斉藤壮馬さん3rdシングル「デート」発売記念ロングインタビュー【後編】|音楽的考察から見えた音楽作りを楽しむ探求心
レコーディング、ジャケット撮影……新たな“斉藤壮馬”の姿?
――レコーディングは順調に行われたのでしょうか?
斉藤:「デート」のレコーディングは、人生でもっとも時間がかかりました。終わった瞬間は本当に抜け殻のようになりましたね(笑)。合いの手などもその場でパターンを考えたりして、とても刺激的でしたね。
「レミニセンス」、「C」はわりにすんなりレコーディングできましたが、花粉の時期だったので高音がかすれてしまい大変でした。
自分で書いた曲をレコーディングするのは初めての経験だったのですが、苦労というよりも、大変だけれどものすごく楽しい、という印象が強いですね。自分の曲ではありますが、プロのエンジニアさんに録っていただくと、ああ、まだまだ細かいところまでぜんぜん詰められていなかったんだなと、とても参考になりました。
今回は3 曲とも林さんというエンジニアさんが録ってくださったのですが、このわがままかつ面倒な僕の歌を本当に素敵に録ってくださって、感謝しかありません。林さんの音作りが本当に好きで、もう一刻も早くチームのみんなと飲んで酔ってお礼を言いまくりたいです!(笑)
――あと、ジャケットはどんなイメージやビジュアルになっているのでしょうか?
斉藤:「デート」をイメージしているので、今までと同じシャツスタイルでも、ちょっとキメてる感じというか、大人な感じになっているかな。
ほかにも「レミニセンス」や「C」のイメージでも撮ったので、かなりのバリエーションの斉藤壮馬が見られるのではないかと思います。
――アーティスト・斉藤壮馬との出会いが、音楽ライフに新しい何かを与えてくれた気がします。
斉藤:ありがとうございます。今まで興味もなかったのに、一歩足を踏み入れたらめちゃめちゃ好きになることってあるじゃないですか?
僕は最近、急に植物を愛でる心に目覚めたわけですが、もし誰かの面白い、知らない世界の一歩につながるきっかけになるんだったらうれしいことだし、純粋に音楽として聴いて、心地いいな、楽しいなと感じてもらえるだけでもうれしくて。
僕自身は3曲とも楽しみながら作ったので、皆さんにも楽しんでいただけたら幸せです。
信頼できるチーム、クリエイターとのコラボや総合パフォーマンスに興味津々♪
――音楽活動の中で今後やってみたいことは?
斉藤:ここまできても、やはりあまりライブというものに惹かれてはいないのですが、信頼できるチームの皆さんともっともっと面白いことをやっていきたいですね。
最新のメディアアート界隈のクリエイターさんと組んで、生の声を素材にした総合パフォーマンスがしてみたいです。曲を聴くだけではなく、触ったり、感じたりできるような。
あとはまずもって、もっと歌とギター、楽器がうまくなりたいです。練習あるのみ!
やりたい音楽はまだまだあって、たとえばラップとか、シャンソンとか、エレクトロニカとか、ジャンルで括るというよりも、面白い音をもっと掴んで、いい意味で遊んでいきたいですね。
業界の先輩方や友人たちにも楽器をやっている方がたくさんいらっしゃるので、いつかコラボレーションなど面白いことができたらいいな、と思います!
あとは、カメラマンさんとかデザイナーさんとか、そういった方々とチームを組んで、色々やっていけたらと思います。ゆるく楽しく!
――では、最後に皆さんへメッセージをお願いします。
斉藤:昨年、アーティストデビューさせていただいてからちょうど1年経ちまして、3rdシングルをリリースさせていただくことになりました。
今回は初の試みとして、3曲とも、作詞・作曲させていただきました。3曲それぞれタイプが違いますが、声優という仕事を今まで続けてこれたからこそ、お届けできる3曲になったと思います。
皆さんなりの楽しみ方をしていただいて、繰り返し聴いて、愛していただけたらうれしいです。
リリース情報
■斉藤壮馬「デート」
2018年6月20日発売
初回限定盤(CD+DVD)1,600円(税別)
通常盤(CD)1,200円(税別)
発売: SACRA MUSIC