アニメ監督×人気イラストレーターによる、『やくそく~sunnyrain memories~』AnimeJapanステージレポート!【アニメジャパン2017】
2017年3月25日、26日に開催された「AnimeJapan2017」にて、同日に解禁となったアニメーション監督の中村亮介さん、アニメーターの細居美恵子さんの新規プロジェクト「やくそく~sunnyrain memories~」のステージイベントがぽにきゃんブースにて行われました。
「やくそく~sunnyrain memories~」は2015年夏に中村亮介さん、細居美恵子さんを中心に活動していた同人サークル「松風工房」チームにより制作されたイラスト集「sunnyrain memories やくそく」の“島で暮らす4人の少女の日常”という世界観を基に展開されるプロジェクト。現在ではティザー映像の公開や、中村亮介さんの執筆、イラストは細居美恵子さんが担当するノベル「やくそく~sunnyrain memories~」第1巻の発売が2017年の初夏に決定しています。
そんな公開ホヤホヤのプロジェクトのステージイベントには、中村亮介さんとPVのプロデューサーを担当したポニーキャニオンの上田さんが登壇し、トークを繰り広げました。本稿ではこのイベントの模様をお伝えしていきます!
イベントが始まると中村亮介さん、ポニーキャニオンの上田さん、司会を務める松澤千晶さんが登壇します。まずは、上田さんからプロジェクトの概要が説明され、中村さんには小説を執筆することについて、「自分が小説を書くことになるとは思わなかったです。かなり本気で取り組んでいます」とコメントします。また、アニメ制作と小説制作は想像していた以上に制作過程や演出の仕方が違うという所で難しいと感じている事も明かしました。
また、学生の時に小説を書いた経験があると明かした中村さんは、その時には最後まで作品を書ききれず、「なんで書ききれなかったんだろう」という思いがアニメ監督をしてからも残り続けていたそうで、そのリベンジの意味も込めて今回のノベル化に挑んでいるそう。
ここで公開されているディザー映像が公開されると、中村さんから物語についても言及され、瀬戸内海の島を舞台に、幼馴染として育った4人の女子高校生の1年間を描くものということも語られました。
ティザー映像の中で使用されている音楽は中村さんとはTVアニメ『魍魎の匣』などで共に仕事をした村井秀清さんから約3年前に頂いたものという事も話され、「サークル活動として映像を作りたい」と村井さんに相談した際に制作してもらったものとのこと。そんな楽曲が今回のノベルの映像音楽として日の目を見たそうです。
続いて、松澤さんから世界観やキャラクターが形成されていった経緯が質問されると、同人として画集を作る際にイラストを手掛けた細居さんから「こういう世界観でこういうキャラクターがいる世界で文章を書いてみないか」と声をかけられたのがきっかけとなっているようです。
最後は登壇者からメッセージが贈られ、中村さんは「アニメ監督として書くというよりかは、小説として面白い物を書きたいと思っているので、読んで頂けたら嬉しい」、上田さんは「色々な情報をこれから公開して行くので皆様楽しみにしてください」と話し、ステージイベントは終了となりました。
作品概要
タイトル:「やくそく~sunnyrain memories~」
【アニメーション監督・中村亮介】☓【アニメーター・細居美恵子】による新規プロジェクト「やくそく~sunnyrain memories~」。
2015年夏に、中村亮介・細居美恵子の2人を中心に活動していた同人サークル「松風工房」チームにより制作されたイラスト集「sunnyrain memories やくそく」。
島で暮らす4人の少女の日常を繊細に描いたこの作品の世界観を、中村亮介の執筆により書籍化、イラストはおなじく細居美恵子。
2017年初夏、ノベル「やくそく~sunnyrain memories~」第1巻がぽにきゃんBOOKSより発売予定。
『忘れられない青春を紡ぐ物語——。』
2017年初夏 ノベル第1巻発売予定
著者:中村亮介
アニメーション監督。
「灰と幻想のグリムガル」「ねらわれた学園」「あいうら」監督
「3月のライオン」エンディングアニメーション 絵コンテ・演出
「バッテリー」エンディングアニメーション 絵コンテ・演出
イラスト:細居美恵子
アニメーター、イラストレーター。
「灰と幻想のグリムガル」「ねらわれた学園」「あいうら」キャラクターデザイン・総作画監督
「昭和元禄落語心中」キャラクターデザイン
「バッテリー」エンディングイラスト
「やくそく~sunnyrain memories~」プロジェクト公式サイト
「やくそく~sunnyrain memories~」公式ツイッター