角川ビーンズ文庫・ビーズログ文庫新人賞&周年フェア開催を記念して、作家14名のインタビューをお届け【第1弾】
『世界で一番甘い毒 竜王と花嫁、まやかしの恋』/たちばな 立花先生
◆運命に抗う恋物語。第18回角川ビーンズ小説大賞奨励賞&読者賞受賞作!
著:たちばな 立花/イラスト:mokoppe
あらすじ
15歳の夜、ライラのすべてを奪った蒼竜王・ルガー――種族を超えて慕う初恋の人。唯一の復讐方法は、竜人にだけ効く毒を100日間口づけで与えることだった。ライラは竜人の花嫁「番い」と偽り彼のもとへ向かうが――
「手を取り合うことができれば、蒼竜の一族も、人間ももっと豊かになる」
仲間を思い人と共存を目指す姿に、戸惑いは復讐への迷いに変わり……?
たちばな 立花先生メールインタビュー!
――先生の印象に残っているエピソードを理由とあわせて教えてください。
たちばな 立花先生(以下、たちばな):いろいろとあるのですが、一番はヒロインのライラが一度だけ声を荒らげて怒るというエピソードです。
復讐のために気持ちを押し殺す場面が多い中で、感情を露わにするので印象に残っています。
――上記でお答え頂いたエピソードを執筆する際に意識・工夫した点はありますか。
たちばな:怒ったあとのヒーローや周りの反応だったり、本人の気持ちを意識しました。
普段にこにこしている人が怒ったら……と想像したり。
――先生が影響を受けた小説・漫画作品、またはバイブルとなる作品はありますか。
たちばな:田村由美先生の『BASARA』です。何度も読み直しています。
弱さと強さが同居しているような女の子が大好きなのですが、この作品の影響が大きいと思います。
『BASARA』のような応援したくなるようなヒロインを書いていきたいです。
――新人賞を受賞したことで先生の中でお気持ちや意識に変化はありましたか。
たちばな:賞をいただいて、本を読んでくれる方々を意識するようになりました。
わかりやすさや読みやすさを気にするようになったと思います。
これから、たくさんの方に愛される作品が作りたいです。
――アニメイトのお客様に一言お願いいたします。
たちばな:はじめまして。デビュー作がついに刊行されます! 今回、甘くて切ない恋の物語を書きました。お手に取っていただけたら嬉しいです。