声優
花澤香菜さん、豪華ミュージシャンたちとともに開催した一夜限りのスペシャルライヴ

花澤香菜さんが豪華ミュージシャンたちとともに一夜限りのスペシャルライヴ!『KANA HANAZAWA Concert 2018“Spring will come soon“』レポート

2018年2月7日(水)に約1年3か月ぶりとなる12枚目のシングル『春に愛されるひとに わたしはなりたい』をリリースした花澤香菜さん。そのわずか3日後の2月10日には、同シングルでプロデューサーを務めたギタリスト佐橋佳幸さんと、その呼びかけにより集まったミュージシャンで結成された超豪華バンドとともに、一夜限りのスペシャルライヴ『KANA HANAZAWA Concert 2018“Spring will come soon“』を開催。ソロライヴも昨年春のツアー以来、約8か月ぶり。待ちわびていたファンたちは会場である東京の新宿文化センターに集結し、新たなアレンジによる全18曲のライヴで、久しぶりで新しい花澤さんのステージを堪能しました。

 

オリジナルアレンジを含む新旧楽曲、全18曲のライヴ!
灯りが点くと、ステージの中央にはライムグリーンのワンピース姿の花澤さん。3人のコーラスとともにアカペラで『バースデイ』を歌うと、静かに聴き入っていた客席に向かって、「次は盛り上がっていこう」と言わんばかりの笑顔とジェスチャーでアピール。拍手と歓声の中、佐橋さんのギターから始まったのはロックアレンジの『Silent Snow』。オープニングの2曲だけで、早くもこの日のライヴが特別なものになることを印象づけます。

ファンと同様、最初のMCからすでにテンション高めの花澤さん。寒い中、会場の外に並んでくれたファンに感謝を伝えつつ、「みんなで春を連れて……」と、ライヴタイトル「Spring will come soon」にちなんだトークを広げようとしますが「ちょっとオチは考えてなかったんですけど……(笑)」と着地に失敗。さらに、ライヴ前日にヨガを教わり、お腹に意識を集中していたら、そこに水谷豊さんの顔が浮かんできたという謎トーク。この日のライヴ全体を通じて、楽曲に関しては独自のアレンジが際立ちましたが、MCはいつもの花澤さんでした。

続いて、この日のライヴのために集まったバンドメンバー、佐橋佳幸さん(ギター)、堀江博久さん(キーボード)、高桑圭さん(ベース)、白根賢一さん(ドラム)、毛利泰士さん(パーカッション)、三谷泰弘さん(コーラス)、ハルナさん(コーラス)、ENA☆さん(コーラス)を紹介。『happy endings』『透明な女の子』『初恋ノオト』『ざらざら』とシングル曲4曲を新たなアレンジで披露した後は、花澤さんと佐橋さんだけが残り、佐橋さんが最新シングルをプロデュースすることになった経緯などを話します。

花澤さんいわく「人を緊張させない達人」、自称「近所のおばちゃん」で「音を出してるか喋っているか」な佐橋さんは、演奏だけでなく軽快なトークでも会場を沸かせていました。また、『春に愛されるひとに わたしはなりたい』のリリース直後ながら、すでに佐橋さんプロデュースの新曲を「どんどん作っています」(花澤さん)と最新情報を公開。ファンを喜ばせました。

アコースティックパートが開幕すると、笑いの絶えないトークから空気は一変、花澤さんの澄んだ歌声と佐橋さんの情感あふれるギターのみで、『君がいなくちゃだめなんだ』『Trace』を披露。9曲目の『ひなたのしらべ』では、堀江さんのアコーディオンも加わって、タイトルどおりの暖かな空気に。客席もペンライトで黄色に染まり、菜の花畑のような光景が広がりました。

再びバンドメンバーが勢揃いした10曲目『夜は伸びる』は、『ひなたのしらべ』と同じく最新シングルのカップリング曲。そして、11曲目に表題曲である『春に愛されるひとに わたしはなりたい』を歌った花澤さんは、アウトロの途中でステージ袖にはけると、淡いピンクのワンピースに早着替えして再登場。

「早かったでしょう?」という可愛いアピールに歓声が上がります。


「アーティスト花澤香菜」の新たな始まりを感じさせる「最高の1日」
12曲目では、槇原敬之さんの大ヒット曲『もう恋なんてしない』をカバー。佐橋さんがオリジナル版のギターを演奏。毛利さんは長年、槇原さんのツアーなどに同行しているという、この日のメンバーとも縁の深い曲です。

昭和を代表する失恋ソングで、さまざまなアーティストによりカバーされている曲ですが、花澤さんの『もう恋』は、切ないながらも、どこかポジティブな印象を感じさせました。

「ライヴもあっと言う間に後半戦です。盛り上がっていきましょう!」というラストスパート宣言の後は、セカンドアルバム『25』のリード曲『25 Hours Day』。「一緒に!」という呼びかけに応えたファンとサビの「25 Hours a Day Music all the world」を歌った花澤さんは、嬉しそうにその場でぴょんぴょんとジャンプ。ラストも、右手で会場を煽りながら、一緒にジャンプを決めました。

14曲目『CALL ME EVERYDAY』の通称「もしもしタイム」では、客席を3分割して、「もしもし」でコールアンドレスポンス。さらに、「男の子」「女の子」と続けた後、「女の子」だけはもう一度おかわりし、嬉しそうに笑います。

「それでは、最後の曲です。また、こういう機会を作りますので、皆さん、ぜひまた遊びに来て下さいね」という花澤さんからのメッセージに続いて『あたらしいうた』のイントロが流れると、会場のテンションはさらに上昇。最後は、「せーの」の声に合わせて会場全体でジャンプ。満面の笑顔で「楽しかった!」と言いながら花澤さんがバンドメンバーと退場すると、当然「アンコール」の大合唱。

コールに応えてステージに戻ってきた花澤さんは、髪を左右に束ね、Tシャツ、ジーンズ、白いスニーカーというカジュアルな姿で、バントメンバーとともにアルバム『25』に収録の『flattery?』と、アーティストデビュー曲『星空☆ディスティネーション』を披露します。そして、花澤さんと佐橋さんの以外のメンバーは、大歓声に送られながら退場しました。

一夜限定スペシャルライヴのフィナーレは、ライヴでは約5年ぶりの披露となるレア曲『おやすみ、また明日』。花澤さんの歌声と佐橋さんのギターに、ファンの手拍子が重なり、より特別な1曲となったように感じました。

佐橋さんは、花澤さんとがっちり握手をした後に退場。一人残った花澤さんは、今後の活動についての思いを語り、「最高の1日でした!」という言葉で、「アーティスト花澤香菜」の新たな始まりを予感させる一夜限りのライヴを締めくくりました。

[取材・文/丸本大輔]


花澤香菜 オフィシャルサイト
花澤香菜STAFF公式ツイッター(@hanazawa_staff)

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