声優・岡咲美保さんが「ハピネス」でアーティストデビュー！　リリース直前の岡咲美保さんにインタビュー!!｜「初めて聞く曲なのに以前から歌ってきたような感覚がありました」

「Popping Moments」はさわやかでキラキラしたロック。あふれる青春感でピュアな気持ちに

――ここでカップリング曲のお話も。「Popping Moments」も元気なロックチューンですね。

岡咲：さわやかでキラキラしたロックサウンドで、全身でリズムに乗りつつ、盛り上がる曲だなと思いました。そして自分の声のパワーで引っ張っていけるのかという挑戦でもありました。

曲名は直訳すると「弾む瞬間」ですが、青春も一瞬一瞬が美しく過ぎ去っていくからこそ貴重だと思うので、素敵なタイトルだなと思いました。

――歌詞も「ときめく理由を知りたい」とか「気になってる胸が苦しい」など恋した女の子のわくわくドキドキする様子がかわいく描かれています。

岡咲：明るくて、勢いもある青春感があふれていて、デビュー曲ならではかもしれません。この曲の女の子と同じように今、恋している10～20代の女の子だけではなく、性別や世代に関係なくピュアな気持ちになっていただけたらいいですね。

――「君が好きだ好きだ」と連呼するところとか、歌っていて恥ずかしくなかったですか？

岡咲：大丈夫でした（笑）。私は普段から一度きりの人生だから気持ちを素直に伝えるべきだと思っていて。女友達にもよく「好き」と言ってしまいますし、言ってもらえる時もすごく嬉しいですし。

歌詞にある「照れくさい言葉が綺麗に見える」ことも素敵だなと思えて。私らしさ全開で、歌詞に乗っかって気持ちよく歌えました。

――レコーディングで意識したことは？

岡咲：最大限に、自分らしく表現したくて、高音の伸びを気持ちよく歌いたいなとこだわりました。技術的に歌うのが難しい曲だったので、サビの「壁を越えて越えて」のように、全身でぶつかっていく気持ちでレコーディングに臨みました。

完成した曲を聴いてみたら、意識していたパワーがあふれるようにミックスしていただいて、素敵な曲にしあげていただけました。

――お気に入りのフレーズを教えてください。

岡咲：曲頭の「等身大でいいんだってさ」が好きです。Aメロで乙女な部分に出始めて、好きな子がいるんだなとわかり、サビにかけてこの女の子の心象風景が広がっていき、ストーリーが感じられるのがいいなと思って。

曲と物語の導入部分であり、ぐっと引き込まれました。また、これは偶然なのですが、「目が回りそうでも」や「どんな事してても頭の中ぐるぐるして」は3曲目の「MY SPIRAL」にも繋がっていて驚きました！（笑）。

「MY SPIRAL」は「ぐるぐる」ループしてハマる曲。合いの手パートもあり、ライブでみんなと作る曲

――ではその「MY SPIRAL」についてご紹介お願いします。

岡咲：楽しくて、おもしろい曲だなと思いました。実はアーティストデビューをお知らせしたスペシャルムービーの冒頭でインストが使われているのですが、あのデジタル感はすぐに印象に残りやすく、歌詞に「ぐるぐる」がたくさん出てくるところも一度聴いたら頭から離れない中毒性があるんですよね。

この曲のレコーディング前も終わった後も私の中でずっと「ぐるぐる」していたのを覚えています（笑）。

――でも「ループじゃない」と歌っているのもおもしろいですね。

岡咲：「ぐるぐる」しているようで、一歩ずつ前に進んでいるんですよね。失敗しても、結果的に少し成長していたり、前進できていればいいんだよというメッセージが込められている気がします。

また、「夢のなかをぐるぐる」というフレーズがすごく好きで。
私の中の「夢」はすごくキラキラしていて、人生においても大切にしてきました。声優になる夢が叶い、その夢の先でアーティストデビューもさせていただき、今も夢のなかにいられて、また成長していけるのだと、喜びを感じています。

――（Yeah！）や（Oh Yes！）など合いの手パートも多いので、ライブチューンでもあるかなと。

岡咲：皆さんと一緒に作っていけたら最高ですね！レコーディングではいろいろな私で（Hop！）（Step！）（Jump！Jump！Jump！）など言っていますが、いつかライブができて、皆さんも声を出せる日が来た時には言っていただけたら嬉しいです。私も（Jump！Jump！Jump！）しちゃうかも（笑）。

――このシングル1枚を聴いた印象はいかがですか？

岡咲：自分の中で頑張ったと素直に思えました！いろいろな私がこの3曲の中に散りばめられています。ジャケット写真のような明るい私や未来に向かう姿勢とメッセージが共通していて。それでいて、各曲に違ったカラーや温度感の私の声色も感じられましたし、アーティストデビューしたことで自分自身の声と向き合うことで、いろいろ発見できました。

私にとって最初の一歩でもあり、まだ開けていない引き出しや可能性も感じることができたシングルになりました。