リャンハとシャトーの歪んだ関係が性癖にドンピシャ!? アニメ『殺し愛』インタビュー連載企画特別編 原作者・Fe先生&シャトー役・大西沙織さん対談【前編】
殺し屋のリャンハと賞金稼ぎのシャトーのスリリングな関係性やミステアスな過去、そしてアクション&サスペンスなど、魅力が詰まったアニメ『殺し愛』も残すはあと最終回のみとなりました。
当サイトでは放送を記念したインタビュー連載をお届けしてきましたが、今回はその特別編です。原作マンガの原作者のFe先生と、シャトー・ダンクワース役の大西沙織さん夢の対談が実現しました!
前後編に渡って、お送りしますが、前編の今回は大西さんが『殺し愛』にハマった理由と先生から見た大西さんのお芝居、2人の原作のお気に入りエピソードなど語っていただきました。
Fe先生の第一希望は大西さん! 先生から大西さんへ素敵なプレゼントも!?
――Fe先生と大西さんは以前、お会いされたことがあるそうですが、その時にお話しされたことや印象に残っていることはありますか?
原作者 Fe先生(以下、Fe):第3話のアフレコ現場におうかがいした時に初めてお会いしました。ほとんどが男性の役者という中、大西さんが紅一点で、
女性がいるだけでも華やぐなと。
シャトー・ダンクワース役 大西沙織さん(以下、大西):ありがとうございます! お会いできて「わっ! この方がマンガを描いている方なんだ!」とテンションが上がりました。でも実際にお話しできた時間が短くて。アフレコ終了後にごあいさつ程度しかできなかったので、今回を機に先生について色々と知ることができたらいいなと思います。
あと4話の収録の時、先生の担当の方に、先生の直筆の絵と「シャトーちゃんをよろしくお願いします」というメッセージが書かれた原作本をいただいたんです。今回、そのお礼もお伝えしたくて。
Fe:押し付けてしまったようで、すみません。
大西:とても嬉しかったです! おうちにずっと大事にしまってあります。
Fe:それならよかったです。
――先生は以前から大西さんが出演する作品やキャラクターはご覧になったことはありますか?
大西:先生、ムリしないでくださいね! 見たことがなければ正直に言っていただいても大丈夫なので。
Fe:たぶん出演されていた作品は見たことがあると思うんですけど、最近のアニメに詳しくないのではっきりとは思い出せなくて……。でもオーディションテープで、シャトー役に複数の候補の方がいらっしゃったんですけど、あまり迷うことなく、第一希望で大西さんに投票しました。
そしてオーディション結果がまとまり、大西さんにやっていただけることが決まってすぐくらいに『ウマ娘 プリティーダービー』を見たらメグロマックイーン役を大西さんが担当されていて。シャトーとは全然声の感じが違っていたので、さすがにプロの声優さんだなと。
大西:すごく嬉しいです! 原作の先生にそんなことを言われたら、声優はみんなイチコロなので、注意してくださいね(笑)。
純愛を見るより、歪んだ愛情のほうが好きなんです
――そんな大西さんですが、この『殺し愛』にドハマりしているということで今回の対談が実現しました。どんなところにひかれたのでしょうか?
大西:このアニメのオーディションを受けることになって、原作を買って読み始めました。最初は1、2巻でシャトーがどんな子なのかをのぞいてみようかなというくらいの気持ちで買ったのですが、表紙を見た瞬間に「あっ、ダメだ。コレは、私が大好きなタイプのジャンルだわ」と思って。
いざ読んでみたら、先生の絵柄とタッチもすごく好きで、刺さりまくりました。私はバディものが好きで、更にリャンハとシャトーの歪んだ関係、お互いを認め合っているわけではないのに、どこか突き放せず、お互いを求め合う依存関係のような設定がどんぴしゃで好きすぎて。気が付いたら最新刊まで買い集めて、ひたすら読みまくっていました。
Fe:すごく嬉しいですね。アニメになること自体、まだ信じられないのに、演じてくださる役者さんがこれほど愛着を持って、演じていただけるなんて、ありがたいことです。
大西:しかもリャンハとシャトーだけではなく、シャトーの務める社長とジム、敵対するニッカなど、他のキャラクターたちの立ち居振る舞いやちょっとしたギャグっぽいテイストの入れ方など、全体的に刺さっていました。
――大西さんのすごい『殺し愛』への熱量の高さがわかります。
大西:たぶんの私と同じような女の子のファンも多いと思います。私は純愛を見るより、歪んだ愛情のほうが好きなんです。