『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』をより楽しむために知っておきたいポイントまとめ! 「金曜ロードSHOW!」放送記念
1995年に放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が劇場アニメとして新たに描かれる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ。その9年ぶりとなる最新作であり完結作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が控えています。
待望の最新作公開に期待が集まる中、「金曜ロードSHOW!」では1月15日より過去作『:序』『:破』『:Q』のTV版を地上波放送! 『3週連続エヴァンゲリオン』と題して、公開が予定される『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を盛り上げます。
これに合わせて「金曜ロードSHOW!」公式サイトでは、特別VTR「イチからわかるエヴァンゲリオン」が公開! 『エヴァンゲリオン』をまだ見たことがない人に向け、作品に欠かせない基本設定やキャラクター情報が紹介されています。
そこで本稿では、特別VTRにも登場するキーワードの数々を紹介! 突如世界を襲った未曾有の大災害「セカンドインパクト」、汎用ヒト型決戦兵器人造人間「エヴァンゲリオン」、特務機関「ネルフ」についてなど、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの難解なストーリーを解き明かすために抑えておきたいワードをピックアップしました!
◆新世紀エヴァンゲリオン|アニメ声優・キャラクター・登場人物・映画最新情報一覧
セカンドインパクト
そもそも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の舞台は、「セカンドインパクト」と呼ばれる突如世界を襲った未曾有の大災害後の世界です。人類の半数近くは死にいたり、世界の各地には大破壊の痕跡が刻みこまれたこの大災害。TVシリーズや旧劇場版ではその被害の規模、そして隠された真実が明らかになっています。
『:序』ではまだ詳細は明かされませんが、碇ゲンドウや葛城ミサトが所属する特務機関ネルフ(NERV)の面々は、セカンドインパクトの続きである「サードインパクト」を未然に防ぐという確固たる意思のもと「使徒」との戦いを繰り広げます。
汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン
人類の総力を挙げて開発された使徒に対抗できる唯一の戦力。正式名称は「汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」。巨大な人型をした素体に外装甲という構造をとっている。語源は「euangelion」(ギリシア語の“福音”)【『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイトより】
碇シンジの搭乗する初号機をはじめ、零号機、2号機、仮設5号機など新劇場版にも様々なシリーズが登場するエヴァ。第3新東京市に襲来する謎の敵・使徒に対抗するため、人類が総力を挙げて開発した決戦兵器です。
『:序』では、碇シンジが初号機に登場し、使徒と戦闘を繰り広げますが、実戦データはもちろん、その存在自体まだ不明(とされる)点が多いよう。戦闘中においては「暴走」状態など、イレギュラーが多発します。
TVシリーズでは、各エヴァのコアにパイロットの母親の魂が入っているとされていますが(一部除く)、未だに謎が多く、劇場版シリーズではどのような設定なのか、多くの謎が明かされるであろう『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が待たれます。
使徒
日本に設置されたNERV本部に襲来する、戦闘能力、正体不明の謎の敵性生命体の総称。A.T.(エーティー)フィールドと呼ばれる特殊な防御能力を持ち、通常兵器は通用しない。使徒に対抗できるのは、フィールド同士を中和する能力を持つエヴァのみである。【『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイトより】
ネルフ本部のとある存在との接触を目的に、第3新東京市に出現する謎の敵性生命体・使徒。この接触が実現してしまうことで、セカンドインパクトの続き「サードインパクト」が発生するとされているため、人類はあらゆる手段で使徒を迎撃します。
しかし、戦闘においてはバリアのような役目を果たす「A.T.フィールド」によって、戦車や飛行機による爆撃といった通常兵器は効き目なし。『:序』の最初に登場する「第4の使徒」は自己復元能力を持った「準完全生物」と評されています。
そのため、A.T.フィールドの展開が可能かつ、フィールド同士を中和することができる汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンの力が必要とされるのです。
TVシリーズではサキエル(TV版:第3使徒)、ラミエル(TV版:第5使徒)、ゼルエル(TV版:第14使徒)といった名前の使徒が登場しますが、新劇場版では第2の使徒・リリスを除いて名前が付けられていません。また、外見や能力もTVシリーズに比べて変更が加えられており、なんらかの伏線に繋がっていると考えられます。
第3新東京市
物語の舞台となる芦ノ湖畔に建設中の都市。将来の首都移転先としてカモフラージュされているが、その実態は使徒迎撃のための要塞都市である。NERV本部はこの地下に位置している。【『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイトより】
使徒専用迎撃要塞都市として建設中の都市である第3新東京市。赤い液体に飲み込まれた光景にはじまり、荒廃したビル群、道路に乗り上げた大型艦……セカンドインパクトのものと思われる傷跡が各地に残りながらも、今なお人々が暮らす都市として機能しています。
その正体は使徒迎撃のための要塞都市で、地下には特務機関ネルフの本部が存在。そのため、エヴァの戦闘時には、これをサポートする射出口など、街の至るところに使徒迎撃用の設備が敷かれています。
ちなみに、第3新東京市は、我々の世界における神奈川県箱根町に位置しており、現在も様々なコラボ企画が行われています。
特務機関ネルフ(NERV)
国連直属の特務機関。エヴァを擁し使徒殲滅を主任務とする。本部は日本の第3新東京市、総司令官は碇ゲンドウ。世界各国に支部が存在している。【『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイトより】
NERVの表向きの目的は、使徒の調査、研究、殲滅……つまりサードインパクトを防ぐことにあります。本編では通常兵器の効かない使徒の迎撃にあたって、勝ち目を問われた際に「そのためのネルフです」と断言しているように、使徒との戦いに特化した組織であることがわかります。
本編に登場するのは、第3新東京市に設置された本部。世界各地に支部が設置されており、それぞれの場所でエヴァの起動実験などが実施されています。
その本部は、ミサト曰く「世界再建の要」であり「人類の砦」。しかし、その背後には意思決定を行う秘密組織・ゼーレの存在が。人類進化の根源に関わる変化を推進する「人類補完計画」が極秘裏に進んでいますが、劇場版でのこの計画の行く末は……?