NACHERRY（ナチェリ）デビューデジタルシングル「フォーチュンテラー」 田中ちえ美さん、村上奈津実さんインタビュー｜2人で掴んだアーティストデビューは「2人が思い描いたNACHERRYにピッタリ」な楽曲からはじまる！

田中ちえ美さんと村上奈津実さんによるユニット「NACHERRY（ナチェリ）」。そのデビューデジタルシングル「フォーチュンテラー」が、10月4日より配信スタートしました。

『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』（以下、『虹ヶ咲』）をはじめ声優として活躍中の2人。ユニット名の「NACHERRY」は2人の名前をかけ合わせたもので、“さくらんぼのように2人でひとつ。楽しいことは2倍楽しんで、足りないところは補い合おう！”という想いから、2人が名付けたもの。

『好きなものに真っ直ぐな、遊び心を忘れない少女のように。ずっとずっと、ワクワクする。』というコンセプトのもと、カラフルでポップな2人が、ポジティブで力強いアメリカンロックを歌っています。

デビューデジタルシングル「フォーチュンテラー」は作詞を岡田マリアさん、作曲・編曲をASIAN KUNG-FU GENERATION（以下、アジカン）の山田貴洋さんが担当した、疾走感あふれるロックサウンド。配信スタートと同時にMVも公開中。

アニメイトタイムズでは、アーティストデビュー直後の2人を直撃！ 2人の出会いからユニット結成した心境、楽曲の印象、レコーディング、今後の目標などたっぷりお話をうかがいました。

第一印象は「明るくはっちゃけたギャル」「クールビューティー」

──ユニット結成およびアーティストデビューおめでとうございます！ デビューということで、まずは2人の出会いからお聞きしたいと思います。最初の出会いは『虹ヶ咲』なのでしょうか？

村上奈津実さん（以下、村上）：『虹ヶ咲』の収録が初めましてだったよね？

田中ちえ美さん（以下、田中）：そうだね。（キャラクターの）自己紹介のセリフを収録した時だったと思う。

村上：その場で、お互いをなんて呼ぼうか？ って流れになったんですけれど、田中だけ「田中って呼んで」って（笑）。それをすごく覚えています。

田中：私、声優になるまで、あだ名というあだ名がなくて。地元の友達はみんな私のことを「田中」と呼んでいたので、仲がいい子にはそう呼ばれる方が安心するというか。

「ちえ美」とか「ちえ美ちゃん」って呼ばれると逆に照れちゃいますし、これから仲良くなっていくメンバーには最初から「田中」って呼んでもらえたら嬉しいなと思って言いました。

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— 田中ちえ美 (@t_chiemi1006) October 16, 2021

──逆に、村上さんのことは？

田中：「なっちゃん」って呼んでいます。それも初めましての時から変わっていないですね。

──そうして「田中」「なっちゃん」と呼ぶようになったわけですが、性格や雰囲気などお互いの印象はいかがでしたか？

田中：最初は“村上奈津実ちゃん”よりも“宮下愛役の村上奈津実ちゃん”という印象でした。愛ちゃんはギャルで明るい子ですし、本人も笑顔がすごく明るいから、きっとなっちゃんは愛ちゃんみたいに明るくはっちゃけたギャルっぽい子なのかなと思っていたんです。

村上：初めましての日は、愛らしくいようと思っていたからね（笑）。

田中：なっちゃんはほかの現場で一緒だった子もいて、その子も含めて引っ張っていこうと思っていたのかなって。でも、接していくと意外と大人しくて（笑）。自分の意見をバン！ と言うよりも、みんなの意見を聞いているタイプでしたね。

村上：逆に田中こそ最初はめちゃめちゃ大人しくて、すごくクールビューティーな我が道を行くタイプなのかな、という印象でした。

田中：ただのコミュ障なだけ（笑）。みんなで椅子に座る時も、隅っこにちょこんと座っていたし。

村上：本当に「私のことは田中って呼んで」ぐらいしか言っていなくて、その時は地声がどういう感じなのか覚えていなかったかも（笑）。

田中：あはははは！
　

──今こうやって2人でユニットを組んで活動するなんて、当時は夢にも思わなかったですよね。

田中：思わなかったです。ビックリ仰天だよね。

村上：想像もつかなかったね。

#フォーチュンテラー
聴いてくれてるかなっ？？😘笑
いっぱい聴いてほしいっ！🥰🥰🥰🍒 pic.twitter.com/DowQ9HgViM

— 村上奈津実 (@natyaaaaaaan07) October 8, 2021

──その後、一緒にいる時間が増えてきて、お互いの印象は変わりましたか？

村上：本当に変わりました。お仕事モードでは大人しいよりもムードメーカー、場の空気を変える力のあるタイプで、普段私と一緒にいるときは真面目な印象ですね。

田中：なっちゃんは仲良くなればなるほど私と似ている部分が多くて。私、自分で言うのもなんですけど……結構繊細なんですよ（笑）。すぐ気にしちゃうタイプというか。

「実は私、こう思っていたんだよね」って言うと、なっちゃんは「私もだよ」って同意してくれるから、すごく居心地がよくて。2人ともお酒を飲むのが好きで、『虹ヶ咲』のメンバーで最初に仲良くなりました。

村上：2人だけで飲みに行ったのも（メンバーの中で）初めてだったもんね。

田中：今でも2人で遊びに行ったりしますし、このご時世が治まったら早く旅行に行きたいねって話をしています。そういう時は、仕事仲間というか友達の感覚ですね。

──ちなみにお酒は何が好きなのですか？

田中・村上：（息ピッタリに）ビール！

田中：でも、2人とも飲むのが好きなだけで、お酒に詳しいわけではないんですよ（笑）。

村上：なんでもいいんです（笑）。

田中：私たちの周りでもどんどんアーティストデビューしていたので、なっちゃんと飲みに行った時に「なっちゃんはさ、正直、アーティストデビューしたいと思ってるの？」みたいな話をしたこともありました。探りをいれるというか（笑）。

そうしたら、なっちゃんは胸を張って「うん！ したい！」って。私も本当はしたいんです。したいんですけど……ちょっと無理かもと思っていた時期があったので、強がって「私は（しなくても）いいかな」と言っていて。

村上：田中も「したい！」って言うと思っていたから驚いたんですよ。

田中：歌が好きだとずっと言っていたし、ライブも大好きだったので、本当はアーティストデビューしたいと思っていたのに……なぜか強がっちゃったんですよね。でも、そういう会話をしていたのも、いま思えば運命的だなと思って。

村上：うんうん。だって、こんな会話はこの2人でしかしてないもんね。