直木賞作家・澤田瞳子先生原作『龍華記』がボイスドラマ化! 声優・内田雄馬さん、間島淳司さん出演&コメントが到着! 舞台となった奈良を巡る SpoTribe コミュニティも同時開催
直木賞作家・澤田瞳子先生による小説『龍華記』(角川文庫)。
このたび、本作のボイスドラマが、2022年2月25日(金)20時より公式YouTubeチャンネルにて全6話で配信開始となります。
ボイスドラマには、声優・内田雄馬さん、間島淳司さんが出演。また、お2人からコメントが到着しました。
さらに配信と同時に、無料アプリ「SpoTribe」とも連動し、スタンプラリー機能を使って物語の舞台となる奈良市を巡ったり、周辺のおすすめスポットも含めて楽しめるコミュニティも開始となります。
声優・内田雄馬さん、間島淳司さんよりコメントが到着!
内田雄馬さん(主人公 範長役)
今回の作品は、この時代や世界観のバックボーンを捕まえるために自分の中にないものを引っ張り出してくる感じで、すごく新鮮な体験でした。範長は、本来持ちえたものを失ってしまった人生なので「自分の意志で生きていく」という気持ちが強い人間だと思います。また本作は、人の生死に関わるシーンが多かったため、エネルギーを使う作品でもありました。今の僕らは戦のない時代に生まれているので、こういう時代があったということを、作品を通して歴史をたどれるのはすごく大切だと思いました。
●プロフィール
誕生日:9月21日
出身地:東京都
趣味:ドライブ、ダイビング、ダンス、ゲーム、散歩
特技:焼肉を焼くこと
声優として「BANANA FISH」など数々の人気作で主演を務め、第十三回声優アワードでは主演男優賞を受賞。
間島淳司さん(信円役)
今回の作品に入るにあたり、独特な仏教用語や地名などがあったので下準備が大変でした。それでもなかなか触れる機会がない時代なので、演じていてすごく楽しかったです。僕が演じた信円は、一見弱々しい人間のように思えますが、時として激昂する一面も持つ人物。その二面性をうまくまとめるのに苦労しました。
●プロフィール
誕生日:5月13日
出身地:愛知県
趣味:カラオケ
特技:バトミントン
「とらドラ!」の高須竜児役をはじめ、「刀剣乱舞-花丸」』のにっかり青江役など、人気作品のキャラクターを少年から大人まで幅広く演じる。同年代の声優7名で結成されているDABAの一員。DABA内での名はサムソン。
ボイスドラマ『龍華記』が2022年2月25日(金)20時より配信開始!
出演:内田雄馬、間島淳司、神木孝一、森山由梨佳、高橋咲貴、山根雅史、君成田晃祐、朱家勇
演出・脚本:久保山 努
イラスト:天月みご
制作:一般社団法人アニメツーリズム協会
2/25(金)20:00~ 第1夜:戦きの予兆(おののきのよちょう)
3/ 4(金)20:00~ 第 2 夜:酷薄の篝火(こくはくのかがりび)
3/11(金)20:00~ 第 3 夜:南都消失(なんとしょうしつ)
3/18(金)20:00~ 第 4 夜:一切皆苦(いっさいかいく)
3/25(金)20:00~ 第 5 夜:諸行無常(しょぎょうむじょう)
4/1(金)20:00~ 第 6 夜:沈黙の魂(ちんもくのたましい)
更新(各話追加)予定
公式 Twitter(@VD_Ryukaki)
SpoTribe
『龍華記』(角川文庫)作品情報
角川文庫
定価:770円(本体700円+税)
ISBN:9784041116425
あらすじ
南都焼き討ち――平家の業火が生む、憎悪と復讐に終わりはあるのか。
高貴な出自ながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。
興福寺を守る使命を背負う範長の従兄弟、信円。
そして、復興に奔走する仏師、運慶。
時は、平家が繁栄を極める平安末期。高貴な出自でありながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやって来るという国検非違使別当らに危惧をいだいていた。検非違使が来るということは、興福寺がある南都をも、平家が支配するという目論みだからだ。検非違使の南都入りを阻止するため、仲間の僧兵たちとともに、般若坂へ向かう範長。だが、検非違使らとの小競り合いが思わぬ乱戦となってしまった。激しい戦いの最中、検非違使別当を殺めた範長は、己の犯した罪の大きさをまだ知らなかった
─平家が南都を火の海にし、復讐の連鎖を生もうとしていることを。
澤田瞳子(さわだ とうこ)さん
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士課程前期課程修了。
2010年に『孤鷹の天』でデビューし、同作で第 17 回中山義秀文学賞を最年少受賞。
12年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、
13年に第 32 回新田次郎文学賞を受賞。
16年には『若冲』で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞と第9回親鸞賞を受賞。
20年に『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞を受賞。
21年に『星落ちて、なお』で第 165 回直木賞を受賞。
他の著作に『火定』『落花』『稚児桜』『輝山』などがある。
撮影/鈴木慶子