春アニメ『ちいかわ』ちいかわ役・青木遥さん、うさぎ役・小澤亜李さんインタビュー|ちいかわは可愛いだけじゃない! いろいろな感情にさせてくれる『ちいかわ』の魅力とは?
小澤さんが感じた子役の2人にしか出せない“可愛さ”
——青木さんは声優初挑戦ということですが、挑戦してみての感想を教えてください。
青木:TVアニメは初めてなのですごく楽しみという気持ちがありました。実際に収録してみてすごく楽しかったです。
——具体的に、どういうところが楽しかったですか?
青木:ハチワレちゃんと一緒に収録できたのが嬉しかったです。
——逆に、難しかったこと、大変だったことはありましたか?
青木:やっぱり日本語を喋らないことです。
一同:(笑)
小澤:確か、お母さんと練習したんだよね?
青木:はい!
(音響監督の土屋さんが一緒にブースに入って、いろいろと教えてくれたそうです)
青木:すごくありがたかったです。
小澤:ちいかわちゃんの健気さは大人に出せるのかな……と漫画を読みながら感じていたので、キャストの名前を見たときに「絶対合うだろうな!」と思っていました。
ちいかわちゃんとハチワレちゃんが収録した後に私が収録するので、2人の声を聴きながら演じさせてもらうんですけど、ついうさぎのセリフがないところで「可愛い……」と言っちゃうぐらい可愛かったです。
それだけ健気さというか、2人の可愛らしさが出ていて、大人に出せないその魅力がすごく可愛くて。
青木:嬉しいです……! だんだん自分の声に慣れてきたんですけど、やっぱり自分の声が可愛いとは思えないので、声優さんから可愛いと言われてすごく嬉しいです。
(自然と頰が緩む取材陣)
——それぞれご自身が演じられるキャラクターの魅力、好きなポイントを教えてください。
青木:まず、見た目も中身も可愛いところ、あとハチワレちゃんのことをすごく心配してくれる優しいところも好きです。ハチワレちゃんもそうですけど、友達に気をつかえるところが良いなと思いました。
小澤:うんうん。逆に、うさぎちゃんは気をつかってはいないです(笑)
一同:(笑)
小澤:だからか、自由に駆け回っているというか、面白いことをしてウケを狙っているわけではありませんが、ちいかわちゃんとハチワレちゃんの2人がうさぎの姿を見て笑ってくれる自然なやり取りになっています。
2人の優しさもありますし、うさぎちゃんは1人でも生きていける子ですが、居心地が良いから3人でいるのかなと。そういうのが楽しいなのかな、と感じました。
——人間ではない役を演じるにあたり、心がけたことはありますか?
青木:可愛くする意識はあるんですけど、他の声は声を高くしたり声にあまり工夫をしていないんです。ちいかわといった人間ではない役は少し声を高くしています。
小澤:うさぎの場合は逆に、可愛さをあまり考えていなくて、パッションを感じてもらえたら良いなと思って演じています。
ただ、サイズ感というところもあって、テンション高いときよりもクールなときのほうの音が低くなるので、どちらかというと人を演じるときに近い感じになるんです。
そういうコントロールが難しくて、できるだけうさぎのサイズ感のように演じられるように意識しています。
グッズ化してほしいものは?
——『ちいかわ』にはちょっと怖いシーンもありますが、収録ではそのようなシーンもありましたか?
小澤:ついこの前、怖いシーンをやったよね。
青木:はい。怖いシーンはすごく怖かったので、その様子を強調したりしました。
小澤:そういうとき、ちいかわちゃんは勇敢になるよね。
青木:でも、魔女からはすごく逃げていたので、全然勇敢じゃないときもありました(笑)
小澤:そういうときのうさぎは飄々としているので、ドンと構えています(笑)
——TVアニメは4月からスタートしますが、現在声だけで占いコーナーに登場しています。周りの反響はいかがでしたか?
青木:ちいかわ占いのことはみんな気づいていませんでした。
小澤:TVアニメも最近発表になったばかりだもんね。
青木:TVアニメが発表されてからは、1人だけ気づいてくれた子がいました。気づいてくれて嬉しかったので、すごくテンションが上がりました!
小澤:もしかしたら、4月からクラスが変わるのかな?
青木:変わります!
小澤:じゃあ自己紹介のときに、「めざましテレビ」見てねってアピールできるよ!
——すごいパワーワードです(笑)人気者になるかもしれません。
青木::人気者になるのは良いかも!
小澤:ね!お友達がたくさんできると嬉しいもんね。
青木:結構目立ちたがり屋なので(笑)
小澤:あはははは(笑)
——また、『ちいかわ』のグッズがたくさん登場していますが、もし自分が考えたものがグッズ化できるとしたら、どのようなグッズが欲しいですか?
小澤:すでに、かなりの商品が出ていますよね。何が良いと思う?
青木:ちいかわが持っているポシェットとかグッズ化したら身につけられるかも。
小澤:ちいかわちゃんが持っているポシェット、発売されていたよ! 新商品が出てもすぐに完売しちゃいますよね。さすまたのフォークとかも良いかもしれません。
青木:先がギラギラしているフォーク!
小澤:そうそう。お話が展開していって、いろいろなものをみんなが身につけてくれたら可愛いですよね。あとは……パジャマかな。
青木:あ~確かに! パジャマ欲しいです!フードに耳がついているパジャマを着てみたいです!
小澤:じゃあ、次のグッズ化はそれでお願いします(笑)
——話を聞いていると、お二人の様子がすごく仲睦まじい雰囲気で癒されます……。
小澤:嬉しい~!
青木:(小澤さんは)支えてくれるので、私が最初に緊張していても自然と慣れたので、とても優しいです。
小澤:ありがとうございます(照) 私だったら遥ちゃんの年齢のときはもっと人見知りでしたし、自分の意見をハッキリと伝えられなかったので、こんなにストレートに言葉を連ねられるのはすごいことです。
こんなたくさんの大人たちが見つめている中、怖い!ってならずに人見知りせずにおしゃべりできていることがすごいな~と。私自身、中学生になってもできないと思います(笑)
すごくしっかりしていて、そういうところが遥ちゃんの持ち味で素敵なところです。
青木:友達になりたいと思ったとき、赤の他人にも話しかけちゃいます(笑)
小澤:お~!すごい!
青木:でも、心の中ではすごく恥ずかしさがあります。
小澤:大人になっても自分からいけない人もいるから、すごいと思うよ!