蒼井翔太さんの4年ぶりの写真集『生きていく』が12月24日発売！ アイスランドで撮影した理由と蒼井さんが「普通の写真集ではない」と語る思惑は？

蒼井翔太さんの写真集『生きていく』が2019年12月24日に発売されます。約4年ぶりの写真集は全編アイスランドにて撮影。それぞれの撮影シーンやカットから感じたことをページごとに自筆で記していく珍しい形で、蒼井さんいわく「普通の写真集ではありません」。

発売を控えた蒼井さんにタイトルやこの写真集に込めた想い、撮影エピソードなど語っていただきました。

写真集で僕の今までと、これからのワクワクを共有したい

――4年ぶりの写真集になりますね。

蒼井翔太さん（以下、蒼井）：4年間空いたのは写真集を出すタイミングがなかなか合わなくて。そして30歳を超えたあたりで作ろうかというお話もあったけど、ようやく今回制作にこぎつけることができました。

今までいろいろなステージや場所でパーソナルな部分をお話しする機会はありましたが、この写真集で今まで生きてきて感じたこと、これから知るであろうワクワクを皆さんと共有できたらいいなと。

――写真集のコンセプトとタイトルを『生きていく』にした理由は？

蒼井：僕には32年間生きてきた中で感じたことがあり、そしてここからまた蒼井翔太として生きていくわけですが、その途中にいる僕が今、感じたり、お伝えしたいことをこの写真集で表現できればと。

また普通の写真集ではないと言ったのは、実はそれぞれの写真のほぼ半分以上に僕の直筆で、僕が思ったことや感じたことを筆で記しています。撮影時に感じたことや写真を見てインスピレーションが浮かんだこと、「この写真の表情はこんな解釈ができるかも。じゃあこのページはこのテーマにしよう」とか。

例えば、落ち込んでいる時に開いたページが笑顔の僕だったら「頑張ってね。大丈夫だよ」と寄り添ったり、お出かけする前に開いたページに書かれている文字を心に持って活動してみようかなとか、生活していく上での元気の源だったり、前を向くきっかけになればいいなという想いも込めて、このタイトルにしました。ランダム性を楽しんでいただきつつ、見てくれるみんなとシンクロできる1冊になればいいなと思っています。

▲アニメイト限定版表紙C

広大かつ幻想的なカットが撮れるアイスランドへ。表情が刻々と変わる自然のおもしろさ

――なぜ海外で撮影しようと思われたのでしょうか？

蒼井：普通の写真集にはしたくなくて、1枚の写真でもいろいろな感じ方ができる、おもしろい写真集ができたらいいなと思った時、僕がイメージした写真を撮るには日本だと国内を何カ所も移動しなくてはいけなくなりそうで。幻想的なものを撮影したいという想いがあったから「それなら海外に行ってみては？」とアドバイスをいただいて。飛行機は苦手なんですけど（笑）。片道15時間フライトして行ってきました。

――アイスランドを選ばれた理由は？

蒼井：幻想的かつ広大なところがないかなと探していたら、スタッフさんがいくつか提案や画像を見せてくださった中でイメージにピッタリだったのがアイスランドでした。

――アイスランドの印象をお聞かせください。

蒼井：大自然の幻想的な景色が広がって、山もいろいろな形があって、台形型の山では太陽との間に入る雲の影が山に映って、天然のスクリーンみたいで。ちょっと車で走ると天候が変わって、違う山に見えたり、いろいろな表情を見せてくれるのがおもしろかったです。

3分後に雨が降ったと思ったら、その2分後にすぐ止んでと天候が変わりやすくて。撮影の時はすっかり晴れた撮影日和でしたが、すごく寒かったです。特に夜はコートを着ないと凍えそうなくらい。でも白夜が終わった頃の時期で、夜が短くて、すぐ朝が来て、昼は建造物などさえぎるものが何もないので終始太陽に照らされて温かったです。街中に入るとお買い物もしやすいし、食べ物も空気もおいしくて楽しかったです。

――壮大な自然の中で凛々しくたたずむ姿もあれば、街中で自然体の表情を見せる蒼井さんがいたり。

蒼井：異なるもの同士の融合もテーマの1つでした。幻想的な荒野の写真の中にナチュラルな写真も混ぜてみたり、草原の中で白い衣装を着ているけど、毛皮の要素を入れてみたり、いろいろなものを混ぜ込みました。

――今回着ている衣装もご自身のコーディネートですか？

蒼井：はい。スタイリストさんと相談して決めました。コートなどメインの衣装だけではなく、いくつかアイテムも用意してもらって。「この景色だったらこの毛皮も」とその場で付けて、またカットが変わったらはずしてと、シチュエーションごとに一緒に考えながらスタイリングしていきました。完全に決めてしまわないで、その場で感じたインスピレーションを大切にしました。

――撮影時の印象的なエピソードを教えてください。

蒼井：今回、ドローンも使用して撮影していただいたんですが、上空を飛ぶとブーンと音がするんですけど、ハチの大群が来たんじゃないかと何度か驚きました（笑）。また崖の上での撮影は風も強いし、ちょっとバランスを崩すと落ちてしまいそうなのに、大きな布も背負っているので体を持っていかれないように頑張りました。

あと、年老いたヤギが僕らの後をずっとついてきて。体を寄せてきたりするのがかわいくて。道にブルーベリーやブラックベリーがなっていて、コーディネーターさんが食べても大丈夫と言われて食べてみたらおいしかったです。自然とのふれあいが印象的な撮影でした。

▲アニメイト通常版表紙D

蒼井さんのお気に入りの1枚は？

――今回収録される写真の中でお気に入りや印象深い1枚は？

蒼井：ジャケットを着て荒野で撮影したカットは一見、合わなそうだけどすごくマッチしていて。イメージ以上のものが撮れたのでお気に入りです。滝も素敵だったし、ブルーラグーンという世界最大の露天風呂にも行ったり。あと一輪だけ咲いている花があって、寄り添うように撮影したカットは奇跡だなと。いいカットがたくさん撮れました。

――アニメイト限定版はメイキングDVD付きなんですよね。

蒼井：撮影中、ムービーもたっぷり回していただきました。カメラに向かって僕が場所の説明をしたり、街中では僕自身が撮影したり。アニメイト版とGARNET版それぞれ内容が違う２本を作っていただきましたが、たくさんの素材が撮れていたらしく、それでもカットした部分も多いと伺いました。可能であればどちらも見てくれたらうれしいです。

――もし次回、写真集を作るとしたら行きたい国は？

蒼井：ロンドンやセドナに行ってみたいです。今回はすごく幻想的なカットも多かったけど、次は街中を多めにして、食べ歩きや買い物している様子など、もっとナチュラルな表情が見せられる写真集が作れたらいいなと思っています。自分が新鮮だと思っている瞬間も写真に収められたらいいなと思っているので、また海外に行きたいですね。

――皆さんへのメッセージをお願いします。

蒼井：1冊目の写真集『TRICK OR MAGIC』は赤ずきんちゃんの格好をしたり、コンセプチュアルなものでしたが、今回はまったく違うテーマで、新たな一面を見ていただけるのではないかなと思っています。ただの写真集ではなく、開くたびに違うメッセージが見られるので、全ページ通して見ていただいたら毎日1ページ、おみくじを引くように楽しんでいただいたり、持ち歩いてみたり、お好きな楽しみ方をしてみてください。

隠し要素や今まで撮影したことがない写真もたっぷりあるし、きっと驚くページもあると思いますが、今の僕のナチュラルな部分を感じていただけたら。そして3月14日に行われるイベントでは僕からの感謝の気持ちとおもてなしを楽しみにしていていただけたら嬉しいです！

書籍情報

【写真集】蒼井翔太写真集「生きていく」 アニメイト限定版表紙C【メイキングDVD(S盤)付き】

【写真集】蒼井翔太写真集「生きていく」 アニメイト通常版表紙D

蒼井翔太写真集『生きていく』
2019年12月24日発売
アニメイト限定版（メイキングDVD付き）　5,000円（税別）
GARNET限定版（メイキングDVD付き）　5,000円（税別）
アニメイト通常版　3,000円（税別）
GARNET通常版　3,000円（税別）
※アニメイト、GARNET通販でのみ発売。4種類それぞれ表紙が異なります。

『生きていく』発売記念イベント
2020年3月14日（土）都内某所
アニメイト購入　13:30開場　14:00開演
GARNET購入　16:30開場　17:00開演
応募締め切り　2020年1月19日（日）

蒼井翔太写真集『生きていく』特設サイト