TVアニメ『キングダム』-合従軍編-信役 森田成一さん×嬴政役 福山 潤さんW主人公対談|「炎を絶やさぬように」臨んだアニメの行く末と政や信たちの生きざまを見守って
Bru-rayBOX上巻は名ゼリフ、名シーンのオンパレード。いろいろな想いが詰まった1話と政や信が苦境から巻き返す様子もご注目!
――8月27日にBru-ray BOX「合従軍編」上巻が発売されます。1話から13話まで収録されます。パッケージで改めて注目してほしいポイントやオススメの楽しみ方は?
福山:政としては、1話で合従軍が攻めてきて、パニックになる家臣たちに放つ「お前らの頭は飾りか?」のセリフなどの一連のやり取りは第3シリーズの始まりであり、長い空白期間を明けての一発目だったのですごく集中して演じました。そして皆さんにもいい感じで受け入れてもらえてホッとしました。
その後、政や信、秦国の面々が合従軍にかき回され、混乱しつつも、そこから巻き返していく様子が13話までにたっぷり詰まっているので、そこは注視していただきつつ、楽しんでいただけたらと思っています。
森田:1話の信の第一声は万感の思いを込めて叫びました。今まで貯めてきたエネルギーや伝えたい想いを込めて、「これでノドがつぶれてもいい」というくらいの気持ちで叫んだので、改めて聞いて感じてもらえたら嬉しいです。信の気持ちだけではなく、森田成一の気持ちものせているし、そんな想いを政が演説として語ってくれているので、あのシーンで涙しない人はいないと思います。
今も思い出すたびに涙が出てくる名シーン、名ゼリフなのでそれをしっかり受け止めてもらって、一気に13話まで見ていただきたいです。僕らキャスト陣の全力が詰まっています。
また僕らは未完成の絵を見ながらの収録でしたが、オンエアではすごい映像になっていて。かなり描き替えていると思うし、作画スタッフの皆さんもすごい熱量で作り上げているので、細かい部分までじっくり見ていただきたいです。
――オンエアは深夜なので、見た後は興奮してなかなか寝付けなくて。パッケージがあれば、好きな時間に好きなだけ見られるのもいいなと(笑)。
福山:見る側もすごくエネルギーを消費するので、何話かまとめてみたら疲れてぐっすり眠れるかもしれませんね(笑)。
森田:でもその気持ち、わかります! 僕もリアルタイムでオンエアを見ると、息するのも忘れしまうくらいのめり込んでしまって、見終わった後に深く息を吐くくらいなので。オンエア時にTwitterで発信しているんですけど、視聴者の皆さんもドキドキしている様子や「次が気になる!」とヤキモキしている書き込みを見るとおもしろくて。今にして思うとこのアニメは昼に放送すべきではないかと(笑)。
福山:いや、深夜のオンエアでよかったと思うよ。そうじゃないと僕もTwitterに「砦(とりで)にオルドがおるど」なんて書けないもん。ずっと変な実況しているから(笑)。
でも本当に名シーンと名ゼリフのオンパレードなので、お気に入りのシーンやセリフを見つけたら何度でも見ていただきたいです。
今後の見どころは秦の存亡を賭けた蕞での攻防戦の行方
――これから放送される19話以降の見どころをお聞かせください。
福山:蕞での戦いは絶対的に不利な状況で、この最大のピンチをいかに政や信たちが切り抜けるのか、それとも秦は滅亡してしまうのか、ですね。合従軍との戦いの大きな山場であり、毎回、目が離せない展開になっています。原作ファンの方にとってもアニメできっと見たかったシーンやエピソードが詰まっていると思います。
のこのこと最前線に来てしまった政ですが(笑)、信とは違った形で、命がけの戦いをしていきますので、手に汗握りながら応援してください。
森田:20話以降、戦いは更に激化していくし、エッセンスもより濃厚になっていくので、見た後に眠れぬ夜を過ごすことは間違いないでしょう。アニメから『キングダム』に触れた方は毎回、「なんなんだ、このアニメは!?」と驚いているようですが、これからもっとすごいことになりますので、オンエア前に睡眠を十分に摂っておくほうがいいかも。
蕞での攻防は各武将の戦いだけではなく、兵士ではない民も国を守ろうとする姿にも注目していただきたいです。
「炎を絶やさぬように」臨んだアニメの行く末と政や信たちの生きざまを見守ってください
――では皆さんへメッセージをお願いします。
福山:毎回、アニメ『キングダム』をご覧になってくださっている皆さん、ありがとうございます。この記事が掲載される頃には苛烈な戦いが繰り広げられると思いますが、テンションを絶やすことなく、信たちを見守りつつ、『キングダム』の行く末を想いながら、1回たりともお見逃しなく。麃公が信に「火を絶やすでないぞォ」と言ったように、我々も高い熱量で臨んでおりますので、第3シリーズの最期まで楽しんでください。
森田:これまで信を演じてきて、カッコいい演じ方は一切していないし、今後も変わりません。今後繰り広げられる蕞の攻防戦では筋繊維の一本が張って、切れる寸前まで意識しているし、それによる躍動感を感じてもらえて、より物語にのめり込んでもらえたら役者冥利に尽きます。とても肉厚で、心に残る素晴らしい作品になっていますので、ここまで見てくださった方はこのままで、まだご覧になったことがない方も信や政たちの生きざまをぜひ一度見てください。
作品情報
TVアニメ『キングダム-合従軍編-』は、NHK総合にて毎週日曜24:10より好評放送中!
「TVアニメ『キングダム』Bru-rayBOX 合従軍編 上巻」
2021年8月27日発売
26,4000円(税込)
発売:エイベックスピクチャーズ
※下巻は2021年11月26日発売予定
TVアニメ『キングダム』作品情報
毎週日曜深夜24:10~NHK総合にて放送中!
※放送予定は変更になる場合があります。
あらすじ
紀元前、中国西方の秦国(しんこく)に、今は亡き親友と夢見た「天下の大将軍」を目指す若き千人将・信(しん)がいた。
かつて王都で起きたクーデターに巻き込まれ、現在の秦王・嬴政(しんおう・えいせい)と運命的に出会った信は、自身の夢をかなえ、?政が目指す「中華統一」をともに成し遂げるため戦場に身を置くことになる。
戦地で散った師・王騎(おうき)の死を乗り越え、蒙恬(もうてん)や王賁(おうほん)ら同世代の隊長たちと切磋琢磨しながら、着実に夢への階段を上ってゆく信。一方、嬴政もまた、壮大な目標に向け、相国・呂不韋(りょふい)から国の実権を奪い返すべく宮廷内での勢力拡大に力を注ぐ。
そんな中、軍事最重要拠点のひとつ山陽(さんよう)の攻略に成功した秦国は、これにより中華統一へ一歩近づくこととなった。だが、七国の勢力図を塗り替えかねないこの一手に危機感を抱く趙国(ちょうこく)の天才軍師・李牧(りぼく)は、楚国(そこく)の宰相・春申君(しゅんしんくん)を総大将に、楚、趙、魏(ぎ)、燕(えん)、韓(かん)、斉(せい)の六国による合従軍を興し秦国への侵攻を開始する!
未曾有の危機に、秦国は持てるすべての武力を結集して、合従軍を迎え撃つ!!
スタッフ
原作:原 泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:今泉賢一
シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン:阿部 恒
美術監督:水野雄介
色彩設計:阿部みゆき
撮影監督:野上大地
3DCG制作:ダンデライオンアニメーションスタジオ
編集:柳 圭介
音楽:澤野弘之/KOHTA YAMAMOTO
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:小泉紀介
音響制作:神南スタジオ
アニメーション制作:ぴえろ/スタジオ サインポスト
第2クールオープニング・テーマ:『STACKiNG』/BiSH(avex trax)
第2クールエンディング・テーマ:『kIng』/鈴木瑛美子(avex trax)
キャスト
信:森田成一
嬴政:福山 潤
河了貂:釘宮理恵
呂不韋:玄田哲章
昌平君:諏訪部順一
昌文君:仲野 裕
桓騎:伊藤健太郎
蒙武:楠 大典
張唐:浦山 迅
騰:加藤亮夫
麃公:斎藤志郎
王翦:堀内賢雄
蒙驁:伊藤和晃
王賁:細谷佳正
蒙恬:野島裕史
李牧:森川智之
春申君:内田夕夜
汗明:田中美央
オルド:木下浩之
呉鳳明:浪川大輔
成恢:鳥海浩輔
慶舎:平川大輔
媧燐:田中敦子
項翼:鈴木達央
白麗:上村祐翔
他