『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』進藤亜衣役:飯豊まりえインタビュー
北条司原作によるアニメ映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が2月8日(金)より全国公開となります。
『シティーハンター』は裏社会の始末屋(スイーパー)であり無類の女好きである冴羽獠と、彼の相棒・槇村香の活躍を描く物語。
約20年ぶりの新作アニメとなる本作では、冴羽獠役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵さんらTVアニメのキャストが再集結し、映画のために書き下ろされたオリジナルストーリーが展開されます。
アニメイトタイムズでは、『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の公開を記念し、本作のヒロインとして登場するオリジナルキャラクター・進藤亜衣役を演じる飯豊まりえさんにインタビューを実施。
声優に初挑戦した感想や、飯豊さんが感じた『シティーハンター』の魅力についてお話を伺いました。
『シティーハンター』が声優デビュー作に
ーー今作のヒロインである進藤亜衣役に抜擢された際のお気持ちを教えてください。
今回声優に初挑戦ということで、声優デビュー作という形になるんですけど、まさか『シティーハンター』のような皆さんに愛されている作品の、しかも今作の鍵を握る役どころということで、本当にありがたいなと思いました。
実際に収録をするまで「本当に声優の仕事ができるのかな…。もしかしてドッキリ?」と思うくらい、信じられない気持ちとワクワク感がありました。
声優さんの台本は私がこれまで出演してきたドラマの台本とはまた違っていて、上の方にキャラクターの心理描写が、下の方にセリフが書いてあるんですけど、そういう台本を見るのも初めてだったのですごく新鮮でした。
ーー周りの方からはどのような反響がありましたか?
以前朗読劇で共演した声優の梶裕貴さんから「絶対観に行くね!」とメッセージを頂きました!
梶さんとの共演後にも「いつか声のお仕事をしたいな」と思っていたので、今回『シティーハンター』に出演させて頂くことになって、また一歩目標に近づけたかなと感じて、すごく嬉しかったです。
あとは友人の杉咲花ちゃんも以前アニメ映画の声優をされていて「いいな〜!」とお話をしていたんですけど、今回出演が決まったことを話したら「色々大変だと思うけど、頑張ってね!」と励ましの言葉をかけてくれました。
ーーアフレコ現場はどんな雰囲気でしたか?
とても温かったです。収録現場ではスタッフの皆さんが指示してくださる声しか聞こえないんですけど、ノリノリな雰囲気だったので、私も「今度はこんなふうにやってみよう!」と考えながらマイクの前で心が踊っていました!
ーーアニメの声優に初挑戦というところで、難しかったことや発見したことはありましたか?
最初はアニメーションが完成しているものを見ながら収録をするものだと思っていたんですけど、実際の収録では製作途中の状態のものに声を当てるということで、声優さんはいつもこういうふうにお仕事をされているんだなとビックリしました!
声だけでお芝居をするので、その表現の仕方はとても難しかったんですけど、監督や音響監督の方がわかりやすく指導してくださって、最後まで楽しく収録をさせていただきました。
飯豊まりえが感じた『シティーハンター』の魅力
ーー冴羽獠役の神谷明さんとは現場でどんなお話をされましたか?
神谷さんからは「アニメに合わせるよりも、“キャラクターの感情を演じる”というイメージで伸び伸びとやってください!」というアドバイスを頂きました。その言葉のおかげですごく伸び伸びと亜衣を演じることができました。
今回の「劇場版シティーハンター」新宿プライベートアイズでヒロイン進藤亜衣役を演じた飯豊まりえさんは、とてもフレッシュな演技を披露しています。また時折見せる可愛らしさも魅力的です。皆様に是非見ていただきたいです。 pic.twitter.com/mY6ptldLOU
— 神谷明 (@kamiyaakira29) 2018年12月27日
ーー飯豊さんが感じた『シティーハンター』の魅力について教えてください。
「もしかしてこのキャラクターたちは現実のどこかにいるのではないか?」と思えるくらいストーリーに現実感がありますし、アクションシーンにも迫力があって。これが世代を超えて『シティーハンター』が愛されている理由なんだと亜衣を演じながら感じていました。
客観的に見ても、キャラクターたちがオシャレでカッコよくて。この作品を知らない10代の皆さんでもハマるようなツッコミどころのある展開や、ストーリーのテンポ感の良さも魅力だなと思います。
ーー最後に映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
約20年振りの『シティーハンター』の新作アニメということで、冴羽さんがスマホを持っていたり、ドローンが出てきたりと時代的にも進化している部分が満載です!
キャラクターの見せ場となるアクションシーンも大迫力となっていますので、以前からの作品ファンの方々にはぜひこの<新宿プライベート・アイズ>も愛して頂きたいと思いますし、作品を見たことがない若い世代の皆さんにも、この映画を観て『シティーハンター』世代の方々との会話の話題にしてもらえたらと思います!
インタビュー・文・撮影:吉野庫之介
作品情報
劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>
2019年2月8日(金)全国ロードショー!
原作:北条 司
総監督:こだま兼嗣(「シティーハンター」「名探偵コナン」)
脚本:加藤陽一(「妖怪ウォッチ」)
チーフ演出:佐藤照雄・京極尚彦
キャラクターデザイン:高橋久美子・菱沼義仁
総作画監督:菱沼義仁
美術監督:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:久保木裕一
撮影監督:長田雄一郎
編集:今井大介(JAYFILM)
音楽:岩崎 琢
音響監督:長崎行男
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:サンライズ
配給:アニプレックス
イントロダクション
裏社会に名を轟かす始末屋(スイーパー)にして、桁外れの女好き。仕事を受ける条件は美女の依頼か、依頼人の思いが心を震わせた時のみ…。人呼んでシティーハンター、冴羽 獠が帰ってきた!
1985年、北条司が『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した『シティーハンター』。1987年にはTVアニメが放送スタートし、1999年放送のTVスペシャルまで至る大ヒットシリーズとなった。
そして、2019年――アニメ放送30周年記念プロジェクトとして新作長編アニメーションがその幕を開ける! 声優陣は冴羽 獠役の神谷 明、槇村 香役の伊倉一恵をはじめ、オリジナルキャストが“奇跡”の再結集。
獠に依頼をする美人モデル、進藤亜衣役に本作が声優初挑戦の飯豊まりえ、香の幼馴染で気鋭のIT企業経営者、御国真司役に山寺宏一、さらに特別出演としてチュートリアル・徳井義実がゲスト参加する。
スタッフは初代監督にして今回総監督を務めるこだま兼嗣のもと、脚本の加藤陽一など、オリジナルスタッフと初参加のクリエイターを織り交ぜた布陣となっている。
物語は本作の為に書き下ろされたオリジナルストーリー。20年の時を経て、伝説のアニメ『シティーハンター』の新たなる歴史が動き出す!
キャスト
神谷 明、伊倉一恵、飯豊まりえ、山寺宏一、一龍斎春水、玄田哲章、小山茉美、大塚芳忠、徳井義実(チュートリアル)