『FGO』モードレッド特集！ 父・アルトリアに複雑な感情を抱く叛逆の騎士の活躍を追う！

　

注意：以下のページに一部ストーリー言及アリ
　　

そもそもモードレッドとはどんなキャラクター？

先述した通りモードレッドはアーサー王の息子にして、その伝説を終わらせた人物。『FGO』のプロフィールでは“嫡子”として紹介されていますが、この言葉には家督を継ぐものや長男、正妻が生んだ子と言った意味があります。

しかしアルトリアから後継者と認められていればそもそも叛逆する必要がないですし、伝説でのアーサー王の王妃はギネヴィアであるので、王の姉・モルガンとの不貞の子であるモードレッドにはそぐわない表現となっています。

また、アーサー王を討ち果たしたという件も、実際には相討ちなのだとか。どうしてこういった表現がなされているのかという点を考えてみると、また違った一面が見えてくるかもしれません。
　

　
声を担当しているのは沢城みゆきさんで、『ルパン三世』峰不二子役や『ソードアート・オンライン』のシノン役でお馴染み。

モードレッドと聴き比べてみると、その声や演じる役柄の多彩さに驚くことと思います。そんな沢城さんの演じるお馴染みのモードレッドは、『Fate/Apocrypha』の“赤のセイバー”としての登場が初出。

　

　
しかしそれ以前のシリーズ作品にも登場しており、2006年頃に放送されたアニメ『Fate/stay night』の作中や『Fate/Zero』のエンディングで描かれたカムランの丘のシーンが該当。

今のモードレッドと見比べてみると細部が異なっていたり声が違っていたりするので、チェックしてみると面白いかもしれません。
　

　

　
『FGO』では第1部4章の「死界魔霧都市 ロンドン」で出会い、共に霧に包まれたロンドンで戦いました。また、その終盤には愛憎入り混じった感情を抱く、ある関係の深い人物との邂逅も……!?
　

　
その後は“円卓の騎士”たちが主役となった第1部6章「神聖円卓領域 キャメロット」にも登場。バトルでは所持していたギフト・“暴走”の効果で毎ターンチャージが最大になってしまうため、宝具を連発してくることも。苦戦した方もいたのではないでしょうか。
　

　

赤雷を纏いし叛逆の騎士の荒々しい戦いぶり

ステータス

属性：混沌・中庸
筋力：B＋
耐久：A
敏捷：B
魔力：B
幸運：D

HP＆ATK

レベル1：2153／1811
レベル50：8767／7044
レベル90：14680／11723

宝具：我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)

ランク：B　種別：対軍宝具
　

　
身長体重などの体格は、ホムンクルスという設定もあってかアルトリアと共通しています。しかし戦い方は似ても似つかないものとなっており、剣術は用いるものの、その得物である剣をブン投げる、ヤクザキックがモーションに入っているなどなかなか豪快かつ荒々しくなっています。

　

　
手にした剣は“燦然と輝く王剣（クラレント）”。これはアーサー王の武器庫に保管されていた王位継承を示す剣なのだそうで、モードレッドは強奪して使っている形になります。そんな燦然と輝く王剣を全力で解放した姿がゲーム中でもお馴染みの“我が麗しき父への叛逆”。
　

　
この際に剣のギミックが展開する演出があり、変形や合体と言った言葉で燃える男性諸君には熱くなること請け合いです。

さらに、この宝具を使用する際には『FGO』ではスキルとして実装されている宝具“不貞隠しの兜（シークレット・オブ・ペディグリー）”を解除する必要があるため、兜を被っている第1再臨時に宝具を使用するとその素顔を見ることができます。
　

　
不貞隠しの兜は本来、モードレッド固有のスキルや宝具などの“真名”に関わる情報を隠匿する効果がありますが、『FGO』では自身の弱体状態を解除、防御力を大アップ、NPを増やすという効果に。

また、宝具発動時に兜を外す必要があると言っても単純に脱ぐのではなく、こちらにも変形ギミックがあります。興味のある方はぜひ『Fate/Apocrypha』をご覧になってみてはいかがでしょうか。
　
我が麗しき父への叛逆の演出としては、剣の展開ギミックの後に血のように赤い雷がその刀身から迸り、それを敵陣に叩きつけるという形。バトルモーションのリニューアル後に追加されたセリフがファンにはたまらないものとなっていますので、ぜひ聴いてみてください。
　

　

父との確執は水着になっても健在か!?

ステータス

属性：混沌・善
筋力：C+
耐久：B
敏捷：A+
魔力：B
幸運：A

HP＆ATK

レベル1：1824／1535
レベル50：7349／5964
レベル80：11400／9212

宝具：逆巻く波濤を制する王様気分！(プリドゥエン・チューブライディング)

ランク：A　種別：対波宝具
　

　
2016年夏の水着イベント「夏だ！ 海だ！ 開拓だ！FGO 2016 Summer」に登場したモードレッドの水着バージョンは、ライダークラスでの登場。ライダーとは言っても乗るのはサーフボード、そして“波”ということでサーファーのような趣になっています。

プロフィールでは“スーパーウルトラサーファーモードレッド・ビキニスタイル”、略してサモさん、もといサーファーモーさんと記されています。親しみを込めてサモさんと呼んでいきましょう。
　

このイベントの告知CMアニメがありましたが、そのなかでまさかの父・アルトリアと仲良く水遊びに興じる姿が描かれていました。しかし左下に表示された“※映像はイメージです”の言葉通り、実際のイベントではこんな描写は一切ありませんでした。

むしろ邪険に扱われていたまであり、跳ね橋を傷つけた余りに宝具をブッパなされそうになったり、必死にアピールするも相手にされていなかったりと、シリアスシナリオではないにも関わらずふたりの複雑な関係性を窺わせています。このほかには、現地のうりぼうと仲良くなっていました。
　

　
マスターへの反応も通常時と異なっており、やたらとテンションが高く好意を素直に示してくれます。戦闘でも華麗な波乗りを披露する時にそのテンションを見ることができ、戦っていて楽しいキャラクターでもあります。

水着キャラクターではもはや当然のものとなりつつありますが、再臨段階に応じて衣装が全て変わる拘りっぷりで、デフォルトのビキニスタイルに第2段階のセーラー服、第3のサーファージャケットも中々に可愛らしい装い。
　

　
戦闘時に使っているサーフボードは“プリドゥエン”というもので、アーサー王伝説に登場する船になる盾なのだとか。それを父から永遠に借り受けて使っているということで、その辺りはセイバー時に用いる燦然と輝く王剣と同様。
　

　
宝具演出は出現させた大波にモードレッドが勢いよく乗って突撃、それによって敵陣を飲み込むといった形。この宝具はアーツ強化を行う自身のスキル“セルリアンライド”の使用や、他のサーヴァントからアーツ強化、NP供給、NP獲得量アップの支援を受けることで連発できるところに強みがあります。特にQP獲得のために周回しなければならない“宝物庫”で活躍させている方も多いのではないでしょうか。
　

　
以上、モードレッド特集をお届けしました。またこのほかの活躍としては、イベント「星の三蔵ちゃん、天竺へ行く」で紅孩児として登場していました。父・アルトリアとの確執とその掘り下げについては、ぜひとも『Fate/Apocrypha』のチェックを。
　

　
［文／胃の上心臓］

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