『Fate/GrandOrder』“概念礼装”特集! エイプリルフールでも大活躍! ふざけた顔にも味がある? リヨ先生礼装編【連載第5回】
初代リヨ礼装「ジャングルの掟」
2016年の正月イベントにて実装された、記念すべき初代リヨ礼装。とにかく初登場した時のインパクトは凄まじいものがありました。
餅つき中のマシュと所長に、ゴリラ(?)化したアルトリアと主人公が襲うという、謎の多いシチュエーション。
『Fate/Grand Order Memories』でのリヨ先生のコメントによると、「申年を記念した礼装として、FGOとゴリラをどうクロスオーバーさせるか」考えた結果生まれたものなのだとか。
ファンの間では、バイオゴリラ細胞を移植された某Twitterアカウントが元ネタなのではと推測されていますが、真相や如何に。
性能面は、クエストクリア時の獲得QPを+2015するというもの。微々たる効果ですが、星3礼装でQPを加算できるのは正月のリヨ礼装シリーズくらいなので、宝物庫周回のコスト調整枠などで使い道はあります。
なお最大限凸すると、獲得QPが2016に。ゲーム的なメリットはないに等しいですが、最大限凸することで2015年から2016年の年越しを迎えられる……というネタになっていました。
本礼装以外にも、正月ガチャのリヨ先生礼装ではマシュが皆勤で描かれていますが、「マンガで分かる!FGO」でのマシュは、その色合いから「なすびちゃん」扱いを受けています。
これは、正月の正夢で見ると縁起がいいとされる「一富士二鷹三茄子」に絡めているのかもしれません。
なおこの「一富士二鷹三茄子」の由来は、一説には徳川家康だと言われており、大奥プレイ後だと「マシュにも徳川の属性が……?」と考えてしまったり。
アルトリアの装備に注目!「マンガで分かる!FGO」
リヨイベントこと「オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~」のクリア報酬として獲得できた概念礼装。
サーヴァントたちと力を合わせ、人類の未来を守るために戦うと解説テキストには記載されていますが、ラスボスであるリヨぐだ子に立ち向かう構図にしか見えないのが正直なところ。きっとソロモンはアイアンクローでもう倒された。
注目したいのは、テキストでは「空戦型」と記載されているアルトリアで、エクスカリバーにロンゴミニアド、さらに水着時の水鉄砲というフル装備使用になっています。
空戦型というよりもフルアーマーかパーフェクトアルトリアとでも呼びたくなる全部乗せのロマン。ただ、それでもリヨぐだ子に立ち向かうには分が悪そうですが。
どういう立ち位置なのかは不明ですが、リヨぐだ男こと男主人公と、ヒポグリフに乗ったアストルフォの姿も。表向きはまともそうなリヨぐだ男ですが、内面に秘められた闇の深さはリヨぐだ子を上回るものがあると個人的には思っています。
効果はクエストクリア時に得られるマスターEXPを50増やすというもの。復刻で再入手できることを除くと、一枚しか入手できないので、最初から最大限凸されています。
こちらも微々たる効果ですが、高難易度クエストをクリアするために少しでもマスター礼装のレベルを上げたい場合などに、「パーソナル・トレーニング」などと併用して使いたい礼装です。
あの感動のフィナーレが呼び覚まされる!?「春遠からじ」
リヨ礼装らしからぬ(?)、厳かな雰囲気も漂う礼装。2018年のエイプリルフール限定アプリである『Fate/Grand Order Gutentag Omen Adios』のクリア報告ツイートが規定数を超えたことを記念して、『FGO』本編でも配布されました。
『FGOGOA』のエンディングロールでも使われたイラストで、ほとんどのプレイヤーには説明するまでもないかと思いますが、元ネタは『FGO』第1章のエンディングロールで挿入されたイベントスチル。
今でこそイベントスチルは『FGO』でも珍しくなくなりましたが、第7章~最終章あたりのスチルが挿入されるシーンでは本当にテンションが上がりまくって、PC版の『Fate/stay night 』を初めてプレイした時のことを思い出したのをよく覚えています。
『FGOGOA』でも、4月2日を取り戻すという感動的な演出で使われていたのですが、概念礼装版の解説テキストではそのリヨぐだ子の内心が明かされることに。まぁ、あの雪山に普段の服装のままで出たらそりゃ寒いですよね……。
概念礼装としての効果は毎ターンHPを42回復する状態を付与するというもの。取り戻した4月2日にちなんでのネタですが、さすがにゲーム的な使い道はほぼないですね!
なお「春遠からじ」というタイトルは、おそらくイギリスの詩人・シェリーの詩「西風に寄せる歌」の一節からつけられており、なかなかオシャレ。一見おふざけ感全開なようで、こうしたハイセンスなオマージュが随所に見られるギャップも、リヨ礼装の面白さです。
ちなみにアニメもあるよ!
最後にちなみにですが、リヨ先生の『マンガで分かる!Fate/Grand Order』は、まさかのアニメ化されたことでも一躍話題に。
男・女ともに主人公の声優さんは金田朋子さんということで、狂気具合……もとい破天荒具合がはまり役でした。マシュやアストルフォにセクハラしたり、謎の雄叫びをあげたりと、これは金田さんにしかできない役だったかもしれません。
『FGO』公式YouTubeチャンネルではアニメ本編が公開中です。動くリヨ先生の世界をお楽しみください。エンディングのアルテラが可愛いのでお見逃しなく!
ちなみにこれ、続編の制作はないんでしょうか?
以上、リヨ先生特集、いかがでしたでしょうか。
イラストのインパクトと効果のネタっぷりに目が行きがちですが、今回紹介した3枚以外にも、リヨ先生の担当する礼装は何かしらの小ネタが隠されていたりと奥が深いことが多く、まさに本連載のテーマにもピッタリ。いろいろと考察してみるのが楽しい礼装になっています。
なお「オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~」では、報酬としてリヨ先生がイラストを担当するサーヴァント「ポール・バニヤン」を獲得できましたが、ライダーとアサシンを筆頭に、残るうどんサーヴァント仲間たちは未だ未実装。
星1~2のレアリティのサーヴァントの追加機会はほとんどないので、彼女たちが実装が期待できる第2、3回のリヨイベント開催にも期待したいですね。
本連載では、今後も様々な概念礼装の紹介を行っていく予定なのでお楽しみに!
[文/米澤崇史]
その他の『FGO』特集もお見逃しなく!
概念礼装特集
●【連載第1回】[カレイドスコープ、スリー・アングラー、カルデアの顕学]
●【連載第2回】[至るべき場所、月霊髄液、フリーランサー]
●【連載第3回】『Fate/stay night[HF]』でも話題の間桐慎二をピックアップ!
●【連載第4回】バレンタインデーガチャ礼装を見ていこう!
●【連載第5回】リヨ先生によるハチャメチャ礼装
●【連載第6回】もっとよこせ、バルバトス――レイドイベント活躍礼装
●【連載第7回】インド村の住人たちに贈る、3種の礼装を紹介
●【連載第8回】巷で噂のあの軍師にピッタリの礼装も!? 水着礼装編
●【連載第9回】TVアニメでも大活躍!ギルガメッシュ礼装編
リヨ先生関連グッズはこちら!
『Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)』作品情報
・ジャンル:FateRPG(フェイトRPG)iOS/Androidにて好評配信中
・企画・開発・運営:DELiGHTWORKSInc.(ディライトワークス株式会社)
・製作:TYPE-MOON/FGOPROJECT
・価格:基本無料(ゲーム内課金あり)
公式サイト
公式Twitte(@fgoproject)
公式ハッシュタグ:#FGO