蒼井翔太さんNEWシングル「give me ♡ me」発売記念インタビュー｜自身出演の『はめふら』2期&ゲーム、ドラマ「REAL⇔FAKE 2nd Stage」のトリプルタイアップ！ポップな蒼井翔太が見られる1枚とは？

蒼井翔太さんのNEWシングル「give me ♡ me」が7月14日にリリース！　表題曲は、先日放送が始まった『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』のEDテーマ。

カップリング曲「硝子のくつ」はドラマ『REAL⇔FAKE 2nd Stage』のEDテーマ、もう1曲のカップリング曲「Baby Steady Go!!」は2021年発売予定のゲーム『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ～波乱を呼ぶ海賊～』OPテーマと、トリプルタイアップ&すべて自身が出演する作品のテーマ曲となっています！

蒼井さんいわく「ポップな蒼井翔太が見られる1枚」とはどんなシングルになったのでしょうか？　また先日、日本武道館にてピアノ奏者と2人だけで行った配信ライブ『蒼井翔太 ONLINE LIVE at 日本武道館 うたいびと』を振り返っていただきました。

さらに、待望の有観客&配信のハイブリッドなファンクラブイベント「A☆happy lab. Party 2021 ～Espoir Express～」への意気込みなど、ファン必見の内容となっています！

アーテイスト人生を賭けた『蒼井翔太 ONLINE LIVE at 日本武道館 うたいびと』。違う表情を見せてくれた武道館。今度はみんなと一緒に。

――今年3月に『蒼井翔太 ONLINE LIVE at 日本武道館 うたいびと』を行いましたが振り返ってみての感想をお聞かせ下さい。

蒼井翔太さん(以下、蒼井)：2021年最初のライブでしたが、「うたいびと」蒼井翔太のアーテイスト人生を賭けた、大きな決断でした。

ピアニストの方と2人きりで、日本武道館を蒼井翔太色の染められた気がします。たくさんの方に視聴していただき、関係者の皆さんにも「良かったよ」と声をかけていただくことも多くて、やった意味があったなと。

また昨年開催する予定だったツアー（『蒼井翔太 LIVE 2020 WONDER lab. DIMENSION』）が中止になってしまったので、応援してくださっている皆さんへの感謝と会いたい気持ちを歌に込めて、全身全霊でお伝えすることができたかなと思っています。

――ライブで印象に残っていることは？

蒼井：通常のライブと同じようにステージにセットを組むのではなく、会場の中央に板を用意していただいて。直接、武道館の地を踏みたいという僕の想いに応えていただけて嬉しかったです。

また1曲ごとに照明の色が変わったり、時には柱のように見えたり、光の演出をしていただけて、視覚的にも楽しめるステージになったかなと思います。

1つの映像作品としても素晴らしいものを、と思って臨んだライブでもあり、映像チームのサポートのおかげで、今までにないライブになったと思っています。

――お客さんがいない武道館はいっそう広く感じたのでは？

蒼井：2016年にソロとして初の武道館ライブ以来、5年ぶりでした。今回のライブ前日、誰もいない武道館に立った時、広くて、大きかったんですけど、なぜか客席が近く感じたんですよね。僕の背丈が伸びたせいかもしれないけど（笑）。

もしファンの皆さんに来ていただけたなら「5年前よりも、もっと近くに感じられたのかな？」と思ったりしました。

当日、暗転からライブが始まって、武道館の真ん中に自分が立って歌っていると、曲ごとに表情を変えていって。今までにない武道館の景色が新鮮でした。今度はファンの皆さんと一緒にまた戻ってきたいなと思ったし、みんなでこの困難を乗り越えた先にそんな日が来ることを信じています。

『はめふら』2期もカタリナを軸に巻き起こる様々な出来事。前シリーズよりスピードアップなのでお見逃しなく！

――新曲「give me ♡ me」は、先日放送が始まった『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』のED曲ですが、2期シリーズが始まる感想や見どころをお聞かせください。

蒼井：『はめふら』はコミカルな作品かなと思えば、シリアスになったり、泣かせるようなシーンもあったりバランスが絶妙で。個性的なキャラクターたちやストーリーなど、散りばめられている魅力にたくさんの方がひき付けられたのかなと思っています。

そんな皆さんのたくさんの愛のおかげで、2期シリーズが制作され、ジオルドを演じることができて幸せです。既に公開されているPVでもカタリナが誘拐されたり、新キャラ登場するなどインパクトがあってドキドキしたり、ワクワクしている方も多いと思います。

2期でもカタリナを中心にいろいろなキャラクターたちがそれぞれ感情や思惑を巡らせながら、スパイラルのように物語が進んでいきます。カタリナに想いを寄せるキャラが多い中、婚約者としてめげないところがジオルドの良さであり、僕が好きな部分でもあって。かわいそかわいいというか（笑）。

頑張るジオルドを少しでも好きになってもらえたら。1期よりも更にスピード感が増していますので、始まったらあっという間だと思います。1話からお見逃しなく！

――「give me ♡ me」はどのように制作されたのでしょうか？

蒼井：アニメのスタッフさんからは前シリーズのEDテーマ「BAD END」の時と同様に「あまり作品を意識しなくていいですよ」と言っていただけて。そして「『BAD END』の時のように、いい意味でギャップがある曲でも大丈夫です」と。

「BAD END」は激しいロックチューンでしたが、アニメの2期はさらにストーリー展開がテンポアップしているし、カタリナを中心に思惑が渦巻いていくところをサウンドに出したくて。そこにロイヤルな感じを組み合わせつつ、アイドルチックな楽曲にしてみたいという僕の希望も取り入れました。

昔からアイドルが好きで、ガールズグループの曲をよく聞いていて、お気に入りだったアイドルの要素も入れていただきました。あとは楽曲の中で耳に残る、中毒性が高いフレーズを入れてほしいとお願いしました。

――サウンドはEDM風のカッコいい感じだったので、最近のアイドル要素なのかなと。

蒼井：サウンド的には今風ですが、昔のアイドルファンの方にとっては懐かしさを感じるフレーズが入っているんです。振付も僕が好きなアイドルの横揺れしながらリズムを取るやり方も採用されています。

具体的にどのアイドルなのかはご想像にお任せします。それかお父さんやお兄さんに聞いていただいたら（笑）。

――「BAD END」もだいぶ情熱的な曲でしたが、この曲も熱いですね。

蒼井：「BAD END」では君がいない世界なら意味がないとか歌っていましたからね。今回もジオルド目線の歌詞も入っているし、カタリナへの想いも込められているけど、かわいい感じにはなっているかなと。

『はめふら』は乙女ゲームの世界のお話なので、選択肢によって、いろいろな世界線につながったり、複数の可能性があって。それでも君にたどり着きたい、君からの愛が欲しいという想いを歌っています。

――タイトルを見た時、かわいい曲なのかなと思っていたら、カッコいい曲で驚きました。

蒼井：そのギャップは狙っていました。タイトルの表記についていろいろ話し合いましたが、僕はアイドルチックな曲にしたかったので、「♡をラブと読ませたらどうですか？」と提案して、採用されました。

――お気に入りのフレーズやレコーディングで意識した点は？

蒼井：サビに入っている曲名フレーズ「give me love me」の繰り返しですね。一度聴いたら絶対に忘れられないと思うし、つい口ずさんでしまうようなキャッチーさがあって好きです。

今、皆さんはライブで声を出すことはできないので、振りや動きでみんなで一緒にできるようなものを考えたいなと思っています。

今回は自分が好きなものを詰め込んだので、レコーディングも「こんな風に歌って、踊りたいな」とイメージしながら、ただ楽しく歌うだけでした。

――「君のその魂 何度でも求めるさ」や「来世でも出逢える様にこの手を握り」などのフレーズや歌い方に、女子がキュンとすると思います。

蒼井：そうだったら嬉しいですね。まさに求愛ソングですから（笑）。今まで歌ってきた表題曲にはなかったタイプの曲になったし、蒼井翔太初のアイドル要素が満載の楽曲になっているかなと思います。

――「give me ♡ me」のMVは、「BAD END」のファンタジックで妖しい世界観とは対照的な映像ですね。

蒼井：カッコよくもあり、ガーリーでもあり、ファッションにもこだわったので、皆さんの目に留まる映像になったかなと思います。ジャケット撮影にも通じることですが、1つの画面に複数人がいるとソーシャルディスタンス的にもどうかなと。

かと言って、どんなにおしゃれなマスクでもつけるのは嫌だなと思って、「手で口元を隠す仕草をそのままダンスの振付に使いませんか」とダンサーさんに提案させていただきました。

僕自身はリップシンクもあるので、口元は見えていますけど。あとダンサーさんに塗料を指先に塗ってもらって手袋のように見せてみたり、今の情勢の中でマイナスに見えてしまうことも、発想の転換でおもしろい演出にできて、今だから撮れるMVになったかなと。

サビの「give me love me」の繰り返しは、気軽に口ずさんだり、ダンス好きな方は振りコピしてもらえたらいいですね。若い層に刺さったら嬉しいです（笑）。