春アニメ『みだらな青ちゃんは勉強ができない』矢部総一郎役・近藤隆さんインタビュー|徐々にエスカレートしていく青ちゃんの妄想がクセになる！

2019年4月5日（金）より放送を開始しているTVアニメ『みだらな青ちゃんは勉強ができない』。本作は男性を毛嫌いしつつもエッチな妄想を繰り広げてしまう堀江青と、そんな青に一途な想いを寄せる木嶋拓海によるラブコメディ。

キャラクターの声を和氣あず未さん（堀江青役）、寺島惇太さん（木嶋拓海役）、津田健次郎さん（堀江花咲役）、木村珠莉さん（高岡雅役）、近藤隆さん（矢部総一郎役）、白井悠介さん（上原将生役）、深町寿成さん（米塚周平役）らが担当し、作品を盛り上げます。

アニメイトタイムズでは現在、『みだらな青ちゃんは勉強ができない』のメールインタビュー連載を実施中！　第5回は、矢部総一郎を演じる近藤隆さん。ご自身が担当するキャラクターや、作品の魅力についてはもちろん、アフレコ現場の雰囲気などを語っていただきました！

■□■□■　インタビューバックナンバー　■□■□■
　　　　　【第1回】堀江青役　和氣あず未さん
　　　　　【第2回】木嶋拓海役　寺島惇太さん
　　　　　【第3回】堀江花咲役　津田健次郎さん
　　　　　【第4回】高岡雅役　木村珠莉さん
イマココ⇒【第5回】矢部総一郎役　近藤隆さん

青ちゃんの妄想こそが、この作品最大の魅力

――父が官能小説家であることから、男性を毛嫌いしつつもエッチな妄想を繰り広げてしまう堀江青、そんな青とプラトニックな交際をしたいという木嶋拓海。二人の関係がどのようになっていくのかが気になる本作について、どのようなところに魅力を感じましたか？

近藤隆さん：いつもえっちな妄想が止まらない青ちゃん。中学生男子のような自身の妄想から身を守るべく、その結果さらなる上級者への階段をのぼってしまう青ちゃん。残念な子ですが、そこがたまらなく愛おしいですね。

青ちゃんの妄想がエスカレートするたびに、何とも言えない不思議な魅力を感じます。そこに拓海くんも惹かれているのでしょう。青ちゃんの妄想こそが、この作品最大の魅力だと言えます。

――担当するキャラクターについて、どういった点が魅力だと思いますか？

近藤：矢部さんは、この作品で数少ない「大人」の視点から物言いをするキャラクターですね。もっとも身近な大人である父親として花咲先生がいらっしゃいますが、先生は様々な役回りをお持ちなので、ただ「大人」という点においては矢部さんの方が適任なのでしょう。拓海くんの嫉妬心とかイイ感じにミスリードできますし。

――ご自身との共通点があれば教えてください。

近藤：矢部さんとの共通点ですか。うーん……、あんまり感じないですね。現場の中でも年長者の部類なので、立ち位置としては似ているかな。共通点というより矢部さんみたいな人になりたいです。

――キャラクターを演じるにあたり、どのような演技プランを考えていましたか？　また、収録にあたってディレクションやアドリブ等はありましたか？

近藤：矢部さんを演じるにあたってはとにかく「いい声」を心がけ、不必要なくらいイケボ感を出しながらやることにしています。これでもかと無駄に意識しまくって若干スベって聞こえるくらいが、画面から見る青ちゃんと矢部さんの距離感としてちょうどいいかなと考えてやってます。

それ以外では、あまり強引なウケ狙いをしないように気をつけていますね。ついやりたくなるシーンもたくさんあるのですが、自分のターンじゃない時は攻めないのが矢部さんの立ち位置として肝要かなと考えておりますので。

ディレクションやアドリブ等、もちろん現場で指示をいただくことは多々ありますよ。でも基本的にはこちらから準備したものをリハーサルでぶっ込んでみて、台本との整合性やウケ方の感触を確かめていただいてから修正という流れで動いていると思います。その上でアドリブを要求されると、どうするか悩みながらも楽しみを感じますね。