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- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
──映画全体のみどころや久保さん個人的のおすすめポイントなど、ネタバレにならない程度で構いませんのでお話いただけますか?
久保:”ましろちゃんの選択”がどうなるんだろうって、お客さんはドキドキしながら見ていくんじゃないかなと個人的には思います。
私自身も台本を読みながら心配だなって思ってしまって。ましろちゃんが一番、普通に友達に居そうなタイプな気がするんですよね。
今の女子高生っぽさがあるのかなって思いながらましろちゃんを見ているので、「ましろちゃん、選択を失敗しないでくれ……!」って思いながらアフレコしました。同じような見方をする人が多いんじゃないかと思います。
あとTVシリーズの時とは違う明乃ちゃんとましろちゃんの関係値、築かれた二人の関係性が見える会話のテンポ感や温度感がいいですね。二人がしゃべっているのを見るだけで、「あぁ、いいなぁ」って思えます。
ぜひ、改めてTVシリーズを見てから劇場に行ってもらえると、二人の関係性が変わってないようで、芯の部分では成長しているんだな、どちらかだけじゃなくてどちらも成長しているんだな、というのが見えて面白いと思います。
──では最後に、公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
久保:「お待たせしました」と言ってもいいのでしょうか。「劇場版をやります」という発表をイベントでやらせていただいたんですが、その発表をしてからしばらく経っていて、「あれ、夢だったのかな?」って思う瞬間も私自身ありました(笑)。
ですが、『はいふり』って有言実行と言うか、ちゃんと実現してくれるんですよね。ゲームや新しいコンテンツで、みなさまの心を離さないでい続けてくれる作品です。
待っていてくれている方が多かったであろう劇場版が無事に出来上がって、みなさんに1月18日から見ていただけるのが非常に嬉しいですし、私も早く見たいです。
出ている側が胸を張って、完成したものを見たいって思える作品になっています。みなさんぜひ劇場で、とてもいい音の環境で耳をすませて、目でも見て、“面白いな”とか、“ちょっと泣けるな”とか、いろんなことを感じてもらえたらと思います。
もしかしたらまだ2弾3弾と続くかもしれないですし、続けようと思ったらずっと続けられますからね、『はいふり』という作品は!
ぜひ引き続き、『ハイスクール・フリート』応援してください、よろしくお願いします!
[取材・文/二城利月]
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
劇場版 ハイスクール・フリート アニメイト・ゲーマーズ限定ぷちタオル付前売券
価格:1,885円(税込)
2020年1月18日(土)全国ロードショー
今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていた。
そんな「ブルーマーメイド」に憧れ、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は航洋艦「晴風」の艦長に任命され、クラスのメンバーと共に海洋実習に参加する。艦を動かし、目的地へと向かうだけの安全な航海のはずが、彼女たちを待ち受けていたのは、数々の危機(ピンチ)。教員艦からの突然の発砲、暴走する他学生艦との戦闘、救難船の救護活動など、数々の困難を辛くも乗り越え、無事に陸に帰還したことで、メンバー同士の間に固い絆が結ばれるのだった。
その騒動から1ヶ月後、テスト休みを満喫する晴風メンバーに新たな危機(ピンチ)が訪れる。それは晴風クラスが解体されるというもの。晴風メンバーは、動揺しながらも再び一丸となり、クラスの解体を阻止したことで、絆をより深めていくのだった。
そして、晴風クラス解体危機から3ヶ月──
横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催され、明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に追われていた。
大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、様々な演し物や競技で賑わう中、彼女たちに新たな“危機(ピンチ)”が迫っていた……!
『ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』などを手がける鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された本作。
“国土水没により海上大国となった日本”という時代背景に合わせ緻密に練られた設定と世界観を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの豊かな個性や、少女たち同士の関係性を魅力的に描き出し、そんな可愛いキャラクターたちとは一見ミスマッチな艦隊バトルシーンは、ミリタリーファンも納得の綿密な設定考証に基づきリアルに描写され、放送開始から大きな話題となった。
放送後も続編を望む声はやまず、2017年5月のOVA発売を経て、満を持して2020年1月18日、完全新作アニメーションとして全国ロードショーされる。
守るべき艦(いえ)と、進むべき航路(みらい)。
少女たちの新たな物語が幕を開ける!
原案:鈴木貴昭
キャラクター原案:あっと
総監督:信田ユウ
監督:中川 淳
脚本:鈴木貴昭・岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
岬 明乃:夏川椎菜
宗谷ましろ:Lynn
立石志摩:古木のぞみ
西崎芽依:種﨑敦美
納沙幸子:黒瀬ゆうこ
知床 鈴:久保ユリカ
知名もえか:雨宮 天