らぁらルートは原点回帰の様な内容に！声優陣が語る映画『劇場版プリパラみ～んなでかがやけ！ キラリン☆スターライブ！』各ルートの見どころ

　2017年3月4日(土)より劇場公開中の映画『劇場版プリパラみ～んなでかがやけ！キラリン☆スターライブ！』。今回の舞台はなんと“ぷちゅう(宇宙ではない)”となり、過去の劇場版以上の壮大なスケールの物語を期待できる内容となっています。

　そんな本作のメインキャストを務める茜屋日海夏さん(真中らぁら 役)、芹澤優さん(南みれぃ 役)、久保田未夢さん(北条そふぃ 役)、山北早紀さん(東堂シオン 役)、澁谷梓希さん(ドロシー・ウエスト 役)、若井友希さん(レオナ・ウエスト 役)にインタビューを実施。劇場版のお話を中心に、4月から放送中の『アイドルタイムプリパラ』についてもお伺いしました。

――普通は「次の劇場版の舞台はぷちゅう」なんて言われたら驚きますが、『プリパラ』を観ている方って多分すんなり受け入れられると思うんですよ。それがなんだか不思議で面白いですよね。

芹澤 優さん(以下、芹澤)：私たちもすんなり受け入れて、「だよね～」という感じでした。

茜屋日海夏さん(以下、茜屋)：「あ、きたきた」って感じでした(笑)。

芹澤：みんなプリパラ脳なんですよ。でも逆にプリパラ脳じゃない人は「ぷちゅうってなんだろう？」って思いますけど、既に作品をご存じであれば観て納得出来る内容になっていると思います。

久保田未夢さん(以下、久保田)：きっと“ぷちゅう”というテーマで、私たちが想像している斜め上の物を提供してくれるんだなって思いましたね。

芹澤：やっぱり総監督の森脇(真琴)さんには勝てないよね。

若井：頭の中を覗いてみたいよね(笑)。

澁谷：私はテーマが“ぷちゅう”だとしても、どこに行っても、ドロシーが活躍できるのかというのが大事だなと思っていました。まずルート分岐にドロシーがいない時点で申し立てたら、「去年出てたから良いじゃん」と言われました(笑)。

――あと、今回劇場版ではぷちゅう人というキャラクター達が登場しますが、どんなキャラクターなのでしょうか。

芹澤：本当に多種多様ですね。

若井：でも何処かで見たことある様な感じもすると思います。

山北：ちなみに、ぷちゅう人はみんなガヤで演じているんです。

芹澤：だから、ひびき役の斎賀(みつき)さんが横でぷちゅう語を喋っているのを聴けたのが最高に面白かったですね。

――それはファンとしても聴いてみたいですし、大きな見所になりそうですね。では、茜屋さんにお伺いしますが、作品を通して見所を挙げるとしたらどのような所でしょうか。

茜屋：やっぱりライブですね。キャラクターも凄く増えましたし。映画本編でそれぞれの星に行く場面があるんですけど、その星でチームごとに活躍する場が用意されていて、この劇場版を観るだけで制覇出来るんじゃないかというくらいライブシーンがたくさんあるんです。アイドルおうえん上映会も行われるので、みんなでサイリウムを振って色んなチームを応援して欲しいですね。

――楽曲の内容としては新しい楽曲が中心なのでしょうか。

茜屋：新曲はもちろん、これまでの楽曲もあるので、色々な楽しみ方が出来ると思います。

――本作でもルート分岐がありますが、オススメルートなど教えて頂けますか。

芹澤：私的にはみれぃのコースの中でみれぃがぷりぷりして無いシーンがあるので、是非みれぃのルートは楽しみにして欲しいですね。

茜屋：今までは新キャラやゲスト声優さんたちもいて、そちらにコースが分岐されていたりしたんですけど、今回はSoLaMi♡SMILEひとりずつ活躍の場があるんです。『アイドルタイムプリパラ』に変わる前ということもあって、原点回帰だなと思いました。らぁらのコースも原点回帰だと思って観ると心が揺さぶられるんじゃないかなと。面白いというよりかはエモくなる感じの内容になっているので、是非観て欲しいですね。

若井：らぁらのコースも、みれぃのコースも、ひびきのコースで劇場内のファン層が変わりそうだなと思いました。ひびき様は女子が多いだろうし、みれぃルートは男性ファンが熱くなるだろうし。

山北：ひびきのコースはファンが歓喜すると思いますね。「推してて良かった！」ってなるはずです。

――それはライブシーンが熱いということですか？

山北：何と言っても新曲のライブですね。

若井：“ぷちゅう”ぐらい壮大なライブになっていました。

芹澤：内容としては、らぁらのコースはストーリーから感動できて、ひびきとみれぃはライブがメインな感じになっていると思います。

久保田：私は個人的に、ライブ前にひびき様が喋っているシーンがあるんですけど、そこが好きです。たぶん観たら分かると思うんですけど、なんだか昔のひびき様感が出ているんですよね。

澁谷：ドロシー的には、全体を通して良い意味で良いように使われているので、そこはいつもどおりで安心しました。特にとある方に噛み付いているので、安定の番犬ドロシーに注目して欲しいです。

　
らぁらが教える立場まで成長できたのが素直に嬉しい――
――では『アイドルタイムプリパラ』についても少し伺いたいのですが、らぁら以外のキャラクターの出演が明かされたのが「ライブミュージカル『プリパラ』み～んなにとどけ！プリズムボイス2017」ゲネプロ公演の時でしたが、正直自分のキャラクターが出演するか不安な気持ちというのはありましたか。

若井：ちょっと寂しいなとも思っていましたけど、『プリパラ』がより良い作品になる方が大切だと思うので、私たちは託すじゃないですけど、見守る立場になるのかなと思っていました。

芹澤：私は信じていて、森脇さんがTwitterで「『プリパラ』は無駄なキャラクターは1人もいない」っていう事を仰っていたので、「私のみれぃだって終わるはずが無い」と信じていました。

久保田：『プリパラ』に出てきたアイドルは基本的に1回だけで出なくなる事は無いので、出番は減るかもしれないですけど、ちょこちょこは出してくれるかなっていう希望は抱いていました。

澁谷：まだ『アイドルタイムプリパラ』が始まるのを聞く前はアニメの第3シーズンのクライマックスに差し掛かるくらいだったので、もしかしたらメインキャラクターの6人全員が神アイドルになってしまうのかなっていう想像をしていました。でも、新しいビジュアルを見て「これは神アイドルになれて無いのか」って逆に不安になってしまって(笑)。一応ドロシーの保護者として神アイドルになって欲しいので。

山北：：私も勝手にストーリーを想像していて、「きっとみんな神アイドルになるんじゃないかな」って思っていました。でも、シオンは元々囲碁を極めてプリパラに来たので、プリパラを極めちゃったら次は違う方に行くとか言いそうなので「きっと出てこなくなるんだ」って勝手にネガティブ思考になっていたんです。でも出てくる事が分かって嬉しくて、今はどんな登場の仕方をするのかが気になりますね。

――茜屋さんは『アイドルタイムプリパラ』ではダブル主人公になるという事で、意気込みはいかがですか。

茜屋：私も元々『劇場版プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン』で『プリティーリズム』の先輩方と一緒にアフレコさせて頂いて作品を引き継いだので、そこから考えると私もらぁらちゃんも色んな人と出会って、色んな経験をして、教えられる立場まで成長出来たのが素直に嬉しいですね。

　なのでダブル主人公になるというのも素直に嬉しかったんです。ここから私やらぁらちゃんが学んできた事を次の世代に伝えて、ちっちゃい子が『プリパラ』を観て夢が持てる様にずっと残るような作品に出来たら良いなと思っています。

――最後に『プリパラ』ファンの方々にメッセージをお願いいたします。

澁谷：『プリパラ』を知っている人も知らない人も、ドロシーのファンの人もそうじゃない人も、みんなが楽しめる作品になったなと思いますので、最後まで油断せずに観ていただければと思います。瞬き禁止だよ！

久保田：子どもたちも楽しめるギャグが満載に入ってますし、大人が観ても童心に帰るような素直に笑える作品になっていると思います。なので、ぜひ親子でも子ども同士でも大人同士でもご覧になって頂けると嬉しいです。

若井：今回の劇場版では初めての“みんなで踊っておうえんしよう！”というテーマがあって、劇中でみんなで振り付けを一緒に踊れるようになっているんです。なので、それを覚えて何回も観に来て完璧にマスターしてほしいです！

茜屋：今回はSoLaMi♡SMILEも活躍できますし、初期の『プリパラ』を彷彿とさせる部分もたくさんあります。もちろんライブシーンも沢山あって、初めて観る方も劇場版から入ってもらうのも良いと思いますので、劇場版から『プリパラ』の輪が広がってくれたらいいなと思います。

芹澤：本当に楽しみにしているのが上映期間の最後の方にみれぃのコースのアイドルおうえん上映に行って、最後の踊りのシーンで大人の方たちが完璧に踊っている姿が見たいですね。みれぃのコースなら大人の方も多いと思うので、本当に練習しておいてください！　みれぃのコースを観てぷりっ！

山北：今回は登場人物も多いですけどテンポが良くて、キラキラがいっぱいです。もちろんプリパラファンの方は絶対に楽しめますし、『プリパラ』を初めて観る方もキャラクターはほとんど全員出てきて曲もたくさん聞けるのでここから『プリパラ』に興味を持って貰える作品だと思います。ぜひ劇場版を観て良かったなと思った方はDVDで1話から観てほしいです！

――ありがとうございました！

[文・撮影／イソベアラタ]