この記事をかいた人
- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
──####──『はいふり』に携わることになってから結構な年月が経っているかと思いますが、『はいふり』という作品に触れて変わったこと、発見したことなどありますか?
黒瀬:『はいふり』前と『はいふり』後では全然違う人間じゃないかっていうくらい私は変わっている気がします。
というのも『はいふり』が初めて名前のある役だったので、初体験をいっぱいさせてもらったなっていうのがあって。アフレコでこんなに喋るのも初めてだし、イベントもいっぱいやらせてもらって、「私を声優にしてくれてありがとう」という感じですね。
今はイベントに出て挨拶して、いっぱいしゃべるぞーとか、キャッチボール楽しみだなとか思えるんですけど、『はいふり』の前はイベントに出るのがめちゃくちゃ嫌だと言うか苦手で……。
一番最初のアニメジャパンのイベントも、実は一言一句何を喋るか原稿を書いて覚えて行って、人前でその場で考えて喋るなんて無理って感じだったんです。
だけど、いっぱいイベントに出させていただいて、ファンの人たちも暖かくて、喋れるようになったなーって思います。本当にいろんな意味で成長させてくださって、いっぱい仲間を作ってくださった感謝してもしきれない作品です。
──今回の劇場版を一言で表すとしたら、黒瀬さん的にはどうなりますか?
黒瀬:一言で言うと「お待たせ!」ですかね。私はずっとずっと今日も新展開をお話できない申し訳なさを持っていたので、ようやくファンの方に動く姿を見てもらえるんだって感じですし、いちファンとしてもようやく動く姿が見られるんだ、待ったなーっていう感じがあります。
でもお待たせした分その期待に応えてくれると思いますし、「会えない時間もデートだよ」みたいな感じですかね (笑)。
──(笑)。最後に、公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
黒瀬:本当に『ハイスクール・フリート』はファンの人の熱気が凄くて。それは横須賀の町の協力もあってのことですし、毎年キャラクターの誕生日を祝ってくれたりとか本当にファンの人が応援し続けてくれたからこその展開だと思っています。
本当に劇場版を作ってくださってありがとうございましたと言いたいです。ぜひ劇場で一緒に楽しみましょう!
[取材・文/二城利月]
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
2020年1月18日(土)全国ロードショー
今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていた。
そんな「ブルーマーメイド」に憧れ、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は航洋艦「晴風」の艦長に任命され、クラスのメンバーと共に海洋実習に参加する。艦を動かし、目的地へと向かうだけの安全な航海のはずが、彼女たちを待ち受けていたのは、数々の危機(ピンチ)。教員艦からの突然の発砲、暴走する他学生艦との戦闘、救難船の救護活動など、数々の困難を辛くも乗り越え、無事に陸に帰還したことで、メンバー同士の間に固い絆が結ばれるのだった。
その騒動から1ヶ月後、テスト休みを満喫する晴風メンバーに新たな危機(ピンチ)が訪れる。それは晴風クラスが解体されるというもの。晴風メンバーは、動揺しながらも再び一丸となり、クラスの解体を阻止したことで、絆をより深めていくのだった。
そして、晴風クラス解体危機から3ヶ月──
横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催され、明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に追われていた。
大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、様々な演し物や競技で賑わう中、彼女たちに新たな“危機(ピンチ)”が迫っていた……!
『ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』などを手がける鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された本作。
“国土水没により海上大国となった日本”という時代背景に合わせ緻密に練られた設定と世界観を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの豊かな個性や、少女たち同士の関係性を魅力的に描き出し、そんな可愛いキャラクターたちとは一見ミスマッチな艦隊バトルシーンは、ミリタリーファンも納得の綿密な設定考証に基づきリアルに描写され、放送開始から大きな話題となった。
放送後も続編を望む声はやまず、2017年5月のOVA発売を経て、満を持して2020年1月18日、完全新作アニメーションとして全国ロードショーされる。
守るべき艦(いえ)と、進むべき航路(みらい)。
少女たちの新たな物語が幕を開ける!
原案:鈴木貴昭
キャラクター原案:あっと
総監督:信田ユウ
監督:中川 淳
脚本:鈴木貴昭・岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
岬 明乃:夏川椎菜
宗谷ましろ:Lynn
立石志摩:古木のぞみ
西崎芽依:種﨑敦美
納沙幸子:黒瀬ゆうこ
知床 鈴:久保ユリカ
知名もえか:雨宮 天