
オーディション時からやりがいを感じた役柄。後半で見えてくる霧尾の過去と向き合うために意識を変えた部分とは──TVアニメ「霧尾ファンクラブ」霧尾 賢役・梶原岳人さん【連載インタビュー第4回】
現在、MBS/TBS系28局“スーパーアニメイズムTURBO”枠にて、毎週木曜深夜0時26分から放送中のTVアニメ「霧尾ファンクラブ」(原作:地球のお魚ぽんちゃん)。
本作は、同じクラスの「霧尾(きりお)くん」に夢中の女子高生・三好藍美(みよしあいみ)と染谷波(そめたになみ)の日常を描く、ラブまではまだたどり着けそうにない一方通行ラブコメディーです。
このたびアニメイトタイムズでは、スタッフ&出演キャストのみなさまへインタビューを実施。今回お届けするのは、藍美と波が熱い視線を送る霧尾 賢役の梶原岳人さんです。
アフレコでは思いがけないハプニングがあったと語る梶原さん。作品や役柄に対する印象はもちろん、霧尾という役を通して見えてきた梶原さん自身のお芝居との向き合い方にも注目です。
オーディション時からやりがいを感じていた役柄
──最初に「霧尾ファンクラブ」の物語に初めて触れたときの感想をお願いいたします。
霧尾賢 役・梶原岳人さん(以下、梶原):全6巻で完結することもあり、決して長い物語ではありませんが、 無駄がないというか、深い読後感と満足感を覚えたのが作品に対する第一印象です。
感動もあり、笑いもあり、そのバランスがすごいなと。ぽんちゃん先生の独特なギャグセンスと感性がすごくたくさん出ていますよね。
その中でキャラクターの心情を深掘りしたシーンや人間関係が描かれているシーンなど、よりキャラクターの芯の部分を感じる部分も所々に挟まれていて、そこのジェットコースター感がすごい作品だなと思いました。
──シュールギャグなのかな?と読み進めていたら急に刺してくるようなシーンもあって、高低差が楽しめる作品ですよね。
梶原:本当にそうだと思います。僕自身、オーディションの段階からやりがいを感じていました。
──オーディションのときからですか。
梶原:はい。オーディションで用意されていた原稿に、個人的に難しいと感じていたシーンがあったんです。
特に霧尾に関しては、オーディションを受けさせていただいたときから、自分のパーソナルな部分から大きく外れていないように思っていました。どこか近しいものを感じるというか、内面的なところも声の雰囲気もそのままでしたので、自分としてはすごく自然体でナチュラルな感覚のまま演じられるキャラクターだなと。
また、霧尾の過去には重い部分も多く、役者としてとても演じがいのあるキャラクターだと思っていたので楽しみでした。
──外山監督にもお話をうかがった際に「梶原さんの霧尾を聞いたら、これは胸を打つなと思いました」とおっしゃっていました。
梶原:お芝居感をちょっと盛るキャラクターを演じることが多く、あまりこの感じでできるキャラクターがいないので、僕としては珍しさがありました。収録のときにも「変な声だね」とよく言われていて(笑)。
──“変な声”?
梶原:悪い意味ではないと思うのですが「どうやってその声を出してるの?」と音響監督さんからよく言われました(笑)。
僕としては普通に喋っている声ですが「梶原さんの声でしか、もう(霧尾くんに)聞こえない」という話になって。この声にも使いどころがあり、さらに霧尾はそれをうまく活かせたのですごく嬉しかったです。
作品によって合う合わないがあると思うので、この声を良しとしてくれたのはありがたかったですね。































