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『Fate』シリーズ用語・ネタ解説【連載第8回・いろんなガチャ宗教】

【連載第8回・いろんなガチャ宗教】『FGO』がもっと楽しくなる!?『Fate』シリーズに関連した様々な用語・ネタを解説!

 

注意:以下のページに一部歴代TYPE-MOON作品の言及アリ

 

こんなにある!? いろいろなゲン担ぎ

『FGO』おける聖晶石召喚では、少しでもお目当てのサーヴァントを引ける確率を上げるべく、サービス開始初期から多くのプレイヤーがいろいろなゲン担ぎを模索してきました。

システム的に効果がある可能性があるものから、ほぼオカルトのようなものも含め、○○教と呼ばれて区別されていますが、今回はその中の一部を紹介。なお本当に効果があるのかは、現在も一切不明のままですのでご了承下さい。

大成功教・極大成功教

『FGO』では、レベル上げのために種火をサーヴァントに使用した際、一定確率で獲得経験点が増える大成功・極大成功の強化が発生することがありますが、その際に聖晶石召喚を行うと、高レアリティのサーヴァントが出現しやすくなるというもの。

サービス初期から多くのプレイヤーに信奉(?)されてきた、かなりメジャーな宗派です。普通に考えれば、召喚の乱数と大成功の確率に因果関係があるかは微妙なところだと思いますが、大成功の発生を待つだけならそれほどは時間も掛からず、手軽にできることもあり、とりあえずやってみているという方も多いのではないでしょうか。

ただし、大成功・極大成功の確率が上がるキャンペーン中は大成功が頻発するため、あまり当てにならなくなる……という弱点もあります。

フレンドポイント教(フレポ教)

フレンドポイント召喚にて、星3以上のサーヴァントを引いた直後に聖晶石召喚を行う宗派。

これは『FGO』召喚の乱数が「テーブル」と呼ばれる仕組みによって上下しているという推測に基づいたもので、高レアが出やすい“当たり”のテーブルが割り当てられているタイミングをフレンドポイント召喚で割り出そうという試みです。

ガチャ宗教の中では比較的理に叶ったものと言え、こちらも実践しているプレイヤーもかなり多いのではないでしょうか。

難点は、大量にフレンドポイントを消費するため、ゲームを始めたばかりの初心者マスターには行うのが難しいこと、また星3以上のサーヴァントが排出される確率は決して高くないので、いつまで立っても引き当てられず、肝心の聖晶石召喚までたどり着けない可能性があることで、準備が整うまで時間がかかりがちです。

単発教

10連召喚を行わず、単発で回し続けるというシンプルな宗派。10連での聖晶石召喚には、「星4以上のレアリティ以上が1枠確定」「星3以上のサーヴァントが1枠確定」という保証があるため、純粋な確率論でいえば10連召喚の方が星5サーヴァントを引きやすくなっています。

ただ実際には単発の10連召喚でも星3サーヴァント及び星4礼装が一つも出ないということは稀で、それほど大きなメリットというわけではないこともあって、星5サーヴァントを引ける確率は単発でもほぼ変わらないと考えるプレイヤーも多いようです。(イベント礼装の排出確率は10連の方が明確に高くなるので、礼装も含めて確保したい場合は10連が無難ですが)

光源教

聖晶石召喚の画面上側に表示されている光が最大になったに召喚ボタンをタップするという宗派。

何の準備もいらず、手軽に挑戦できるのが最大のメリットです。欠点としては、タイミングがなかなかシビアなことと、最大のタイミングでタップできたかどうか確認する術がなく、効果を検証のしようがないことなどが挙げられます。

▲アルトリアの頭上のあたりにある光が最大になった瞬間にタップします。

▲アルトリアの頭上のあたりにある光が最大になった瞬間にタップします。

午前2時教

午前2時ちょうどの時間に召喚を行う、こちらもシンプルな宗派。

これは『Fate』シリーズの原典である『fate/stay night』において、遠坂凛が魔力のもっとも高まる午前2時に召喚を行っていたことにあやかったもの。

類似したものに、午前5時教や午前0時教といった宗派もありますが、原作が元ネタの午前2時教とは異なり、聖晶石召喚のタイムテーブルの変更が0時や5時に行われるのではないかという推測によるものとなっています。

触媒教

端末の近くに触媒をおいた状態で召喚ボタンをタップするという宗派。

聖杯戦争においては、特定のサーヴァントを呼び出すために、そのゆかりの品である聖遺物を召喚の触媒に使用することが多々あります。(例えば『Fate/Zero』におけるアルトリアは、アインツベルンが入手したエクスカリバーの鞘が触媒に使われていました)

ならば『FGO』においても、英霊にゆかりのある触媒を用意すれば召喚できる確率が上がるのでは……という考えに基づいて行われており、英霊に関連した書籍などを触媒として用意する人が多いようです。

近いものでは、サーヴァントに縁のある土地で召喚を行う、「聖地巡礼教」というものもあり、ネット上では、アーサー王のお墓があるとされる、イギリスのグラストンベリー修道院に赴いて召喚を行うという筋金入りの猛者も。

どちらもどう考えてもゲームには影響を及ぼすはずがないのですが、気分的に盛り上がることは間違なく、おそらく一番『FGO』を楽しんでいる人たちだと思います。

マフィア梶田教

公式生放送である『Fate/Grand Order カルデア放送局』や『マフィア梶田の“バーサーカーでも分かる!”FGO講座』などで『FGO』とも縁の深いゲームライター・マフィア梶田さんの記事や動画、ツイートを開きながら召喚ボタンをタップするという宗派。

これもどう考えてもオカルトの域ですが、『FGO』のサービス初年度の頃から存在している、なかなか長い歴史を持つ宗派です。

その誕生の経緯については謎が多いのですが、Twitterでガチャの結果をツイートしていた梶田さんに、「梶田さんの記事を読みながら回したら引けました!」というリプライが複数ついたことが、大本になっているのではないかと推測しています。

出るまで回す教

名前そのまま、ただただ無心で目当てのサーヴァントが召喚されるまでボタンをタップし続けるという恐るべき宗派。

提唱したのは、大のTYPE-MOONファンとして知られる声優の島崎信長さん。オカルトには頼らないという潔さも感じられる、ある意味最強の宗派ですが、支払う代償があまりにも大きいため、気軽な気持ちで信奉することは許されません。

余談ながら、同じ『FGO』のヘビーユーザーとして知られるエリザベート・バートリーやアストルフォを演じる大久保瑠美さんは、生放送中に「課金は家賃まで」という名言を残しています。

今回紹介したものはほんの一部で、世の中にはまだまだいろんなガチャ宗派が存在しており、日夜お目当てのサーヴァントを引くため、マスターたちによる研究(?)が行われています。信じる者は救われるか、はたまたただのオカルトか。その真相は神(と運営)のみぞ知るといったところでしょうか。

今後も本連載では、様々な『Fate』シリーズに関連したネタを紹介するのでお楽しみに。

[文/米澤崇史]


『Fate』シリーズ用語・ネタ解説

◆第01回・ランサーが死んだ
◆第02回・ええー? ほんとにござるかぁ?
◆第03回・何度も出てきて恥ずかしくないんですか
◆第04回・おっと心は硝子だぞ
◆第05回・スカディシステム
◆第06回・すまない……(すまないさん)
◆第07回・王の話をするとしよう(マーリン)
◆第08回・いろんなガチャ宗教
◆第09回・他のサーヴァントに遅れを取ることもなかった
◆第10回・サクラファイブ

◆第11回・ガチャは悪い文明
◆第12回・沖田さん大勝利
◆第13回・おい、その先は地獄だぞ
◆第14回・フィーッシュ!!
◆第15回・俺のサーヴァントは最強なんだ!
◆第16回・ドスケベ公
◆第17回:ボクはキミの剣
◆第18回:溶岩水泳部
◆第19回:私は悲しい……(ポロロン)

◆[HF]第三章公開記念番外編・『Fate』シリーズには桜がいっぱい!?

『Fate/Grand Order』概要

タイトル名:Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)
ジャンル:FateRPG(フェイトRPG)
iOS/Android にて好評配信中
企画・開発・運営:DELiGHTWORKS Inc.(ディライトワークス株式会社)
製作:TYPE-MOON / FGO PROJECT
価格:基本無料(ゲーム内課金あり)

Fate/Grand Order 公式サイト
Fate/Grand Order 公式ツイッター(@fgoproject)
ハッシュタグ:#FGO

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