『Fate/GrandOrder』“概念礼装”特集! もっとよこせ、バルバトス――レイドイベントで活躍する3種の礼装を紹介【連載第6回】
対バルバトス礼装の決定版!「黒の聖杯」
おそらく今回のレイドイベントで、もっとも多くのバルバトスを屠ったと思われる星5礼装。
その真価が発揮されるのは最大限凸時で、宝具威力が80%アップという強烈な効果に。
400万DL記念という、サービス開始からさほど間をおかずに実装されている礼装ですが、これを上回る数値の礼装は未だに登場しておらず、レイドイベントでは攻撃役のサーヴァントに装備させる概念礼装の第一候補としてよく上げられます。
礼装自体の攻撃力も、最大でATK+2400と高く、まさに攻撃に特化した礼装と言えます。
ただしデメリットとして、毎ターン500のダメージを受けてしまう副次効果があるのですが、1ターンで倒しきるなら問題ナシ。欠点は、NPを0から溜めないといけないということで、NP獲得系のスキルか、サポーターによるNP付与が必須となるところでしょうか。
今回はバルバトスがアサシンのクラスだったこともあり、この「黒聖杯」を「高速詠唱」を持つ三蔵法師に装備させ、マーリンを組み合わせた編成が主流となっていました。NPを一気に100%近くまでチャージできる「高速詠唱」持ちとの組み合わせはやはり鉄板ですね。
筆者は三蔵ちゃんの宝具火力が十分なラインに達していたこともあり、マーリンと水着頼光を組み合わせて運用していました。
水着頼光はバスターバフと弱体化解除を両方もっているので、開幕デバフを付与してくる今回のクエストには相性抜群。フレンド枠に依存しないので、出撃前の選択時間を少し短縮できるのもウリです。
イラストの元ネタは、『Fate/Zero』に登場していた「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」。
……なのですが、テキストを読む限りでは、アイリ本人ではなく、汚染された聖杯がアイリの姿形を借りて切嗣の前に登場した幻であると推測できます。イラストを担当した中原さんによると、「黒衣の花嫁衣装」としてデザインを行ったのだとか。
『Fate/Zero』とのコラボイベント「Fate/Accel Zero Order」では、最後のボスとして黒い衣装のアイリが登場しているのを覚えている方もいるのではないかと思います。
ただ、そちらは聖杯を作るための基盤となった、アイリ達のオリジナルともいうべき存在である「ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン」がベースとなっているとされているため、「黒の聖杯」に描かれている人物とは別者ではないかと筆者は考えています。
なお冬木の聖杯に関連したネタは、今回のイベントの原作である『ロード・エルメロイII世の事件簿』にも登場しており、『FGO』の世界観とのつながりも匂わせています。
アニメや原作小説をチェックする際には、そのあたりのポイントに注目してみるのもオススメです。