『劇場版 ハイスクール・フリート』キャストリレーインタビューVol.4 古木のぞみさん｜悔いの残らない「うい」にしようと思いました

悔いの残らない「うい」にしようと思いました

──まだ発表されてない部分も含めて、映画全体のみどころや個人的な見どころやおすすめポイントなどはありますか？

古木：とにかくキャラ数が多い。これは『はいふり』の魅力のひとつだと思うんです。

どのタイミングでどのキャラクターがどのような活躍をするかわからない。何度見ても誰かがどこかで動いている、声を発していなくても、絵とかで楽しめる部分もあると思います。本当に何人いたか数えながら見ていただきたいぐらいです。

──タマちゃん的にはいかがでしょうか？

古木：タマちゃん的ポイントとしては先程も言ったメイタマの新ネタもそうですし、キリッとかっこいいシーンもあって、締めるとこは締める。タマちゃんってビシッとかっこよく、一言一言、きちんと伝えていっている職人みたいだなって。

最後のほうの活躍とか見ていると「タマちゃんいい仕事しているなー」って本当に思いました。

最後の「うい」には、気持ちを込めました。もしも、これがタマちゃんを演じるのが最後のセリフになっても、悔いの残らないように、と。そこにもぜひぜひ注目してほしいなと。あっ、どこが最後の「うい」になるのかわからないですね。

──初見ではどこが最後かわからないですからね（笑）。

古木：まだいくかな？　まだいくかな？　ここだったんだなーって。

長縄まりあさん演じる能村進愛が、古木さんにクリーンヒット！

──新キャラクターも多数登場しますがまずは大和・信濃・紀伊の艦長・副長についてはいかがでしょうか？

古木： 3人の艦長が一緒に号令を言うシーンがあるんです、詳細は見てのお楽しみなんですけれど（笑）。そのシーンの演出も素敵だし、役者さんも素敵で、「きたー！　かっこいー!!」って思いましたね。

TVシリーズをやってきて、思い出深い号令とかあるんです、「ヨーソロー」みたいな。そういう号令を、新しいメンバーが言っているのを聞くと、「いいねぇ」って気持ちになります。

──個別に気になったキャラクターやお気に入りのキャラクターはいますか？

古木：ずっと言っているんですが、方言しゃべるキャラクターが好きで……（笑）。長縄まりあちゃんの演じる大和副長・能村進愛というキャラクターがいるんですが、まりあちゃんはかわいらしい声してるじゃないですか。

そこからは考えられないほどの、三河弁の荒っぽい感じが、ギャップに悶え苦しむといいますか。すべてが私の中でクリーンヒットしました。

たぶん劇場版をご覧になった方で、この気持ちを共有してもらえる方いると思うんですけども、ぜひ語り合いたいですね（笑）。

──スーちゃんについてはいかがでしょうか。

古木：スーちゃんはマジでかわいかったです。でもかわいいだけじゃなくて、「あの子すごいいい仕事するのよ～」って（笑）。

ましろちゃん（晴風副長・宗谷ましろのあだ名）とミケちゃん（晴風艦長・岬明乃のあだ名）の色々があって……、ここは劇場で堪能してほしいんですけど、その二人の色々の時とかに、一言一言を二人にかけている感じが「うむ、的確である、うむなるほど」と。

二人にはこの子が必要だったんだなって。そのくらい重要なことを言ったりしているので、いわゆるキーパーソンっていう感じがしました。

──『はいふり』は横須賀の街でたくさんイベントやコラボを行っていますし、今回は作品内でもお祭りをやっていますが、次コラボやお祭りするとしたらどんなことをしてみたい、もしくは見てみたいですか？

古木：動いてる艦に乗るイベントができないものかと。

やっぱり機密的なものもあって難しいんですかね……。一度ぜひ艦橋組全員揃ってやってみたいなと。本当は晴風全員で行ければいいんですけれど、そうしたら大変なことになるので（笑）。

──古木さんは船酔いとかは大丈夫なんですか？

古木：私、長崎の出身で、船が割と身近にありまして、なので船酔いは大丈夫です。どこが揺れないとかなんとなくわかるので。でもたぶん大きい艦ならそんなに揺れることもないと思うので、みなさん大丈夫かなと。

ともあれ海の上で”なんとかツアー”とか、何かできたらいいなと思いますね。あるいは横須賀の街で食い倒れツアーですかね（笑）。カレーを食べてもうこれ以上は無理だと言いながら（笑）。

あとは今流行りの応援上映みたいなのあるじゃないですか。ぜひあれもやっていただきたいですよね。推しキャラを応援する感じでぜひ。一緒に「ヨーソロー！」とかみんなで言っていただきたいです。