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『ダリフラ』第2回一挙上映会:声優陣が語る改めて見てほしい注目のシーン

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』第2回一挙上映会レポート:声優陣が語る改めて見てほしい注目のシーン

第15話で、ひとつのクライマックスを迎えたTVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(ダリフラ)の第2回一挙上映会が2018年4月27日(金)に開催されました。第1回が6話までだったのに対し、今回は1話~15話までの一挙上映。明け方までと、かなりの長丁場となるものの、それでもあの感動を、大画面&大音量でもう一度味わいたいと、新宿バルト9には多くのダリフラファンが訪れました。その上映前に行われたキャストによる舞台挨拶をレポートします。

 

話せることが増えたキャスト陣から喜びの声!
TVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の第2回一挙上映会の上映開始前に、声優陣による舞台挨拶が行われる。

司会の松澤千晶さんに紹介され登壇したのは、上村祐翔さん(ヒロ役)、市ノ瀬加那さん(イチゴ役)、市川蒼さん(ミツル役)、山下七海さん(ミク役)、後藤ヒロキさん(フトシ役)。15話の放送直後ということで、これまで話せなかったことも話せると、5人とも喜んでいる様子だった。

「15話に向けてスタッフの熱量も上がって、いろんな反響もいただきました。そしてゼロツーとわかりあえて良かったなって、今あらためて感じています。(15話の)ラストのヒロとゼロツーのコックピットでのシーンは、息などが被ってしまうので、普段なら2人別々に録るんですが、空気感を大切にするために一緒に録ったんです。なのであそこは一度しか録っていないです」と、さっそく上村さんがアフレコの裏話を披露。あのシーンが、ふたりの呼吸そのままに収められてると思うと、あらためて感動的だ。

▲上村祐翔さん(ヒロ役)、

▲上村祐翔さん(ヒロ役)、

またここまでで印象的なシーンを振り返ってもらうと、次から次へとさまざまなシーンが語られていく。

「どこのシーンというよりミツルが成長したと感じました。11話の『パートナー・シャッフル』でココロと一緒に乗るようになってからは、内側を吐露できるようになって。14話ではいろいろありましたけど、ヒロとも和解できて良かったです。あいつ(病室を)出てからどんな表情をしていたのかなって思いました」(市川)

「ほんとフトシは頼むよ~~。オープニングも(パートナー変わっちゃって)さ~、頼むよー。でも11話でフトシの戦闘能力の高さがわかってもらえたと思います。これまではココロちゃんを守りたいがゆえに動けなかったところもあると思うので」(後藤)

▲後藤ヒロキさん(フトシ役)

▲後藤ヒロキさん(フトシ役)

「15話で、ゼロツーとヒロを会わせるためにゴローが頑張ったシーンで、『な~に、カッコつけてるのよ』って言うんですけど、最初はミクだけのセリフだったのが、収録中にゾロメがかぶせて言うことになったんです。それを放送で見たときは嬉しかったです」(山下)


また、いろいろなことを知りすぎてしまったため大変だったイチゴに関しては、「いろんな意見がありましたけど、イチゴとしては好きな男の子を守りたい一心だったと思います」と市ノ瀬さんが言うと、「普通だったらイチゴと同じ行動をすると思う!」(上村)、「すごくわかるな~って思いました」(山下)と、全員が同調していた。

▲山下七海さん(ミク役)

▲山下七海さん(ミク役)

 
改めて注目して見てほしいシーンの数々
これから15話まで見る観客に注目して見てほしいシーンでは、演じている側だからわかるような細かいシーンがいくつか上げられた。

「13話『まものと王子様』で、ヒロとゼロツーが記憶を操作されている絵のところで、お互いが『ゼロツー』『ダーリン』って呼びかけているんですが、それはお互いには伝わらない呼びかけなんです。そのテイストを出すのを監督がすごくこだわられていたので、その一方通行な感じを見ていただけるとうれしいです」(上村)

「11話の後なので、フトシとしゃべるのかなと思っていたら2ワードだけで、それも両方とも息だけで…。僕は“伝説の息回”と名付けているので(笑)、そこは絶対に見逃さないでください!」(市川)

▲市川蒼さん(ミツル役)

▲市川蒼さん(ミツル役)

「注目してほしいのは、2話でイチゴとゴローがコネクトするときにも、ピコンと頭に出ていたんですよ。15話で9’αも頭にツノが出ていたし、これは何なんだと気になってます。あとは9話で“何だよ気持ち悪いな”ってイチゴが言ったあとにゴローから差し出された手を握り返すんですけど、台本にはない息芝居をテストで入れてみたんです。そしたら梅原さんも一緒に入れてくださって、それを使っていただけたことが嬉しかったです」(市ノ瀬)

▲市ノ瀬加那さん(イチゴ役)

▲市ノ瀬加那さん(イチゴ役)

 
気になる第15話以降の展開、声優陣が語る見どころとは
息芝居の流れからアドリブの話に発展。ゾロメ役の田村睦心さんが打ち合わせもしてないのに話をピッタリ合わせてくると、その対応力の高さを絡みの多い後藤さんや山下さんが褒め称えるという一幕も。

そして最後に15話以降の見どころについては、「ここまでは群像劇、人間ドラマ、戦いがメインだったんですけど、後半はそれもありつつ、ダリフラの世界観の真実に迫っていくと思うので、みなさんの期待するものはこれからなのではないか!と思います」と市ノ瀬さんが。「今後は、ダリフラの世界をより深く読み取ることができます。オトナって何なんだろうというところにいくのではないかなと思います」と上村さんが語った。

13部隊の結束も強まり、ココロをはじめ世界に疑問を持ち始めたコドモたちが、何を思うのか。『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の今後も、目が離せないことになりそうだ。

[取材・文・撮影/塚越]

 

作品概要
■放送情報
TOKYO MX:1月13日より毎週土曜23:30~
とちぎテレビ:1月13日より毎週土曜23:30~
群馬テレビ:1月13日より毎週土曜23:30~
BS11:1月13日より毎週土曜23:30~
ABC朝日放送:1月13日より毎週土曜26:29~
メ~テレ:1月13日より毎週土曜26:39~
広島ホームテレビ:1月18日より毎週木曜27:00~
BSS山陰放送:1月19日より毎週金曜26:18~
BBCびわ湖放送:1月22日より毎週月曜26:45~
※放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

■主題歌情報
・オープニング主題歌
アーティスト:中島美嘉
曲名:KISS OF DEATH(Produced by HYDE)
作詞・作曲:HYDE
編曲:HYDE/Carlos K.

・エンディング主題歌
アーティスト:XX:me(キス・ミー)
作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

■スタッフ
原作:Code:000
監督:錦織敦史
副監督:赤井俊文
シリーズ構成:錦織敦史/林直孝(MAGES.)
キャラクターデザイン/総作画監督:田中将賀
メカニックデザイン:コヤマシゲト
アクション監修:今石洋之
ミストルティンデザイン:中村章子
叫竜デザイン:岩崎将大
美術設定:塩澤良憲
美術監督:平柳 悟
色彩設計:中島和子
3Dディレクター:釣井省吾/雲藤隆太
3DCG:スタジオカラー/A-1 Pictures
モニターグラフィックス:座間香代子
撮影監督:佐久間悠也
音楽:橘 麻美
音響監督:はたしょう二
編集:三嶋章紀
制作:TRIGGER/A-1 Pictures

■キャスト
ヒロ:上村祐翔
ゼロツー:戸松遥
イチゴ:市ノ瀬加那
ミツル:市川蒼
ゾロメ:田村睦心
ココロ:早見沙織
フトシ:後藤ヒロキ
ミク:山下七海
ゴロー:梅原裕一郎
イクノ:石上静香
ハチ:小西克幸
ナナ:井上麻里奈
フランクス博士:堀内賢雄

■ストーリー
彼らは夢を見る。
いつの日か大空へはばたく夢を。
ガラスによって遮られたその空が、どれだけ遠いものだと知っていても。
遠い未来。
人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し文明を謳歌していた。
その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“鳥かご”。
コドモたちは、そこで暮らしている。
外の世界を知らず。
自由な空を知らず。
教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。
敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。
まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。
それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。
かつて神童と呼ばれた少年がいた。
コードナンバーは016。名をヒロ。
けれど今は落ちこぼれ。
必要とされない存在。
フランクスに乗れなければ、居ないのと同じだというのに。
そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。
彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。

「――見つけたよ、ボクのダーリン」

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト
TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式ツイッター(@DARLI_FRA)

(C)ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会
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