの音は、「にゅるにゅる~キュパッ!」みたいな感じです。

金澤:でも初めは「ジョバジョバージョバー」って、とてもリアルなマヨネーズの音でした(笑)。

和久井:それをスタッフさんが「葉子様はかわいいから変えよう」って、こだわりのマヨネーズ音を入れてくださいました。

今村:よく注意して観ていただくとわかると思いますが、『三者三葉』の効果音はとてもかわいく調整されているところが多いんです。なのでブラックなギャグをやっていても、怖くなったり悪い印象が残らない。倒れるシーンも「ひゅ~ん、ぱたん」みたいな、とてもかわいい音でした。

金澤:私もテレビ放送を観るまで「バターン!」みたいなすごい音が鳴るのかなって思っていました。


――アフレコ中は効果音がついていないので、放送で初めて聞くんですね。では、効果音以外で予想外だったところは?

金澤:私の声が予想外でした……。

今村:それ、ずーっと言ってるんですよ(笑)。

金澤:私はずっとかわいい女の子を演じていたツモリだったんですけど。

今村:かわいいのはかわいいよ(笑)。

金澤:第1話を観たとき「私だけ声がヤバい!」って思いました。

今村:私たちとしては「金澤の声はこんな感じだよね」って聞いてました。

金澤:自分だけ把握できてなくて……。第3話あたりでヘンな奇声あげてて自分でビックリですよ。

今村:「葉子ちゃぁ~ん」って聞いたとき、すごくキャラクターに合ってる声だなって思ってたのに(笑)。

和久井:本人だけわかってないんですよ(笑)。

金澤:私、初レギュラーですから!

――でも、音響監督さんからそういう声を出してって指示があったんですよね?

金澤:まったくありません!

今村:最近は好き勝手にやらせていただいてます。

和久井:第1話のときは「かわいい感じで」とか、少しは説明があったのですが、だんだんなくなってきました。

今村:照ちゃんは第1話では、「あまり腹黒すぎないように」とか指示があったのに、いまは「はい、オッケーです」って(笑)。

和久井:みんなだんだん慣れてきた?

今村:わからない……。諦め? アハ体験みたいなものかな?(笑) たぶんみなさんが第1話を観た後に第10話を観たら「えっ!?」って思うかもよ。続けて観たら気づかないけど、飛ばして観たら気づくと思う。

和久井:続けて観ると季節も変わっていくし、3人の絆もどんどん深くなっていきます。だから声が変わっていくのは自然なことだと思います。


■ 主演声優に聞く! キャラクターと自分とどこが似ている?

――キャラクターとご自身で、似てきてしまったところはありますか?

和久井:普段は使わない「~ですわ」とか「ワタクシ」とか、すごくナチュラルに言えるようになりました。台本は「私(ワタクシ)」とルビがふってあることもあるのですが、最近はルビがなくても「私」で「ワタクシ」と読めるようになりました。葉子様のときは「ワタクシ」と自然に言えるようになったとき、「あ、慣れてきたんだ」と思って嬉しかったです。

今村:私は……最初から似てたから……。

――どのような部分がですか?

今村:腹黒!

一同:(笑)


――そんなことないですよね?

今村:腹黒といいますか、けっこうズバッと言ってしまうイメージは、応援してくださるみなさんも感じていると思います。


――そうなんですか? これはインタビューなので記事に書きますよ?

今村:あ~、じゃぁどうしよっかなぁ。

一同:(笑)

今村:私だって初対面の人だったら「ちゃんとしなきゃ」って思いますから、丁寧に接します。でも仲良くなったらズバッと言っちゃうんです。そこは照ちゃんと似てると思います。初対面の人と仲良しの人に対する接し方を変えているのは、照ちゃんと私は同じです。そして……動物に対する接し方は、私がんばってます!


――先ほど動物は苦手とおっしゃっていましたが?

今村:ニコ生の企画で、動物と触れ合うネタが多いんです。ウサギと触れ合ったり、犬が3匹も来たりするんです。まぁ、なかなかヒドい番組です。

――動物は大きくても小さくてもダメなんですか?

今村:生きてる限りはダメですね。ぬいぐるみはオッケー!

一同:(笑)

今村:やはり体温がある動物は怖いですね。でも、なるべく照ちゃんの気持ちもわかりたいから猫カフェとかフクロウカフェに行ったりしました。かっこいい動物は……なんとか大丈夫なので、フクロウカフェは乗り切れました。あと、飼いならされた動物も大丈夫かな? 野生はよくない!(笑)

――日本で暮らしていて、あまり野生の動物と触れ合う機会もないと思うのですが。

今村:そうじゃなくて、「野生っぽさ」を見せられたらダメなんです。食事シーンが特にダメです。餌を取り合うところを見ると、ゾゾーっとします。「やっぱ彼らは野生を忘れてないんだ!」って怖いんです。

金澤・和久井:(クスクス……)

今村:このふたりは動物が好きなので、スタジオに犬が3匹来たときも「わーっ♪」ってやりだすんです。3匹並べて「待て!」ってしつけてました。

金澤:いままで動物と触れ合う機会が少なかったから、こうやって番組で動物と触れ合えて楽しいです。

今村:私だって「動物と仲良くなりたい」という心はある! キャラクターに寄せていってます。ただし、彼らには野生の本能があるので、本当に仲良くなれるかは未定(笑)。


――金澤さんは小田切双葉と似てきたところはありますか?

金澤:食欲が増しました!

一同:(笑)

――ムリに寄せていかなかくても結構です(笑)。

金澤:ホントです! 食べてるシーンが多いので、ものすごくお腹がすくんです。

和久井・今村:わかる!

金澤:なので普段から「肉食べたい」って思うようになりました。アフレコ中もそうですが、家で台本を読んでいるときもお腹がすきます。アフレコ中にいたっては、みんなお腹を鳴らせてます(笑)。食べ物がたくさん出てくる作品ですし、収録時間もお昼ごろなので。


――でも双葉はいつも大食いなので、「お腹いっぱいだ~」という演技をしなければなりませんよね?

金澤:そうなんです。あれはシンドいですねぇ~(笑)。


――和久井さんに伺います。マヨネーズは好きですか?

和久井:けっこう好きです。マヨラーでありケチャラーです。


――金澤さんにも言いましたが、ムリに言わせようとはしていないのでムリでしたら断ってください。

和久井:ホントにホントに!(笑) 私は濃い味が好きなんです。最近は健康のために、野菜炒めなどを作るときは薄味にしようとしているんですけど。


――お料理をご自身で?

和久井:はい。料理は好きなので作ります。オシャレな料理は作れませんけど(笑)。そして料理のときに「ちょっと味が……」というときはマヨネーズやケチャップに頼ります。あと、ポテトサラダは家庭の味が出る料理だと思うのですが、素材そのままというよりも、マヨネーズでクリームペースト状にするのが好きなんです。

今村:え? そんなに?(笑)

和久井:ポテトがゴロゴロしていなくて、木べらでトロトロになるまで潰すんです。

金澤:へぇ~。

和久井:なのでペースト状です。

今村:私、ちょこっとポテトが残ってるほうが好き。

金澤:私も!

和久井:……。

――せっかくお話してたのに、黙っちゃったじゃないですか(笑)。

今村:どんなポテトサラダが好きか三者三様!

一同:(笑)


――便利な言葉ですね。では、作中で葉子様はパンの耳をよく食べていますが、和久井さんは?

和久井:サンドウィッチを作るときに余ったパンの耳は、油で揚げて砂糖をまぶしたりして食べます。あと、フレンチトーストもパンの耳で作れるんです。

金澤:ヒャーッ!(笑)

今村:オシャレさんか!(笑)

和久井:パンの耳をお皿に丸く並べていって、それを卵につけて一体化させて焼くと、フレンチトーストになるんです。


――ずいぶんオシャレですね。

和久井:ぜんぜんオシャレじゃないです。

今村:共感できない……。

一同:(笑)

今村:でも、ちょっとお嬢様っぽいですよね? 仮にそうじゃなかったとしても、「普通よりも生活水準が高いんじゃないか?」と匂わせるんです。

和久井:いやいやいや!


――次は金澤さんに伺います。いままでにもっとも「大食い」したときは、いつ・なにを食べましたか?

金澤:高校生のころ、秩父のラーメン屋で、とんこつラーメンを3杯食べました。床が滑るくらいギトギトのラーメン屋さんでした。


――とんこつラーメン屋さんの床って、ギットギトですよね(笑)。

金澤:私は「あおさ」が好きなんです。こてこてのラーメンに、あおさがドバーって乗ってるのを3杯食べました。さすがにあのときはムリしましたね~(笑)。

今村:でも本当に、金澤はこの3人のなかでは一番食べます。よく私たちが残したものを回収してくれます。

一同:(笑)

今村:「あ~、私これ食べたいんだけど、ちょっと多いかもしれないなぁ。金澤も食べる?」

金澤:「うん! 食べる食べる!」

今村:「じゃあ残ったらお願いね」

金澤:「ラッキー♪」

和久井:本当にこんな感じです(笑)。


――いきなりなにが起こったのかビックリしました(笑)。レストランでの様子を再現してくださってありがとうございます。たまに3人でお食事に行かれるのですか?

今村:かなり行きます。

和久井:収録が終わった後に、だいたいご飯に行きます。

金澤:そうなんです。私はラーメンは好きで、一時期は毎日食べてたときもありました。


――それはよっぽどの好物ですね。オーディションのとき、ラーメン好きや大食いは選考基準になっていましたか?

金澤:それはないと思いますが、最初に「大食いですか?」って聞かれました。私は「人並みです」って答えました。

今村:人並みじゃないよー!(笑)


――続いては今村さんに伺います。最近やってしまった「腹黒エピソード」があればお聞かせください。

今村:参ったなぁ(笑)。腹黒というか、自覚はしていないのですが、後から聞いたら「腹黒だったかなぁ?」と思うときはあります。みんなに聞きたいんだけど、私なにかある?

和久井:腹黒とは違うかもしれないんだけど、今村なりの「私たちへの愛情表現」がヘンなんです。

今村:なによー! 私を理解したみたいな言い方(笑)。

和久井:私は絡んでいきたい人なので、「今村~♪ 今村~♪」って近づいていくと、「いや、大丈夫です」って逃げていくんです(笑)。もっとひどいときは完全に無視します。

――今村さんは、なんでそういうことをするんですか?

今村:だって、そうしたほうがおもしろいかな~って(笑)。どういうリアクションをとるのか見たいんです。

和久井:そうなんです。無視して私が困ってると、今村は「イッヒッヒッ!(笑)」って笑ってるんです。

一同:(笑)


――それが愛情表現ですか?

和久井:そうなの?

今村:仲がいい子にしかできないですね~。仲がいい人ほど冷たくしちゃう。和久井さんと金澤さんは仲良しのハードルを超えてきてくれたから、それくらいしても大丈夫だと思ってるんです。


――今村さんは、イタズラは好きですか?

今村:大好きです!


――イタズラをされた話をしても、先程から金澤さんと和久井さんのおふたりはニコニコしてますね?

和久井:もう慣れちゃったから。

金澤:これが普通になりました。優しくされたら……逆にねぇ?

今村:そう! 私がギューとか優しく接すると、「気持ち悪い」って言うんですよー!!(笑)


――いままでのお話を聞いた限りでは、それは当然だと思います(笑)。

今村:私、昔から褒めると友達に「なにか裏があるんじゃないか?」とか疑われるんです。腹黒というか、二面性? まぁAB型だからしょうがないかな(笑)。


■ 個性的な登場人物に、メインキャストの3人が物申す!

――みなさんに伺います。『三者三葉』にはさまざまなキャラクターが登場します。ご自身が演じるキャラクター以外に、ひとこと言いたいことはありますか?

和久井:私はみんなに言いたいです。

今村:感謝とかはやめてよ!

和久井:ほら! 今村はこういうことを言って困らせるんですよ~(笑)。

一同:(笑)

和久井:元お嬢様の西川葉子ですが、いまは極貧生活をおくっています。なのに、元使用人だった人たちや周りの人たちが、いつも面倒を見てくれたり優しくしてくれるんです。「ご飯食べる?」って気にかけてくれたり、一緒に遊んだりしてくれます。双葉と照ちゃんは、私だけクラスが違うので友達ができないことも気にしてくれていました。体育の時間にペアを組む友達ができたときのお話も、ウルッとしてしまういいお話でした。周りがこんなにも葉子様を愛してくれるのは、きっと葉子様の人柄なのかもしれません。演じている私としては、『三者三葉』に登場するみんなに「ありがとう」と感謝を伝えたいです。

今村:そーゆー「いい話」は最後にしてくださーい!(棒)

金澤:最後にしてくださーい!(棒)

一同:(笑)

和久井:だって台本を読んだときから、ずっと思ってたんだもん。

今村:いやいや、もっといろいろあるでしょ?

金澤:おかしな登場人物、いっぱいいるでしょ?

今村:私のお姉ちゃん(葉山光)とかヒドいでしょ! 中の人(西明日香さん)もおもしろいし(笑)。和久井のコメントは、3人のなかの最後にしてください。

一同:(笑)


――個性的なキャラクターばかりが登場しますね。では、やりにくいかもしれませんが、今村さんもお願いします。

今村:私は桜(臼田桜)の将来が心配です。すごくポジティブなので、悪い大人に騙されないかヒヤヒヤしています。もうひとり、優くん(竹園優)も面倒を見てくれる人に弱いので心配です。あ、そうだ! 優くんがこの後、あることに目覚めちゃうんです。

金澤:BDの2巻の特典かな? 優くんがね!

今村:テレビでは放送されなかった未放送エピソードが収録されていて、そこだと優くんが……。

――宣伝がお上手ですね! ちゃんと書いておきます。BDを買わなきゃ観られないんですね。

今村:テレビだけじゃわからないですね~(笑)。

和久井:ぜひ買って観ていただきたいです。

金澤:テレビだと放送できないネタなのかな?

今村:そういう意味じゃないと思う。照ちゃんのセリフに「人はこうして大人になっていくのよ――」という言葉があるんです。きっと「なるほどなぁ」と思っていただけると思います(笑)。


――『三者三葉』で人生を学べるとは、その特典映像も楽しみです。

今村:私のコメントは1番目ね。そしていまから金澤が2番目用の「ちょっといいコメント」をしてくれます♪(笑)

金澤:え? ちょっといいコメント? がんばります……。


――本当にやりにくいですね。金澤さん、よろしくお願いします。

金澤:双葉が大食いチャレンジをしている「満腹食堂」に行くとき、葉子様と照ちゃんがいっつもついてきてくれるんです。ふたりはなにも食べないのに、わざわざついてきてくれる嬉しさ!

今村:3人で遊んでいるときに双葉が「あ~、なんかやってる。寄っていい?」って言ってるんだろうなって、私は思いました。

和久井:大食いチャレンジに成功すると、お金ももらえるんです。

金澤:ふたりにとっては「よー食べるわー」って見てるだけ。なのに来てくれるなんて、とっても嬉しいです。

今村:感謝以外で、他には?

金澤:山G(山路)がいつも気持ち悪いんだけど(笑)。

――双葉は山Gに対して、よくツッコんでますよね。

今村:(双葉の声で)「(病院)おまえが行け」とかね(笑)。

金澤:あのセリフは当日になって、「“おまえ”という言葉が、やってみてきつく聞こえたらセリフを変えます」と言われました。それを聞いて、私はセリフを削られたくないと思ったので、かわいく聞こえるようにあの声を出しました。


――なるほど! 苦労したヒトコトなんですね。いまのようなお話で、演技して楽しかったことはありますか?

和久井:私は元使用人と元メイドに囲まれて、お世話されている気分になれたのが楽しかったです。普通はそんな生活できないじゃないですか?(笑)


――スタジオでもお世話されている気分になれますか?

和久井:なれます! みんなが「葉子様大丈夫ですか?」って心配してくれるんです。アフレコしているときは葉子様になりきっているので、すごく嬉しかったです。

金澤:山Gが出現するときって、アフレコしていてもビックリするんです。いきなりダーンって出てくるから、みんなビクッとします。

今村:山路を演じている赤羽根健治さんの声が、すごいんです。台本を読んでるので登場シーンはわかってるんだけど、いつもビックリしていました。マイク前にいるので声を出すのがわかっていても、驚きます。

和久井:赤羽根さんの声のパワーが、とにかくすごいんです。


――今村さんが演じて楽しいと感じるシーンは?

今村:悪い照ちゃんになるシーンが楽しいです。ロリ照ちゃんのときに、サンタさんにいろいろ頼んだのに~ってエピソードで「私がいい子になれば……見た目だけでも……」と言うシーンは楽しかったです。普段は「うふふふ」なのに、落としていいところです。けっこう暗い演技は好きです(笑)。

――ひとつの作品のなかで、いろいろできると楽しい?

今村:楽しいです。特に照ちゃんは幅が広いんです。天使のようになったり暗くなったり、動物とはしゃいだり、いろいろな面を持っています。本当に演じていて楽しいキャラクターです。


――『三者三葉』はアドリブはありますか?

今村:けっこう多いと思います。

金澤:あるシーンでは、台本に「3人が雑談する」とだけ書かれていたました。この3人でなにをしゃべるんだろうね(笑)。

和久井:3人で盛り上がれる話題はないんじゃないか? ということになりました。この3人はいつも誰かが中心になってしゃべってるとき、他の2人は「うんうん」とあいずちをうつことが多いんです。

金澤:双葉が「ラーメンは餃子とセットが欠かせないよね~」って話してても、2人は「食べ過ぎじゃない?」とか言うだけで、話に乗ってこない!

和久井:葉子様は「マヨネーズの特売が~」。

今村:照ちゃんは「この前ベルがね~」。

一同:(笑)

――3人に共通の話題は、ないのでしょうか?

今村:趣味は合わないよね?

金澤:たぶん!

和久井:いっしょに遊んでる友達です。


――ではアドリブの会話を録るときも、誰かが中心となってしゃべっているわけですね。

和久井:アドリブシーンの映像を、動画工房さんがパク(クチの動き)を合わせてくださるんです! 優くんが和牛を持ってきてくれたシーンがあるのですが、和牛を見た葉子様が喜んでいました。あれは全部私のアドリブだったのですが、あとで映像を見たらパクが合っているんです。

金澤:というのを踏まえて、もう一度映像と音声をチェックしてほしいです。BDだと何巻に入るんだろう?

今村:何巻だろうね? わかんないから全部買ってほしいですね!

一同:(笑)


■ BD/DVD 第1巻に収録される特典OVAの内容とは?

――6月29日に発売されるBD/DVD 第1巻にOVAが収録されますが、どのような内容でしょうか?

今村:未放送エピソード「キノコはからだにいいんだよ」が収録されます。ロリ照ちゃんが登場します。

金澤:OVAだとチョウチョを捕まえて、テレビだと際どいのかな~ってシーンが出ます。セリフも攻めてるよね?

和久井:テレビ放送ではあまり描かれなかった、キャラクターの日常が濃く描かれたOVAになっています。メインの3人以外のキャラクターたちにも焦点があたっていたり過去の話など、楽しいOVAになっています。

今村:OVA1話だと、ぶっ飛んだお姉ちゃんが見られます。お姉ちゃんはやっぱり強い!(笑)



――さらにBD/DVDの第1巻には、9月17日に開催予定の「三者三葉スペシャルイベント~三者三謡~」への参加応募券が封入されます。こちらのイベントは、どのような内容でしょうか?

今村:イベントのサブタイトルが「三者三謡」なんです。歌謡曲の「謡」なんですね。つまり……イベントの内容のヒントとしては「歌」かな?(笑)

和久井:しかも、役付きのキャストさんは、ほぼすべて揃います。これほど大勢が集まるイベントは珍しいので、超レアです!


――ということは、みなさんで歌うイベント?

今村:バッチリ歌って踊る予定です。

金澤:初披露の曲もあります。すでにニコニコ動画で歌わせてもらった曲もありますが、そこで公開していない曲はイベントで初披露の予定です。

和久井:みなさん楽しみにしてください!


■ 歌とダンスは自分たちで上げたハードル

――歌とダンスはたいへんだったでしょうか?

今村:1曲目をすごくがんばりすぎてしまって……。

金澤:自分たちのハードルを上げてしまいました(笑)。

和久井:前もってダンスの振りVTRをいただいて、それを見て練習をしてから先生に教わりました。

今村:初めてのレッスンだったので、事前に振り付けをすべて覚えて、踊れる状態でレッスンに挑んだんです。そうしたら先生が「すご~い!」って感動してくださって……。


――マジメですね!

今村:初めにそんな状態でレッスンを受けてしまったので、それから「振り付けは事前に覚えてくるものだ」という流れになってしまいました(笑)。

金澤:当初はオープニングとエンディングの2曲だけの予定だったのに、スムーズにこなせたので「もう1曲追加しましょう」という……。

今村:自分たちの首を締めました(笑)。


――首を絞めたって言い方、よいのでしょうか?(笑)

今村:(金澤さんを見ながら小声で)「早く覚えてみなさんの前で披露したいです」って言いなよ!

一同:(爆笑)


――なんで自分で言わないんですか?(笑) 冗談はさておき、「とりぷる♣ふぃーりんぐ」さんの曲、全部かわいくていい曲ですよね?

和久井:はい!

今村:4月25日の公開ニコ生で初披露したのですが、ファンのみなさんが「え? みんな打ち合わせしたの?」ってくらい揃ってるんです。

金澤:サイリウムの色もばっちり揃っていました。葉っぱたいのみなさんが、キャラクターのイメージカラーに合わせてサイリウムを振りながら応援してくれました。

和久井:本当に楽しかったです。私たちも汗だくになるくらい頑張ったミニライブだったのですが、もっとやりたくなりました。始まるまでは「ちゃんとやらなきゃ!」と緊張していたのですが、いざ歌い始めたら楽しくなっちゃって、「わーい!」ってお客さんといっしょに私たちも盛り上がっちゃいました。

今村:3人で同じ箇所の歌詞を間違えたりしながらね!(笑)

金澤:エンディングの方の歌詞をね?

今村:3人がまったく同じところの歌詞を間違えたから、誰もずれてないんです。

和久井:だから間違ったように聞こえなかったと思います。


――それはライブバージョンってことですよね?(笑)

金澤・和久井・今村:そうです!!


■ 『三者三葉』のキャラソンシリーズは傑作曲がずらり!!

――キャラクターソングについても伺います。歌った感想をお聞かせください。

今村:キャラクターの個性に合った、いい曲ばかりが揃っています。

和久井:葉子様の曲をいただいたとき、「マヨネーズ」というワードは入っているんだろうなと予想はしていたのですが、よく見たらマヨネーズのことしか言ってないんです(笑)。歌の初めがマヨネーズの擬音から始まるんです。言うだけでかわいいフレーズですし、曲調もかわいくてオシャレです。全面的にマヨネーズなのに、曲がかわいい! そのギャップが魅力的です。


――『三者三葉キャラクターソング Vol.1』に収録されている曲ですね。具体的に、どのような歌詞でしょうか?

和久井:葉子様が歌のなかで言ってるのは「もやしにかけても美味しいよね」とか「業務用のは重いけど美味しいわ」とか、マヨネーズのすばらしさを語っています(笑)。音楽ディレクターさんも「こんなにマヨネーズの曲になるとは思わなかった」と笑ってくださいました。



――このCDには薗部篠も参加していますね?

和久井:薗部とのデュエットソングも収録されています。昭和歌謡です(笑)。

今村:薗部が30代という設定なので、年代に合わせた曲です。

和久井:そうなんです。薗部が持ってきた曲ということで、ちょっと昭和っぽい曲です。ですが歌詞は洋菓子に関したものになっていて、かわいいです。


――薗部さんは「あの声」で歌われるのですか?

和久井:あの声です(笑)。お話を聞いたとき、私は「あの声といっしょに歌って大丈夫かな?」と不安でしたが、いざ歌ってみたらステキな曲になりました。「葉子と薗部は合うんだな」と思いました。

――そして『三者三葉 キャラクターソング Vol.2』では、小田切双葉と臼田桜が収録されています。

金澤:初めに曲が私の手元に来たときの第一印象は「え? これは曲ですか?」です。楽譜も歌詞も、ものすごい量が届いたんです。普通は楽譜3枚くらいなのですが、この曲は8枚くらいあるんです。

今村:長い! 長い!(笑)

金澤:よく見たら早口言葉みたいなラップというのでしょうか? 言葉の羅列がすごいんです。説明を見たら「ラップ→Aメロ→Bメロ→サビ→ラップ→Aメロ→Bメロ」なんです。休むところがゼンゼンないんです。ぶっちゃけ、これはライブで歌えるのかな?

一同:(笑)



――さっきライブのイベントをやりますっておっしゃいましたが?(笑)

金澤:あ、はい(笑)。

和久井:食べ物の名前をひたすら言ってるんだよね?

金澤:そうなんです。ババーーーッと食べ物の名前を歌う、とても濃い曲なんです。息継ぎが難しいので、早口がとてもタイヘンです。もし今後、カラオケに入ることがあったら、みなさんにぜひチャレンジしていただきたいです。歌ったらわかる! ホントにタイヘンなんですから(笑)。


――ちなみに振り付けは?

金澤:振り付けはまだありません。どうなんだろう? 歌えるかどうかもわからないのに、振りもやるのかな?

今村:振りもつくだろうね♪

金澤:バックダンサーを頼もうかな?(笑)

和久井:私たちが後ろでふざけて踊ればいいの?(笑)

金澤:そんな曲ですが、双葉の歌なので食べ物が美味しそうに感じられるように歌いたいんです。「ラーメン、杏仁豆腐、チンジャオロース」とかの他に、「ツチノコって美味しいよね」も出てくるんです。これは原作の『三者三葉』からのネタです。アニメには出てこないのに「ツチノコ」を入れてくれるなんて、原作への愛を感じるなって思いました。

和久井:原作ファンの方は嬉しいと思います!


――そして『三者三葉 キャラクターソング Vol.3』では、葉山照・光の姉妹が登場です。

和久井:よっ! 照ちゃん!(笑)

今村:いやぁ~、デュエットがおもしろかったです。姉妹のふたりがお互いへの気持ちを歌った曲になっています。曲の途中で交互に掛け合いをするパートがあるのですが、そこは「お互いをわかっているよ」という、温かい歌詞になっています。ふたりが信じ合っているセリフのような部分は、本当に仲の良い姉妹なんだなってことが伝わってきます。私はそこを聞くたびにニヤニヤしてしまいます(笑)。



――温かい曲なんですね!

今村:サビは「ずっといっしょだったよね。私たち最強じゃん!」みたいな感じです。ゆったりめな曲調で、天使ソングです。ですが……。


――ですが?

今村:よく歌詞をみたら「コイツはなに言ってんだ?」というところもあります(笑)。途中で「猫の腹毛ください」という歌詞があります。曲調はすごくきれいだから、ぼ~っと聴いたら「いい曲」。ちゃんと歌詞を見たら「やっぱ照ちゃんが歌ってるのね」とわかる曲です。

和久井:個性が出てる!(笑)

今村:そしてこのCDには、お姉ちゃんのソロ曲も収録されているのですが、それがロック調で、なかなかの破壊力です(笑)。

――それは西明日香さんが歌ってる曲ですよね?

今村:ドラムとかが激しく鳴ってるなかで、マイペースなお姉ちゃんが歌ってるんです。なんと言いますか、言葉で伝えにくい破壊力なんです(笑)。最初聴いたら「あれ? なにこの曲?」と思います。1曲目と曲調が真逆なので、ぜひ聴いて楽しんでいただきたいです。


■ 9月17日開催! スペシャルイベントの意気込みは?

――たくさんの曲紹介、ありがとうございました。これらの曲を披露するライブイベントへ向けての意気込みをお願いします。

和久井:がんばる!

今村:小学生かよ!(笑)


――もうちょっとコメントいただけますか?(笑)

今村:よみうりホールさんは約1000人の客席があります。こんなに大勢の前でのイベントは初めてなので、すごく緊張しています。『三者三葉』の集大成という意味合いもあるイベントです。成長した私たちを見ていただけるように、楽しみながら精一杯歌いたいと思います。

和久井:いいコメント!

金澤:全部言われた!


――では和久井さんも「がんばる」以外でお願いします。

和久井:初めての公開ニコ生は、とても楽しかったんですが、後で反省会をしたときに「私たちなら、もっとできたよね!」という話になりました。あのときは初めてだったので緊張してしまったからかもしれません。

それから何度かイベントを行っていますし、これからも行います。その度にレベルアップ、クオリティーアップを目指して活動しています。そして、キャストさんもたくさん出演する集大成のイベントが9月17日です! よみうりホールさんのステージでは、お客さんを楽しませるのと同時に、私たちも「この3人でいっしょにユニットを組めてよかったな」と思えるような、ステキなステージにしたいです。

金澤:私にとって『三者三葉』は、初めての経験の連続でした。メインキャストに選んでいただいたのはもちろん、歌、ニコ生、すべてが初めてで、トークもできませんでした。放送直前に配信したニコ生(ゼロ回放送)を見てくださったファンのみなさんならご存知かもしれませんが、あのときは台本を読み上げるだけしかできなかったんです(笑)。

そんな私でしたが、いまは少しはできるようになったかな? よみうりホールさんのイベントでは、少しでも成長した姿をファンのみなさんだけでなく、私をキャストに選んでくださったスタッフさんたちにも見ていただきたいです。「金澤まいが小田切双葉役でよかったな」と思っていただけるような、そして全員が楽しめるイベントに出来たらなと思います。


■ TVアニメ『三者三葉』今後の見どころは?

――では最後に、いよいよ終盤に差し掛かった『三者三葉』のこれからの見どころをお聞かせください。

金澤:いままでの双葉はオバケが苦手とか、たくさん食べたりとか、いつもの双葉ちゃんだなと思わせるエピソードが続いていました。それがこれからは「ちょっと違う面の双葉ちゃん」をお見せできると思います。他のキャラクターもそうです。「あれ? こんな子だっけ?」と思わせるシーンもあります。ビックリするかもしれません。楽しみにしていただきたいです。

今村:照ちゃんの大事な日があるんですけど、そこは本当に姉妹の温かい感じが表現されています。物語の端々から、本当の照ちゃんはいい子というのがわかっていただけると思います。腹黒さも増しますけど、「いい子」の面もたくさん出てきます。照ちゃんがお気に入りの人は、ぜひ楽しみにしていただきたいです。最終話に向けてイベントごとも増えていきます。毎週事件が起こって、物語が加速します。たぶんいままでよりもドタバタ感が増してきます。

和久井:序盤から中盤にかけてはキャラクターたちのかわいい部分がピックアップされていましたが、最近になって毒舌やおもしろさが増してきました。そして最終話に向けて、葉子、双葉、照の関係性も深まり、仲良くなった姿を見ていただけると思います。毒舌も憎めないというか、視聴者のみなさんには「クスッ」としていただけると思います。キャラクターそれぞれが成長していて、葉子さまも成長して、それがお話のなかにちょっとずつ描かれてきます。高校生活で培われたふたりに対しての心境の変化や成長を見ていただけると思います。最終話まで『三者三葉』をよろしくおねがいします。


――ありがとうございました!

[文&写真・佐藤ポン]


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■ TVアニメ『三者三葉』

【放送情報】
TOKYO MX:4月10日より、毎週日曜日24:00~
サンテレビ:4月11日より、毎週月曜日25:00~
KBS京都:4月11日より、毎週月曜日25:00~
BS11:4月10日より、毎週日曜日24:30~
AT-X:4月10日より、毎週日曜日24:00~
[AT-Xリピート放送]
毎週月曜日23:00~/毎週水曜日15:00~/毎週土曜日7:00~
※放送情報は変更になる可能性がございます。

【スタッフ】
原作:荒井チェリー(芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督:木村泰大
シリーズ構成:子安秀明
キャラクターデザイン:山崎淳
総作画監督:山崎淳/谷口元浩
美術監督:川口正明
色彩設計:伊藤裕香
撮影監督:伊藤邦彦
編集:平木大輔
音楽:睦月周平
音響監督:土屋雅紀
音響効果:倉橋裕宗
アニメーション制作:動画工房

【キャスト】
西川葉子:和久井優
小田切双葉:金澤まい
葉山照:今村彩夏
西山芹奈役:Machico
近藤亜紗子役:鈴木愛奈
薗部篠役:桃河りか
山路充嗣:赤羽根健治
葉山光:西明日香
竹園優:渡辺はるか
臼田桜:夏野菜緒
辻一芽:桑山琴音
辻小芽:田中ちえ美

<パッケージ情報>
■「三者三葉 Vol.1 初回生産限定版」

発売日:2016年6月29日(水)
価格:BD 6,800円+税 / DVD 5,800円+税

【初回限定特典】
・スペシャルライブイベント優先販売申込券
・キャラクターデザイン・山崎淳描き下ろしスリーブケース

【映像特典】
・OVA 未放映エピソード(1)「キノコはからだにいいんだよ」
・ボイス付き原作4 コマ集(1)
・ニコ生蔵出し映像(1)

【封入特典】
・豪華応援イラスト集
・スタッフ&キャスト寄せ書き集

※初回生産限定版の在庫が無くなり次第、初回特典なしの通常版に切り替わります。価格・品番に変更はありません。
※特典内容・商品仕様は予告なく変更になる場合がございますのでご了承ください。

[発売スケジュール]
※価格はすべて共通:BD 6,800円+税 / DVD 5,800円+税
VOL.1: 2016 年 6 月29 日(水)
VOL.2: 2016 年 7 月13 日(水)
VOL.3: 2016 年 8 月17 日(水)
VOL.4: 2016 年 9 月14 日(水)
VOL.5: 2016 年 10 月12 日(水)
VOL.6: 2016 年 11 月16 日(水)


>>TVアニメ公式サイト
>>TVアニメ公式Twitter(@sansya_anime)

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(C)荒井チェリー・芳文社/三者三葉製作委員会
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