Run Girls, Run! ミニアルバム「Get set, Go !」発売記念インタビュー | テーマは「突破」。原点回帰と新境地開拓の一枚へ
「Run Girls,Run!(メンバー・林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さん)以下、RGR、ランガ」がデビュー後初となるミニアルバム「Get set, Go !」を2022年4月6日(水)にリリース。
前作「ドリーミング☆チャンネル!」以降、約一年ぶりとなる新譜となる。
表題曲である「RADIANT」はヒットメーカー『Elements Garden』が担当。原点回帰ともいえるバンドサウンドでダークな世界観を表現していることも特徴的だ。
原点回帰であり新境地開拓。2022年にはデビュー5周年目に突入する「RGR」。今回のアニメイトタイムズは約1年ぶりのインタビューに臨んだ。
「Get set, Go !」の話題の前に、2021年は「RGR」にとってどんな一年だったのか?それぞれのメンバーに聞いてみた。
有観客ライブとSNS運用のスタート
――お久しぶりです。約1年ぶりのインタビューですね。2021年はどんな年でしたか?
林鼓子さん(以下、林):2020年はランナー(「RGR」のファンの総称)のみなさんにあまりお会いできなかったのですが、2021年は徐々に有観客のライブが増えたことで、改めて「ライブが好きだな」と思えた1年でした。
4周年ライブは久々の有観客でのワンマンライブだったので、リハーサルなどもいつもより回数が多かったですし、その分ランガの楽曲とより向き合えたり、3人で「もっとこうしたらいいライブになるよね」といった話し合いが自然と出るようになったのがすごくよかったと思います。ランガ的に一歩前に進むことができた1年になった気がします。
――確かに。2021年の「ホワイトデーイベント!!! ~♡Give me♡~」で有観客でのイベントが再開できましたよね。
林:そうですね。お客さんはまだ声を出せない状況ですが、その中でどれだけ楽しむかということをすごく考えて私たちに伝えようとしてくださるし、逆に私たちはお客さんが声を出せなかったり、会う機会が今までより減っている中、どうやってお客さんと交流するかをすごく考えるようになりました。ユニットやお仕事に向き合う時間がより増えたと思います。
――もちろんお客さんの声があったほうがいいとは思いますが、ない状況にも多少は慣れましたか?
林:うーん....。やっぱり皆さんの歓声がある方が盛り上がりますよね。ただ、歓声がない場合はその分、楽曲を聴かせられたり、パフォーマンスをじっくり見せなきゃいけない瞬間がすごく増えるので、パフォーマンスに磨きをかけなきゃという気持ちになります。
細かい粗さ目立っちゃうんですよ。歓声がないと。なので、自分のパフォーマンスを見直すという機会としてはすごくよかったです。とはいえもちろん声は欲しいですけどね。恋しいです(笑)。
――なるほど。実際、ステージでのパフォーマンスを観ていても、この2年間で林さんが一番変わった印象があります。
林:本当ですか!? 嬉しいです。マネージャーさんやいろいろな方からずっと、表現力や3人のバランスは課題として言われていたので、どうにかしてよくしたいという気持ちはずっとありました。それがいい方向に変わっていたらいいなと思っています。
――いい意味でバランスがよくなりましたよね。「ホワイトデーイベント!!! ~♡Give me♡~」で感じていて、4周年記念ライブの「Run Girls, Run!4th Anniversary LIVE Run 4 You!!!」でより色濃く伝わってきたというか。とてもいい方向に進んでいると思います。森嶋さんはいかがですか?
森嶋優花さん(以下、森嶋):私もライブの話になりますが、2021年はライブを行うごとに、生だからこその、その場で生まれた表現をすごくできたと思います。今までは歌だけで終わっていた曲も、煽りを挟んだり、歌い方にアレンジを込めたりといったことができた1年だと感じました。早くみんなの声を聴きたい、みんなと一緒に盛り上がりたい、といった気持ちから生まれたものだと思うので、いい成長をできた1年だったと思います。
――特に成長できたと感じたポイントはどこでしょうか?
森嶋:歌とダンスでキャパシティがいっぱいいっぱいにならなくなってきたと思います。必死にやり遂げるだけではなく、ちょっと客席を見られるようになったり、ファンサービスできるようになったったところは成長した部分だと思います。
――ありがとうございます。厚木さんはいかがでしょう?
厚木那奈美さん(以下、厚木):2021年を振り返って一番最初に頭に浮かぶのは4周年ライブですね。後は...メンバー3人がそれぞれSNSを始めたことも大きな機会だったと思います。
ライブも有観客でできないし、リリイベもなかなか開催できないことも多く、そのときの気持ちをどうやってランナーさんに伝えようかな、と思った時期があったんです。その期間を経て、SNSを始めたことによって、よりパーソナルな部分を知ってもらえた1年だった気がします。
私だとミクチャでおやすみ前に配信をやらせていただいたり、もっちーは可愛さとキャラクターを活かしてTikTokでどんどん発信しているし、はやまるも「SHOWROOM」で好きなコンテンツへの愛を喋り倒していて。よりランガの色が濃くなった1年だと思います。
――配信活動はやっぱり楽しいですか?
林:楽しいです! 今まではSNSもなかったですし、イベントで会わない限り「どんな人がいらっしゃって、私たちのことをどう思っているんだろう?」というのが全然分からなかったんです。
配信では、軽い世間話でもみなさんが反応をくださったり、「みんなはこういう私を見てくれているんだな」ということが分かるのですごく楽しいですし、毎週見てくれてありがたいな、と思います。
――森嶋さんの「TikTok」はいかがですか?
森嶋:「TikTok」は女の子の反応も多いんですよ。それが楽しいですね。Twitterでは、フォローして眺めるだけでも、TikTokではコメントをくれたり見える形で反応をしてくださるのですごく嬉しいです。
※2022年3月16日にインスタグラムのアカウントがスタート。URLはこちらhttps://www.instagram.com/mochi.o316/?hl=ja
――10代の利用者が本当に多いですからね。
森嶋:中学生くらいの子が「声優を目指していて、もっちーみたいになりたいです!」と言ってくれました。
林・厚木:え~、可愛い!!
森嶋:そういうのって確かに、Twitterとかでは言うタイミングもないじゃん?
林:他の人に見えちゃうのもハードル高いしね。
森嶋:そうそう。TikTokの場だと、すっごく若い子からも反応が来て新鮮で嬉しいし、新しい世界が見えた感じがします。