アニメ『さんかく窓の外側は夜』冷川理人役・羽多野渉さんインタビュー｜初めての試みで難しかった役、“芯があるセリフ”を全部捨てた冷川というキャラクター【連載02】

最近の都市伝説業界は“未来人”がブーム！？

――最近、オカルト好きな羽多野さんがハマっている不思議なことや話題を教えてください。

羽多野：最近では、都市伝説業界も今の状況に合わせた流行り方になっていて、特に2021年は“未来人”がブームなんです。

結構前から言われていたのが、スペインのほうに未来人がいる話。TwitterやInstagramでその未来人が動画や写真をアップしているんですけど、その人の挙げる動画や写真には自分以外の人が一切映っていないんです。

「CGを使えばいくらでも加工できる」「ロックダウンだから周りに人がいないだけ、病院に行ってみてよ！」と言われて行くんですけど、誰もいないんです。

――えーっ！？

羽多野：その人が言うには「このツイートは未来からしています」と。今現在の時間軸ではなくて、違う時間軸からその投稿をしているという未来人が出現したり、日本にも未来人が出てきましたね。

その方は2027年という結構身近な未来から来ていて、2019年の投稿でオリンピックの金メダル数を当てているということで話題になっています。

結構、予言系は昔からありますが、そういうのを見るとついニヤニヤしちゃいますね（笑）。こういう未来人の出現は、ある意味誰も傷つけないので都市伝説の業界では重宝されていますし、未来人としては1番ジョン・タイターが有名ですが、今はそれに続いていろいろな未来人が出現していて面白いです。

――ちなみに、羽多野さんは未来人では……

羽多野：ないです（笑）。残念ながら違います（笑）。

一同：（笑）。

羽多野：ただ、自分自身が自分が生まれた世界線上にいるかどうかは、たまにわからなくなります。

――えっ（混乱中）どういうことでしょう！？

羽多野：というのは、これは脳内や思い込みによる錯覚だとよく言われているんですけど、常識としてこうだと思っていたものが実際は全然違ったということです。

たとえば、小さい頃によく見ていたアニメのキャラクターに模様があったような気がしますが、でも実際には何も模様が入っていなかった……みたいな。世界地図でもこの国はここの位置にあったような気がしていたのに、実際は違っていたり。

そういう思い込みで記憶違いを起こしていて。脳の現象らしいんですけど、それが都市伝説的にいうと、どこかで世界線が変わって違う世界線に来てしまったから「その記憶は正しい」ということになるんです。

同じように見えてちょっと違う世界に迷い込んじゃっているんじゃないの？という話があるので、僕自身ももしかしたら生まれた世界線ではなく、違う世界線上にいるのでは？という気持ちになるときもあります。そういう違った見方で考えるのも面白いですよね。

――へぇ〜！見方が大きく変わって面白いですね……！　まだまだお話を聞いていたいところですが、そろそろお時間ということで、第2話での見どころを踏まえつつ、今後の展開を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

羽多野：第1話は出会いの物語でしたが、ここから気になるキャラクターたちがどんどん出てきますし、第2話は斉藤くんが演じている迎系多が登場します。

迎系多もこのストーリーの中で重要な役どころで不思議な魅力のあるキャラクターですので、冷川や三角とはまた違った個性、魅力をぜひ楽しんでいただきたいです。

――ありがとうございました！　インタビュー後も楽しそうに都市伝説の話をしてくださった羽多野さん。第2話以降も、そんな羽多野さんが演じている冷川がどのような動きを見せるのか、ぜひご注目ください！

バックナンバー

□第1回　三角康介役・島﨑信長さん

□第2回　冷川理人役・羽多野渉さん

□第3回　迎系多役・斉藤壮馬さん

□第4回　非浦英莉可役・安済知佳さん

□第5回　半澤日路輝役・三上哲さん

□第6回　逆木一臣役・諏訪部順一さん

□第7回　先生役・平田広明さん

TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」作品情報

心霊探偵バディによる新感覚”霊感エンターテインメント”

放送・配信情報

TOKYO MX：10月3日スタート　毎週日曜　22:00～
サンテレビ：10月3日スタート　毎週日曜　23:30～
BSフジ：10月5日スタート　毎週火曜　24:00～
CS「ホームドラマチャンネル」：11月19日スタート　毎週金曜　深夜2:00～（2話放送）
FOD先行独占配信：10月3日スタート　毎週日曜　22:00～　最新話配信
　