黒田崇矢さんが「大人の男の良さに気付いて」とアピール! 『イケメンシリーズ』新作キャストインタビュー第9弾
大人気アプリゲーム『イケメンシリーズ』の5周年記念アプリ第2弾として発表された『イケメンライブ 恋の歌をキミに』(通称、イケラブ)。本作の2018年夏リリースを記念して、主人公(あなた)との恋のお相手を演じる豪華声優陣12人のインタビューを毎週木曜日にお届けします!
イケラブは、自由なメロディと想いがこもった歌詞による『歌』が政府に規制されている近未来の日本が舞台。規制対象の『歌』をこっそり創っていたあなたは、個性豊かで無謀なアーティストたちと出会い恋に落ちる時、世界にたった1つのラブソングが生まれる、“音楽”ד恋愛”シミュレーションゲームとなっています。
今回は、『歌』を規制する政府機関・音楽統制局(通称「竜胆」)の長官・藤代旋役の黒田崇矢さんをピックアップ。過去に起きた悲劇を繰り返さないため、音楽業界に厳しく目を光らせる旋は、仕事メインの生活で、生活能力が壊滅的な上、周りの人間に振り回されるやや不幸体質でもあります。「竜胆」の長官として絶対的権力を持ち、生活感ゼロのミステリアスな旋を演じる黒田さんに、作品の世界観やキャラクターの印象、主題歌の感想などについて伺いました。
「理解できる」と黒田さんが語る、キャラクターとの似ているところ
――まず、キャラクターのイラストを見た印象はいかがでしたか?
藤代旋役・黒田崇矢さん(以降、黒田):いろんな2枚目のキャラクターがいる中で、クールで冷静沈着、ミステリアスな「こういう感じなのね」と。その設定が気に入って、さらに恋のシーンとか愛を語るところは砕けていて、人間っぽくていいなと思いました。
渋くてダンディな人は、どんな時でも渋くてダンディな人でいることを求められるとか、そういうことが声の世界では多いんですよ。でも、このキャラクターも、皆さんが普段から思っているイメージと、2人っきりになった時は違うことがあったりするかもしれなくて。この作品では最初からその部分が描かれているから、そういった意味では幅ができて楽しかったです。あと、本当かどうか分からないけど、この業界のうわさだと、ロン毛の男の方が人気が出るって聞いてたから「なんだ、短髪かぁ」と(笑)。
――そんなことないと思います! 十分、このキャラクターも魅力的だと思います。
黒田:大丈夫なの? 捨てキャラじゃないならうれしいですね。『イケメンシリーズ』はCMとかで当然知っていましたけど、ただ俺には関係ないなと思っていたので(笑)。俺、今年で芸歴35年なんですよ。
なので、『イケメンシリーズ』のファンの方も驚くだろうし、この世代を呼んでもらえて、すげぇうれしかった。ジャンルは違うけど、呼ばれるとしたらオジさんの2枚目とか、顔に傷が入ったワイルド系とか……そういうのはまだいいけど、大概は極端な悪役で、人間じゃない場合もある。人間をやれるだけでうれしいし、そしてイケメンなのがさらにうれしいです。
――キャラクターの役作りや収録で意識した部分があれば教えてください。
黒田:台本を読んで、「この男はこう考えるんだろうな」「こういう感情のバランスなんだろうな」とか思っているところを、割と自分の思った通りにやって「OKですよ」ってなったので、俺に近かったのかな。キャラクターの軽い部分は、「これくらい軽くていいのか」「もっと軽くもできるし、逆に抑えたりもできるし」とは悩みました。
意外とそのニュアンスも、これぐらいかなと思うところをそのまま「基本OKです」って進んでいたから、演じやすかったです。それに、歌が影響して、自殺者が出たりとかして規制が入った世界という設定がすごく面白いなと思って、リアルに起こりそうな世界観にもすんなり入り込めました。
歌によって影響を受けるやつがいるから規制するっていうのも、表現の自由があって何を作ったっていいんじゃないかっていうのも両方正しいと思うんですけど、自分はどちちら側かと言われれば、すごく理解できるのは旋の方ですね。
例えば、法律も完璧じゃなくて、足りてない部分はとりあえずの法律で、ずっとやってきてるわけでしょ。今もストーカー関連の事件が起きていて、家族や身内がストーカーに殺されそうになっていても、法律があるから何があっても手を出したらいけないって考える人もいる。
でも、俺はストーカーを傷つけることになっても、家族や身内を「何としても守らないといけない」っていう考え方、それが俺の哲学なんですよ。この世界のように、少年少女とか、まだ人間ができ上がっていない人たちにすごく影響を与える音楽があって、実際に自殺したり、いじめが増えたりとかしていく風潮が起きているのであれば、俺がレコード会社にいたりミュージシャンだったりしたら、そういうのは危ないと思って作らない。表現の自由も分かるけど、俺だったら「こういう音楽は幼い子たちが影響を受け過ぎちゃうから、やめておかないか」と規制する側になると思います。
――では、女性キャラクターとの恋愛面についてはいかがでしたか?
黒田:これまで、俺が2枚目の役をやるとしたら、手の上で転がして、とにかく俺の奴隷にするっていう役が多いでしょ。そういう部分が俺にもあるわけですけど、彼みたいに甘やかしたいっていう部分もあるんですよ(笑)。
やっていて面白いセリフ、楽しいセリフがたくさんあったけど、ここまで甘ったるいことって普段言わないですから。リアルでも言いそうだと思われた時もあるんですけど、まあ言わないですね。女の人はこういうのを欲しがるから、現実の男が物足りなく感じるんですよ……実生活で男が言うわけないもんね。それでポロっときて付き合った日には絶対遊ばれて終わるから、女性たちはそういう人に引っかかっちゃダメ!
――はい、ゲームの中だけにしておきます(笑)。ちなみに、ご自身の中にも「甘やかしたい」と思う部分があるとのことですが。
黒田:結構甘やかす方で、比較的若い時からそうかな。「よしよし、何があったの」って話を聞いたり、もちろん金額にもよりますけど欲しい物があれば買っちゃったりします。相手が、俺のもう一方の「Sっ気の方を求めてるな」って分かる時は、そっちはそっちで全然楽にいけるんで。
男性で「Sだ、Sだ」って言っていても、実際にはMの人って多いんですけど、俺が以前ラジオで「本当にSだよ」って言っていたのをきっかけに、SMクラブの女王様に審査されることになって「黒田さんって本物のSですね」って言われたくらいです(笑)。人としてゆとりはあるから、甘やかすのは全然普通にやると思います。最近だと、この作品にも出ている(蒼井)翔太がかわいくて仕方ないので、甘やかしちゃいますね。
イケラブを通して「大人の男の良さに気付いて」!
――今回、主題歌もキャラクター12人で担当されたということで、歌っての感想や聴きどころなどがあれば教えてください。
黒田:いろいろなキャラソンは歌うけど、みんなで分割して歌うよりも、ほとんど1人で歌うことが多いかな。こういう時、俺だけ音域が思いっ切り違うから困るんですよ。合わせようとすると、皆さんがオクターブ下で歌うか、俺が鶏の首を絞められたかのように高い方で歌うかの2種類で、俺に合わせるとみんなが歌えなくなっちゃう。
今回は、かなり高音というわけではなかったので一部は上で、後は全部下で歌いました。テンポがロックっぽい、ノリが良くてかっこいい感じの曲で、歌詞はちょっと甘かったけど、楽しかったです。翔太とか(谷山)紀章とか、まさか一緒に歌うことになると思わなかったから、うまいやつらの歌を邪魔しないように、俺はどうしたら目立たないか邪魔にならないかを心掛けて歌おうと思いました(笑)。
――セリフと同様に、歌の収録もすんなりと進まれたんですか?
黒田:だいたい俺に合った役をいただくので、歌だから特別な発声をするとかはなくて、自然な感じで歌います。少し高めで出してる時に、ちょっと旋っぽくなくなっちゃうので、下でいくか、いかないかっていうのは迷いました。黒田崇矢で歌ったらこうだけど、「旋だったら」というところは意識して、同じ音でも男らしくするには上からかぶせるように音を取りにいこうとか、感覚的にですが、そういう意識で歌いました。
――作品にちなみ、ご自身の“心が震えた音楽や瞬間”があれば教えてください。
黒田:たくさんありますよね。俺の世代だと、やっぱりアリスの『チャンピオン』かな。格闘技をやっていたので、「最後まで、誰か若いやつに倒されるまで戦い続ける」とか「男は強くあり続ける」みたいなところが影響を受けましたね。ジョギングしている時でも、ベンチプレス上げる、サンドバッグ叩くっていう時でも、ずっと『チャンピオン』を聞いてました。
あと、世良公則さんですかね。世良公則さんも男くさい歌手だったから、「男たるもの」「男の色気たるや」みたいなところは影響を受けましたね。『銃爪(ひきがね)』とか『宿無し』とか、単純にかっこいいなと思いました。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
黒田:そもそも『イケメンシリーズ』は人気のある作品なので、それに参加できたことがうれしいです。設定が面白そうで、旋はいわゆるアイドル的な役ではないんですけども、こういう年上キャラも好きになってくれるとうれしいんですけどね。どうしたもんですかね。
かわいい系ばっかり人気あるじゃないですか……ちょっと、大人になってきている男性の良さに気づいてほしいな。このゲームをやってくれる人から、この大人の男の良さに気付いてくれて、1人が2人に、2人が4人にと倍々に増えていくよう周囲の友達に宣伝してくれると、俺みたいな男くさい男が売れ残るこういう間違った世の中が変わってくるのかなと(笑)。ぜひ、旋を愛していただきたいです。
なお、黒田さんら出演キャスト全メンバーが歌う主題歌「最愛PHRASE」のほか、ゲーム内でキャラクターたちが所属するバンド【HOUNDS】や【SilverVine】の公式PVを公開中。【HOUNDS】のギターボーカル・朱真遥音(CV:KENNさん)が歌うソロソング 「Liberty Sky~自由デアルタメニ~」のMVも公開され、6月22日(金)から4週に渡って、毎週金曜日に新曲のMVを発表予定となっています。
また、『イケメンライブ 恋の歌をキミに』の、公式サイト、公式Twitter、公式 LINE@にて、事前登録も実施中。すでに『イケメンシリーズ』のタイトルをプレイ済の方も、まだプレイしたことのない方も、彼らが紡ぐ音楽と物語に触れてみてください!
『イケメンライブ 恋の歌をキミに』概要
本作は、自由な“歌”が、政府によって規制された近未来の日本を舞台に、アーティストの彼とのラブストーリーが楽しめる“音楽”ד恋愛”シミュレーションゲームです。歌う自由が奪われた世界で、彼らが、主人公であるあなたのためにラブソングを歌うシーンは本作の見どころであり、魅力の一つです。
キャラクターデザインは、「イケメンシリーズ」では初の起用となる、人気イラストレーター・さといさんが手掛け、作品を彩るキャスト陣も蒼井翔太さん、小野友樹さん、梶裕貴さん、KENNさんなど、豪華メンバーが集結しています。
<登場キャラクター>
銀波 律(CV.蒼井 翔太)
木蘭 宗詩(CV.市川 太一)
千草 響一郎(CV.伊東 健人)
銀波 弓弦(CV.植田 圭輔)
天宮 アンリ(CV.大河 元気)
椿 麻琴(CV.小野 友樹)
蘇芳 楽(CV.梶 裕貴)
藤代 旋(CV.黒田 崇矢)
朱真 遥音(CV.KENN)
藍墨 晃揮(CV.近藤 隆)
東雲 詠介(CV.谷山 紀章)
眞白 奏(CV.深町 寿成)
※CV50 音順
名称:イケメンライブ 恋の歌をキミに
情報提供:株式会社サイバード
配信開始日:2018年夏予定
ジャンル:音楽 x 恋愛♪シミュレーションゲーム
価格:基本プレイ無料、アイテム課金制