『魔神英雄伝ワタル七魂の龍神丸－再会－』ワタル役の田中真弓さんと虎王/翔龍子役の伊倉一恵さんの特別対談！──「過去のシリーズも一緒に見たり、親子三代で楽しんでほしいです。」

再編集された『－再会－』は、新規カットと新収録もありつつ、1本の映画として見やすく！　ぜひ親子三代で見てほしい。そして次回作希望！

――2022年1月7日から『魔神英雄伝ワタル七魂の龍神丸 -再会-』が3週間の期間限定で全国上映されます。

田中：配信されていたものが再編集されて、今年の10月31日に行われた『サンライズフェスティバル』で特別上映されたのが『魔神英雄伝ワタル七魂の龍神丸－再会－』です。

伊倉：その時に見られなかった方もたくさんいると思うので、今度は全国で上映されるのも嬉しいです。

田中：全9話が再編集されて、1本のお話としてかなり見やすくなったと思います。しかも新規カットがあって、私たちも新たに収録しているので、配信でご覧になっていた方も新鮮な気持ちで楽しんでいただけるのでは？

伊倉：そして大スクリーンで見ていただけるのもいいですね。こういう機会はなかなかないので、私たちも「劇場で見たいね」と言っているくらい。

田中：子供の頃に『ワタル』を見ていた方はもちろん、当時見ていなかった若い方にも見てほしいです。いま親になっている人にはぜひ家族で見てほしいですね。『ワタル』がどんな作品だったのかを教えてあげたり、お子さんが興味を持ってくれたら過去のシリーズも一緒に見たり、親子三代で楽しんでほしいです。

――今の若いアニメファンにもこの機会に、伝説的な作品で、今のアニメシーンにも大きな影響を与えた作品に触れてほしいですね。

田中：もし見てもらって何かを感じてもらえたらいいですね。一度見ていただければ、なぜこれだけ長い間愛されてきたのかもわかっていただけると思います。この作品には楽しさだけではなく、人生の助けになることや学びもあると思うし、私自身もそうでした。

とにかく、たくさんの方に見ていただきたいです。ご家族や友人と一緒に見ていただいて、見終わった後もお茶でも飲んだりしながら作品についておしゃべりしたり、お子さんに『ワタル』の説明や当時の自分を教えてあげたり、そんな会話や楽しい時間を過ごしていただけたら幸せです。

伊倉：この作品は、たくさんのファンの皆さんの熱い想いや応援がなければ実現できなかったと思います。長い間、応援し、待っていてくださった皆さん、ありがとうございました。

待っていただいた分、昔、見てくださっていた方にも「これぞ、『ワタル』だ！」と納得したり、喜んでいただける作品になっていると思います。まだ『ワタル』を見たことがない方にも見ていただいて、もっともっと広がっていけばいいなと願っています。

田中：この『魔神英雄伝ワタル七魂の龍神丸－再会－』でまだまだ続けられる要素があるなという発見もありました。今後も『ワタル』を愛していただいて、熱い想いを発信していただいて、また新作ができたらいいなと思っています。一緒に声を上げていきましょう！　願わくば今度は50周年を迎える前に、なる早で（笑）。

　
　
Hair＆Make=奥野展子
Styling=奥野展子

アニメ映画『魔神英雄伝ワタル七魂の龍神丸 ―再会―』作品情報

2022年1月7日(金) より全国34館にて3週間限定上映

イントロダクション

ぼくたちの冒険はいつだって　おもしろカッコいいんだ

株式会社サンライズが制作した冒険ファンタジー作品『魔神英雄伝ワタル』シリーズの最新作。

『魔神英雄伝ワタル』は1988年に放送開始されたのち、1990年の『魔神英雄伝ワタル2』、1997年の『超魔神英雄伝ワタル』と次々に新作が放送され、昭和から平成そして令和へと、まさに時代を超えて愛されるシリーズです。

2020年4月から配信された本作は、主人公の戦部ワタルやその仲間たちの声を、放送当時のキャストが担当することや、当時と変わらぬ楽曲が使用されたオープニング／エンディングなどとともに話題になりました。

ストーリー

またも訪れた創界山の危機に駆けつけたワタル。しかし、正体不明の敵『ドバズダー』との戦いで、龍神丸がバラバラになってしまった！

絶望するワタルのもとに龍神丸の声が届く。自分はまだ、辛うじてその命を繋いでいる、と。そして夢の中でワタルは、逆さまの創界山を目にする。『無想界山』『龍の見る夢』とも呼ばれるそれは、ここではないどこか、いまではないいつかの世界。龍神丸はそこにいると感じたワタルは、虎王、ヒミコと共に、いま再び冒険に旅立つのだった。

スタッフ

企画・製作：サンライズ
原作：矢立肇
監督：神志那弘志
脚本：永井真吾
キャラクターデザイン：牧内ももこ
メカニカルデザイン：新谷学
デザインワークス：湯川純
キーメカアニメーター：重田智、東賢太郎
美術監督：池田繁美・丸山由紀子
色彩設計：佐藤美由紀
撮影監督：長田雄一郎・後藤春陽
編集：野尻由紀子
音響監督：藤野貞義
音楽：兼崎順一、門倉聡、神林早人
配給：サンライズ