声優
土岐隼一クリスマスコンセプトシングル「Party Jacker」インタビュー

土岐隼一さんがクリスマスコンセプトシングル「Party Jacker」を11月6日にリリース! 12月22日にはクリスマススペシャルイベントも開催!! 

2019年5月に「約束のOverture」でアーティストデビューした土岐隼一さん。次に放つのは何とクリスマスコンセプトシングル!?  「Party Jacker」が11月6日に発売されます。スウィング系のパーティチューンの表題曲や自身のラジオ番組『Time with You』をテーマにした楽曲などを収録。土岐さんいわく「自分の好きを詰め込んだ1枚」に!

12月22日にはクリスマススペシャルも開催! 昼はラジオ番組の公開録音、夜はライブと共に初の試み。注目のシングルの発売を控えた土岐さんが今作に込めた想いとは?

音楽デビューで知ってもらうきっかけが増え、新しい感覚を手に入れた手応え

──5月にアーティストデビューされましたが、音楽活動を始めてからここまで振り返った感想をお聞かせください。

土岐隼一さん(以下、土岐):まだ半年弱しか経っていませんが、応援してくださっている皆さんが温かいなと実感しました。

発展途上の僕がアーティストデビューするのは、名だたる先輩方が満を持してデビューするのとは違うので、最初の頃は「僕でいいのかな」と思いました。ただ、この活動を通して、「役者としてもアーティストとしても成長していけたらいいよね。そのためにみんなでスクラムを組んで頑張っていこう」と音楽チームの皆さんに言っていただいて。実際、僕の歌を聴いて土岐隼一という声優を知ってくださった方もたくさんいらっしゃったので、やってよかったなと思いました。

また、リリース&バースデーイベント「約束の3Overture」で、新しい感覚が増えた手応えも感じたし、その後のいろいろなお仕事にも音楽活動が役立っている気がします。

クリスマスライブに向けたシングル。表題曲「Party Jacker」はワクワク楽しいパーティソング!

──デビューシングル「約束のOverture」に次ぐシングルがクリスマスシングルというのは珍しいですね。

土岐:僕の中ではコンセプトシングルの1枚目というイメージです。年末にライブをやることになって、決まったのが12月22日というクリスマスに近い時期だったので、せっかくだからクリスマスをコンセプトにしたシングルを作ろうと。

──このシングルを制作するにあたって、ご自身からオーダーしたことは?

土岐:一番わがままを言わせていただいたのが表題曲の「Party Jacker」です。クリスマスにちなんだ曲を作ることになった時、クリスマスにフォーカスするだけではなく、1年が終わり、新しい1年が始まるワクワク感、お祭り騒ぎのような雰囲気を曲にできたらいいなと。この1日だけはいろいろなことを忘れて楽しもうぜというパーティソングみたいな曲がいいのでは? と提案させていただきました。

その後、いくつかの候補曲の中から選んだんですけど、僕の好みの雰囲気に変えていただいて、デモの段階からテンポもアレンジも使われている楽器も変わっています。最初はもっとテンポが速くてロックっぽい雰囲気でしたが、僕がスウィング系のビッグバンドのサウンドが好きなので、そこに寄せて王道から若干離れたものにしたいんですよねとお話しして。金管楽器やピアノを使っていただいたり、ちょっとテンポを落としてスウィングするイメージを増やしてもらったり、何度もやり取りして、ブラッシュアップさせていきました。

──ジャジーでゴージャスな雰囲気のサウンドですね。テンポを落としたといいつつ、アップテンポですよね?

土岐:相当、疾走感があると思います。その中でも自然に体が揺れたり、手を叩いてしまうような。みんなが笑顔でキラキラした空間が好きなので、そんなムードを出すにはどうしたらいいのか、みんなで相談しながら作っていきました。

──歌詞は曲頭の「寝不足な気味なBaby 初心(ウブ)だね」など、好きな子との夜を楽しむような。

土岐:「一堂に会したら」とあるように、実は対象は1人じゃないんです。みんなで集まって、主人公が「さあ行こう 最高峰へ」と引っ張っていく感じで。まだ「スウィング系の曲でパーティっぽくしたいんです」とざっくりとした段階の時、「じゃあ、土岐君が引っ張る人にならなきゃね」と冗談半分で話していたのを聞いて、確かにパーティには先導者が必要だなと。

普段ならそういう役割をすることはほとんどないけど、年末の忙しい時期に時間を作って会いに来てくださる、この日だけはグイグイと、ギラついたり、オラついた引っ張り方をしたほうが皆さんが盛り上がってくれるかなと思ったし、いい意味でマウントをとったほうがパーティソングに合うんじゃないかなと。

それを作詞のRUCCAさんにお話ししたらこの歌詞が届いて、想像を絶するギラつき方で(笑)。僕が歌ったことがなかったし、いい挑戦になるなと思って、修正することなく、そのまま歌いました。

レコーディング後に生音を加えたり、演奏陣のアドリブに感激!

──ちょっと背伸びしている感じもかわいいかも。

土岐:RUCCAさんはデビューシングルのカップリング曲「僕らには有ったよなぁ」でお世話になって、僕の人間性もわかっている中で、上から目線の歌詞を書いてくださって。うれしかったし、やってやろうじゃないかって(笑)。

──大サビ前の「終幕(エンドロール)迫っても」で、また一段ギアが上がる感じもいいですね。

土岐:そうですね。全体的にも盛り上がり方も完璧だし、アレンジも素晴らしくて。生音の収録にも立ち会わせていただきましたが、めちゃめちゃカッコよくて。収録中に奏者の方が「ここのところにも音を足したほうがいいんじゃないですか?」と言ってくださって、アドリブをしてくださったり、その場で入れてくださって。

また、レコーディングが終わった後、ディレクターが「生音を入れたいな」とサックスとトロンボーン、トランペット奏者の方を呼んでくださって。完成した曲を聴いたら、こういうサウンドと僕の声って意外と相性がいいんだなと。いろいろな発見もありました。

──パーティチューンの定番になりそうですね。

土岐:パーティは季節や時期を問わずにできるし、曲に合うシチュエーションを見つけてもらったり、聴きたくなった時に気軽に楽しんでもらえる、皆さんにとってそんな曲になったらいいなと思っています。

──2曲目の「Afterglow」は「夕焼け」等を意味する言葉ですね。

土岐:そこから転じて、「残り香」や「余韻」みたいな意味もあって、テーマとしては「Party Jacker」というお祭りの後のイメージです。テーマをお伝えして作詞・作曲の渡辺翔さんにお任せしたら、まさに「ザ・アンニュイ」な曲が上がってきて。哀愁を帯びた、懐かしさを感じる曲調でした。でも、ただ悲しいだけではなく、歌詞にはまだ続いていくし、次につながる希望に満ちた部分もあって。

あとフレーズの余裕があるんですよね。今の楽曲は1小節の中にタイトに言葉が詰め込まれているけど、この曲は入っている言葉が少なめなので、レコーディングでは情景や意味合いをかみしめながら歌えました。哀愁を帯びた曲を、哀愁を帯びた歌い方をしてしまうとどんどん気持ちが沈んでしまうので、引っ張られないように心がけました。

何か終わった後に「〇〇ロス」という言葉がありますが、そんな時に聴いていただくのにピッタリな曲になっています。また気分に浸りたい時とかにも聴いていただけたら。

──3曲目の「Time with You」はご自身のラジオ番組名と同じタイトルですね。

土岐:そのラジオ番組をテーマに作っていただいた曲です。RUCCAさんが番組のコーナーの雰囲気もきれいに入れてくれて、リスナーの方に刺さる歌詞が散りばめられています。それだけではなく、「周波数」や「真空管」、「レコード」など懐かしい言葉も使われていて。僕自身、70~80年代の曲が好きなので、このノスタルジー感も素敵だなと思うし、僕がラジオ好きとお伝えしていたので、そこも反映されていて。

また、リズム感はゆったりめだけど、歌い上げる曲になっていますね。優しいけど、力強いところもあったり。深夜2時の放送でみんなには話せないけど、仲の良い人には話せる、そんな人達が集まる空間にしたいなと思ってやっているので、サウンド感は元気過ぎず、まったりし過ぎず、「キラキラ」と説明するのが適切かもしれません。

違うテーマやサウンド感は自分らしい。ジャケットは楽器たちとワイルドな雰囲気で

──クリスマスコンセプトシングルと題しながらも、クリスマスそのままを描いた曲ではなく、それぞれ違ったテーマで作られているのに違和感がないのが不思議です。

土岐:不安なくらいジャンルが違う3曲ですが(笑)、昔の洋楽や民族系の音楽など子供の頃から幅広く聴いていただいたので、僕らしいのかも。1人でまったりしたい時には「Time with You」を、友達と遊んだ後やライブを観た後、寂しくなったら「Afterglow」を、みんなで盛り上がりたい時には「Party Jacker」と、いろいろなシチュエーションで楽しんでいただけたら。

──ジャケットは「Party Jacker」で使用された楽器達と一緒に撮影されていますね。

土岐:まだ曲のイメージをお伝えしただけの段階で、そのイメージで撮ろうと。本物の楽器を吊るしている中に僕が立っているんですけど、僕が引っ張るワイルドな部分も出そうとスーツを着崩したりしてみました。

──ここでクリスマスにちなんだ質問を。サンタクロースは何歳まで信じていましたか?

土岐:早々に気付いていたけど言わないのが美徳かなと思ってました(笑)。小学3年生の頃まではクリスマスプレゼントをもらっていましたが、父親というマネージャーを通してサンタさんにお願いして。「サンタさんにこれ欲しいって言っておいて」「わかった。伝えとく」と。それでプレゼントがもらえるシステムでした(笑)。そして4年生になった時、「今年はもうサンタさん、来ないらしいぞ」と言われて、「了解」と。それで終わりました。まあ、お年玉もあるから大変だしねと理解してました。

──また今までもらったクリスマスプレゼントの中で一番印象深かったものは?

土岐:最後にもらったクリスマスプレゼントのスケートボードです。眠っていたら急に顔にバタンと落ちてきて。足の滑り止めのザラザラした部分が痛かったです。ケガはしなかったけど。スケートボードは絶対に寝かせておいたほうがいいと思います(笑)。

──好きなクリスマスソングや、クリスマスの時期になると聴きたくなる曲は?

土岐:いっぱいあるけど、海外の曲のほうが多いかもしれません。今の曲も好きだけど、昔ながらのクリスマスソング、聖歌のほうが聴きたくなります。実家が商店だったんですけど、店内BGMもクリスマス時期は聖歌を選んで流していたし、僕自身もピッタリだなと思っています。

昼と夜で内容が違うクリスマスイベント。ライブも公開録音も史上初!

──12月22日に行われるクリスマスイベントの意気込みをお聞かせください。

土岐:昼の部がラジオ番組『Time with you』の公開録音、夜の部がライブとまったく別の内容になっています。公開録音も初めてだし、ライブと銘打ったワンマンイベントも初めてで。バースデーライブでも2曲歌いましたが、お届けする曲数も断然多いし、今回の新曲も初披露になります。過去最大の曲数になると思うので、しっかり練習と体力作りをして、当日は「Party Jacker」で、みんなでハジけたいです。

──あと10月18日に写真集『precious time』が発売されたんですよね。

土岐:ひと言で説明すると僕がただ旅行した様子をまとめた写真集で、こんなに仕事が楽しくていいのかなと。2泊3日で京都と神戸を巡らせていただいたんですけど、僕が好きなところにしか行かなくて。大好きだと公言していた喫茶店とか神社・仏閣もあるけど、行ったことがなかった、インスタ映えするスポットにも行ってみたり、新しいことにもたくさん触れて。だからタイトルを付ける時に思い浮かんだのが「precious」で、かけがえのないひとときを意味するこのタイトルになりました。

僕の楽しかったことが詰まった写真集で、いろいろな場所に行って、その合間にお茶して。本当は喫茶店は2カ所しか行く予定じゃなかったのに、4カ所行ってしまったため、予定していたのに行かなかったところもあったりして(笑)。完成した写真集を見て、自然体な表情で撮っていただいたなと思いました。僕と旅行に行ったらこんな風になるんだろうなと想像しながら楽しんでください。

今後の音楽活動に自分の「好き」成分を増やして、夢はツアー&海外ライブ!

──今後の音楽活動の目標をお聞かせください。

土岐:始めた時からずっと変わらないのは、ライブやイベントに来てくださる方々が「楽しかったね。また来たいね」と言ってもらえるアーティストになることが目標です。音楽活動を続けている方達は歌がうまいだけではなく、パフォーマンスやトークが上手だったり、楽しませることに長けていて、「また見に来たい」と思わせる魅力があると思うんです。そんな先輩達から見て学びながらライブを重ねていけたらいいなと。

ゆくゆくはアルバムも作って、ツアーをして、そして海外にも行って、おいしいお酒を飲んで(笑)。海外で「Party Jacker」で年末を迎えられたら最高でしょうね。頑張ります!

──土岐さんは音楽のバックグラウンドや知識が豊富なので、その片鱗が今後見られるのも楽しみです。

土岐:ありがとうございます。今回がその皮切りになっているかなと。「約束のOverture」も転機になった大切な曲ですが、「Party Jacker」もコンセプト作りからアレンジの提案などかなり関わらせていただいたので、僕の好きな成分がいっぱい詰まっていると思います。まだ僕がどんな曲が好きなのか、伝えきれていない部分もあるので、僕がやりたい音楽をしっかり伝えて、好きな成分を今後どんどん曲の中に増やしていけたらと思っています。

──では、皆さんへメッセージをお願いします。

土岐:このシングルは僕の大好きを詰め込んだし、音楽チームもその想いに応えてくださって、素敵な1枚になりました。聴いているだけで楽しい気持ちになったり、その時の気分やシチュエーションによって楽しめる3曲です。このシングルを聴いて、パーティを楽しんだり、忙しい年末を乗り切るエネルギー源にしてもらえたらと思います。

そしてもう少し待つとクリスマスイベントがあります。24日と25日は大切な人と過ごしていただくとして、22日の1日だけ僕にください。「Party jacker」の歌詞のように「リグレットさせない」ですから!

CD情報

土岐隼一「Party jacker」
2019年11月6日発売

アニメイト初回限定盤(CD+DVD[デビュー&バースデーイベント「約束の30verture」ダイジェストムーボー収録]) 2,700円(税別)

きゃにめ初回限定盤(CD+DVD[st写真集『precious time』メイキングムービー収録]) 2,700円(税別)

通常盤(CDのみ) 1,800円(税別)
※アニメイトときゃにめにて限定発売

イベント情報

「Party Jacker」発売記念イベント
2019年11月19日(火)
開場時間/開演時間:18時15分/19時00分
場所:アニメイト池袋本店 9Fイベントスペース
内容:トーク&抽選会

2019年11月24日(日)
開場時間/開演時間:11時30分/12時00分
場所:アニメイト仙台 イベントスペース
内容:ミニトーク&お渡し会

2019年11月24日(日)
整列開始時間/開演時間:16時15分/16時30分
場所:アニメイト宇都宮
内容:お渡し会

2019年11月26日(火)開場時間/開演時間:18時30分/19時00分
場所:ポニーキャニオン本社3Fイベントスペース(港区六本木1-5-17 泉ガーデンANNEX)内容:ミニトーク&お渡し会

土岐隼一クリスマスイベント
2019年12月22日(日)
東京・北とぴあ・さくらホール
1部(昼の部)『土岐隼一 ラジオ"Time with You"』公開録音
2部(夜の部)クリスマススペシャルライブ

土岐隼一アーティスト公式サイト

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