秋アニメ『ヴィジュアルプリズン』ロビン・ラフィット役:堀江 瞬さんインタビュー「自分だけを見ていてほしい気持ちに共感した」【連載第3回】
原作・上松範康氏、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ氏、制作・A-1 Picturesで贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』が現在放送中です。
本作は、ヴァンパイアという宿命を生きる者たちが、「歌」を通して、「仲間」そして「自身」と向き合っていくストーリーとなっています。
今回アニメイトタイムズでは、総勢10名の出演声優陣にメールインタビューを実施! 作品やキャラクターのこと、収録現場の様子などを語っていただきました。
第3回目に登場するのは、ロビン・ラフィット役の堀江 瞬さん。台本を渡されるたびに楽しみで仕方がなかったそうです。
そのほかのインタビューはこちら
◆『ヴィジュプリ』千葉翔也(結希アンジュ役) インタビュー【連載第1回】◆『ヴィジュプリ』古川 慎(ギルティア・ブリオン役) インタビュー【連載第2回】
◆『ヴィジュプリ』堀江瞬(ロビン・ラフィット役)インタビュー【連載第3回】
◆『ヴィジュプリ』七海ひろき(イヴ・ルイーズ役) インタビュー【連載第4回】
◆『ヴィジュプリ』江口拓也(サガ・ラトゥール役) インタビュー【連載第5回】
◆『ヴィジュプリ』矢野奨吾(ジャック・ムートン役) インタビュー【連載第6回】
◆『ヴィジュプリ』島﨑信長(ミスト・フレーヴ役) インタビュー【連載第7回】
◆『ヴィジュプリ』永塚拓馬(ヴーヴ・エリザベス役) インタビュー【連載第8回】
◆『ヴィジュプリ』増田俊樹(ディミトリ・ロマネ役) インタビュー【連載第9回】
兄さんへの愛を捧げたロビン。心の深い部分を大切に演じた
——本作はヴィジュアル系、音楽、ヴァンパイアとオタク心をくすぐられるテーマが盛りだくさんですが、最初に脚本・全体的なストーリーを読まれての感想をお聞かせください。
ロビン・ラフィット役:堀江 瞬さん(以下、堀江):毎週渡される台本が楽しみで仕方ありませんでした。それだけ展開が激動で、かと言って置いてきぼりを食らうわけではなく、絶妙な気持ち良さがありました。
主人公の結希アンジュ役 千葉翔也くん達と毎週台本について盛り上がっていたので、キャストの皆様もそれだけ熱意があったのだと思います。
——ロビン・ラフィットというキャラクターは、堀江さん自身どのような人物だと解釈されていますか? また、ロビンのここに注目してほしいポイントを教えてください。
堀江:究極的な寂しがりだと思います。それ故に自分だけのものにしたい、自分だけを見ていてほしいという独占的な気持ちが芽生える。そういう心の深い部分を大切に演じました。自分自身もそういう気質があるので、終始共感を抱いていました。
——第2話で初登場し、第3話でジャックと双子であることが判明しました。第3話を振り返り、個人的に印象に残っているシーンやお気に入りのシーンはありますか?
堀江:ジャック役の矢野さんと掛け合いで収録出来たのが有り難かったです。双子なのに年齢や見た目が違う、現実ではなかなかあり得ない裏寂しさを抱えながら、兄さんへの愛を捧げました。
この回で、ロビンを演じる上での気付きを得てからは、時に僕がやり過ぎてしまうのを音響監督の本山さんに止めて頂く、という絶妙な調整をしながら、より立体的に肉付けをしていくことが出来た気がしています。
——思い出に残っている収録現場でのエピソードや、印象深いディレクションなどはありましたか?
堀江:独占欲が強すぎるあまり、僕もそれを大いに表現しようとすると、音響監督から「もう少し、目に輝きを取り戻させてほしい」というディレクションを頂くことがあり、その度に古川さんに笑って頂けたり、現場は凄く穏やかだったと思います。
千葉くんと七海さんがO★Zの雰囲気を柔らかくしてくださり、僕と古川さんがそれに乗っかるという、O★Zならではの雰囲気が出来上がっていました。
——ロビンはジャックをも嫉妬させる「天使の歌声」を持っています。上松さん手がけるヴィジュアル系の楽曲をロビンとして歌ってみていかがでしたか? 「O★Z」の楽曲の聴きどころなどがあれば教えてください。
堀江:どこかに哀愁を感じさせるようなメロディーラインに心惹かれながら、僕自身は、とても緊張していました。学生時代にずっと聴いていた上松さんの音楽を、キャラクターを介して僕が歌えることに、夢を見ているような気持ちでした。