声優
寺島惇太3rdミニアルバム「Soul to」インタビュー

声優・アーティスト・寺島惇太さん3rdミニアルバム「Soul to」インタビュー|表現の幅を広げるためにさまざまなタイプの楽曲に挑戦! 立ち止まって考え、勉強したことで生まれた楽曲も

声優・アーティストとして活躍する寺島惇太さんが、2021年12月1日(水)に3rdミニアルバム「Soul to」をリリース! これまでのアルバムにはないジャンルの曲を多数収録した、寺島さんの新たな一面が詰まったアルバムとなっています。

今回アニメイトタイムズでは、約2年ぶりとなるミニアルバムリリースを記念し、寺島さんにインタビューを実施! 各楽曲の制作エピソードや注目ポイントを中心にお話を伺いました。

コロナ禍の影響で、これまであまり目を向けてこなかったことを考え、勉強するようになったという寺島さん。ご自身の意識の変化や、新たなジャンルの曲に挑戦した理由などについても語っていただきました!

表現の幅を広げるためにこれまでのアルバムにはないタイプの曲にも挑戦

――2年ぶりとなるミニアルバム「Soul to」がいよいよ発売されます。今の心境をお聞かせください。(※取材は11月末頃に実施)

寺島惇太さん(以下、寺島):一曲ずつアーティストの方と丁寧に打ち合わせをして、今の僕ができる音楽・表現をいい形で詰め込むことができた自信があります。ひとりでも多くの方に聴いていただきたいです。

――本アルバムのコンセプトはどういったものでしょうか?

寺島:これまでの2枚のアルバムでは、自分がよく聴いてきた好きなジャンルの音楽をベースに、ライブを想定した12曲を作りましたが、今回はお客さんがひとりで聴くシーンを意識して制作しました。

コロナの影響でお客さんと一緒に盛り上がることが難しくなった中での制作でしたし、冬の発売というのもあって、移動中やお家の中で聴いたときに心がほっこりする、落ち着けるような音楽が多めですね。

これまで使ったことがなかったマイクを導入したりと、音作りにもこだわりましたし、いずれライブでも披露できたらと思います。

――ワンマンライブ「JOY FEVER」の形式が変更になったりと、コロナの影響は寺島さんにも重くのしかかったと思います。ご自身の心境や、音楽を通して伝えたいことなどの変化はありましたか?

寺島:誰もが経験したことのない事態になり、僕を含め、不安を覚えた方が多かったと思います。その中で、家にいる時間、ひとりでいる時間が増えたことで、音楽を聴く機会がより増えた気がします。

歌でなにかを発信する機会も増えた印象ですね。声優業界においても、昔に比べ、歌という表現を使って世の中に発信をする人が増えたと思います。

以前の僕は、本当にただ歌が好きで、「こういう曲が歌いたい、みんなと盛り上がりたい」というシンプルな思いだったのですが、今は声優として、役者としてできる表現の幅が広がったほうがいいな、と思うようにもなりました。

自分の声で表現できる一番いいジャンルや曲調、キーなど、お客さんがどうやったらもっと喜んでくれるのかを、より深く考えるようになったと思います。

なので今回のアルバムでは、大筋の路線は変わらないにしても、前の2枚には入っていないタイプの曲も入れました。

――先ほどお話しされていた新しいマイクの導入や音作りへのこだわりも、そういった意識の変化によるものなんでしょうか?

寺島:そうですね。マイクによって自分の声の残り方がまったく変わってくることを今回学びました。プロの方は本当に一音一音こだわって録っていることが実感できましたし、すごく勉強になりました。

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