『劇場版 ハイスクール・フリート』キャストリレーインタビューVol.1 久保ユリカさん｜アフレコは50人以上!? 様々な選択から生まれる“家族とは？”

2016年4月にTVシリーズが放送され、放送後もOVA、ゲーム、横須賀カレーフェスタとのコラボなど、精力的にコンテンツを生み出してきたアニメ『ハイスクール・フリート』（以下、『はいふり』）。

同作待望の劇場アニメが、2020年1月18日（土）より全国ロードショーとなります。アニメ本編から約4年、OVA発売から2年余りが経ち、待望の完全新作アニメとなる劇場版。

アニメイトタイムズでは、「晴風」艦橋組メンバーを演じた声優のみなさんに意気込みやアフレコ現場の様子、そしておすすめのポイントや見どころなどを聞いた連続インタビューを実施しました。

初回となる今回は航海長・知床鈴役の久保ユリカさんの登場です！

50人以上の収録現場!?

──劇場版は久々の勢揃いでのアフレコで、晴風メンバーが集合となりましたが、いかがでしたか？

知床鈴役・久保ユリカさん（以下、久保）：とにかく人が多かったです（笑）。全員で55名くらいキャストが居ました。TVアニメの時から人数は多かったのですが、劇場版で新しいキャラクターが増えたので、さらにパワーアップしました。

基本的に女子ばかりだったので、数少ない男性陣は行き場がないんじゃないかと心配になっちゃったりしました（笑）。

だけど艦橋メンバーはイベントなどで一緒に動くことも多かったので、特に深い話をしなくても、スッと元の関係値に戻れる感じがしながら、アフレコに挑ませていただきました。

──アフレコ現場で印象的だったことや、面白かったエピソードなどありましたか？

久保：2日間に渡って収録させていただいたんですが、2日目のラストは全員が満身創痍でしたね……（笑）。

たくさんお話しているのはメインである明乃ちゃん（「晴風」艦長・岬明乃）、ましろちゃん（「晴風」副長・宗谷ましろ）、スーちゃん（劇場版新キャラクター）の3人なんですが、それを見守ってる側、役者だけじゃなくてスタッフさんたちも意識朦朧といった感じだったので、やりきった感がかなりありました。

音響監督の最後の締めのコメントが、ちゃんと言葉になっていなかったくらいなので（笑）。そこが「みんなで頑張って作ったんだな」って感じがして、個人的にはすごく思い出に残っています。

──今作では文化祭と体育祭を同時に行う「競闘遊戯会」が開催されますが、この「競闘遊戯会」での見どころやお気に入りのシーンなどありますか？

久保：これだけ女の子が居たら、見る側の方々にとってもそれぞれの好みがあると思うんですよね。

『はいふり』はワイワイできるシーンだとそれぞれのキャラクターの個性がわかりやすく出るので、それぞれを「かわいい！」って思えるのが個人的にオススメというか。

誰を好きでいたとしても、満足感が得られるよねって話をさっき他のキャスト陣と話していたので、ぜひ推しの子に注目して見てほしいなと思います。

──リンちゃん的に見ていただきたい部分はありますか？

久保：リンちゃんのせいではないんですが、ちょっと失敗してしまうシーンが出てくるんですよね。出し物で映画を作って、それをみなさんにお見せするためのスクリーンを出す時に、リンちゃんのせいじゃないけど、リンちゃんのせいで失敗した、みたいになっちゃって。

その時の焦り方が、「あぁ、リンちゃん変わらなくて、相変わらずで、やっぱり好きだな」って思いました。涙ぐんでる声をずっと出していた気がします。今回は特に（笑）。

──「競闘遊戯会」にちなんで久保さんご自身の文化祭・体育祭で思い出すことはありますか？

久保：お仕事を中学くらいから始めていたので、体育とか外でやる系だと日焼けしちゃうからできないとか、普通の楽しみを体験してこなかったんですよね。

こういった高校生や、中学生の女の子を演じると、その作品内で文化祭・体育祭を演じられるので、「私、この仕事してて、人並みの楽しいことを知ることができてるな」って思っています（笑）。