蒼井翔太さんNEWシングル「give me ♡ me」発売記念インタビュー｜自身出演の『はめふら』2期&ゲーム、ドラマ「REAL⇔FAKE 2nd Stage」のトリプルタイアップ！ポップな蒼井翔太が見られる1枚とは？

「硝子のくつ」はドラマ『REAL⇔FAKE 2nd Stage』のEDテーマ！　曲名の由来は演じる朱音の想いや自身に重ねて!?

――ご自身作詞のカップリング曲「硝子のくつ」はドラマ『REAL⇔FAKE 2nd Stage』のEDテーマです。演じる朱音が豹変したような行動の連続に驚いた方も多いのでは？

蒼井：2期の朱音を見て「今までとは違うな。どうしたんだろう？」と不安を感じた方もいると思います。でも本質的なものは変わらないし、何かを守るための行動であって……。

――サビの「立ち向かう力が欲しい今度は守るの　僕が」も意味深ですね。タイトルの由来を教えて下さい。

蒼井：2期での朱音だけではなく、僕らも大切なものを守るためや自分がやりたいことに一歩踏み出す時は、自分の心を無にしたり、演じなければいけないこともあると思うんです。

また僕らはきれいな衣装を着たり、靴を履いてステージに上がらせていただいているキラキラした部分と、すべてを脱ぎ去ってオフになるプライベートな部分がありますが、スイッチをオンにした瞬間、それらを『シンデレラ』に登場する「硝子のくつ」に例えてみました。

また2期でいろいろな困難が降りかかりますが、自分が信じた道を突き進むためにはどんなことも厭わないという決意を「灰被ったって」で表現しています。

『REAL⇔FAKE』のタイトルロゴも片方が白文字と黒文字で描かれていますが、混然となった世界では真偽がわからない、そんな部分も「灰色の世界」と歌っています。

――サウンドは打ち込みのダンサブルな１曲です。

蒼井：歌詞は後ろ向きではなく、決意を秘めていますが、サウンドはダークな感じです。ドラマでは心情的に苦しいシーンも多いので、それにマッチするように作っていただきました。

またダンサブルな曲なので、ライブでもきっとダンスしながら歌うだろうなと思ったし、でもカッコイイ曲だからダンスも激しくなるだろうなと。

だからレコーディングでは踊りながらでもブレずに歌えるように、ダンスをしている時の体の状況をイメージしながら歌いました。

――お気に入りのフレーズを挙げるとすれば？

蒼井：1Bの「REALを消して感情を消して選択肢なんて無い」が強い決意が表れていて好きです。

ドラマが進んでいくと、より歌詞の意味や朱音の想いもわかってくると思うので、ぜひ合わせて楽しんでください。2期のこれまでのお話や1期を見逃された方はぜひ配信で（笑）。

またOPテーマ「RUMOR」もStellar CROWNS with 朱音で歌っているので、こちらもよろしく！

「Baby Steady Go!!」は『はめふら』のゲームのOPテーマ！　海賊にちなんで航海に出るワクワク感いっぱい。

――もう1曲のカップリング曲「Baby Steady Go!!」はゲーム『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ～波乱を呼ぶ海賊～』OPテーマです。アニメでは1期、2期ともEDテーマでしたが、今回はOPテーマですね。

蒼井：アニメのOPテーマはangelaさんらしさを前面に出しながらも『はめふら』特有のロイヤル感などが散りばめられていて大好きなんです！　ゲームではOPテーマを担当させていただくので、僕なりにゲームを盛り上げていければいいなと思っていながら作りました。

ロゴに海賊船みたいなシルエットがありますが、カタリナやジオルドなどの仲良しメンバーが航海に出ると想像するとワクワクしますよね。「Baby Steady Go!!」ではそのワクワク感をすごく詰め込みたくて。

この曲を聞いて、新しい物語の幕開けを感じてもらえたらいいなと思っています。

――「うまくいかないときもその目を伏せないで」や「限界はない行こう好機到来」など、ゲームのプレイヤーの皆さんを励ますような歌詞になっています。

蒼井：それだけではなく、今のご時世だからこそ、新たに何かを始めようとしている人や一歩踏み出す勇気が欲しい人の背中を押して上げたり、パワーを上げられるような前向きすぎる曲になっていると思います。

また「Ready Steady Go」に掛けたタイトルは特に女子に向けたエールの意味もありますが、男子もぜひ聞いてください（笑）。

――お気に入りのフレーズを教えてください。

蒼井：Bメロの「可能性は不可能と隣り合わせ」が好きです。僕が以前、「やったことがないから無理かも」とか「これは苦手だから」と思った瞬間にできなくなるとTwitterでつぶやいたことがあるのですが、このフレーズは自分の気持ちの持ちようで可能性は広がっているんだよと教えてくれている気がしました。

――アッパーでさわやかなサウンドで、手を振り合えるようなパートもあってライブにピッタリですね！

蒼井：レコーディング中からライブで歌っているシーンを思い浮かびました。僕とみんなで大きな船に乗って、旅に出るような気分で楽しんでもらえたらいいですね。

――改めて3曲通して聞いてみた印象は？

蒼井：どの曲もテイストがまったく違いますね。いつもシングルをリリースするたび、前作とは違う表情を見せたいとか挑戦したいと言っていますが、今回もそんな1枚になったし、ポップな蒼井翔太が見られるシングルかなと思います。

――ジャケットのテーマや撮影時のエピソードなどご紹介お願いします。

蒼井：中心にいる僕の周りに影のような人たちが取り巻いています。実は全員、僕なんです。

「give me ♡ me」の歌詞に「重なり合う世界線」とありますが、乙女ゲームでは選択肢によっていろいろ世界線に繋がっていて、それらの世界線を集めて、主軸である僕にまとわりついてくるというイメージを表現してみました。

衣装もツヤのあるライダースを着させていただいたり、17センチ程のピンヒールブーツを履いてみたり、ビビットかつインパクトのある仕上がりになったかなと。