アニメ『トモダチゲーム』片切友一役 小林千晃さんインタビュー|ドラマ感覚で楽しめるアニメ!動く友一の姿と、彼が見せる表情&トリックをお楽しみに【連載 第1回】
友一と同じ高校2年生の頃の小林さんは超多忙!?
――友一たちは高校2年生ですが、高校2年生の時はどんな学生でしたか?
小林:ちょうどお芝居を始めた時期で、中学時代は部活をしていましたが、高校に入ってから部活はせず、ワークショップに通ったり、お芝居漬けでした。あとバイトもしていたし、バンドもしていたし、毎週映画も見ていたりと人生の中でもかなりバタバタしていましたね。昔から好奇心旺盛な子供で、今の僕には無理なバイタリティや行動力があったなと思います。
――バイトやワークショップには年上の大人の人も多かったのでは?
小林:そうですね。むしろ学校での同級生よりも、学校外の人との交流のほうが多かったかもしれません。もちろんクラスメイトと話したり、一緒にお昼ご飯を食べたり、普通の学生生活はしていましたが、放課後や休日に遊びに行ったりすることは少なかったですね。でも幼なじみとは今でも交流があるし、ちゃんと友達もいるので心配しないでください(笑)。
小林さんの声優「トモダチ」は?
――『トモダチゲーム』にちなんで、好きなゲームや得意なゲームは?
小林:僕はいろいろなゲームをしますが、TVゲームだと一人で遊べるRPGやアクションゲームが好きです。オンラインの対人系も昔はやっていましたが、疲れてしまって。このお仕事を始めてからは毎日プレイすることも難しくなって、毎日プレイしている人がうまくなると勝てなくなるので、やりたくなくなって(笑)。でもゲームを練習する時間を作るよりは、お芝居の練習にあてたいので、ゲームをしながら物語も一緒に楽しめるRPGやアクションゲームをすることが多くなりました。
あとボードゲームも好きで、家は結構な種類のボードゲームがあるので、コロナ禍になる前はよく友人を呼んで一緒に遊んだりしていました。
――小林さんは「キング・オブ・ゲーム」ですね。
小林:いえいえ! それに弱いんです。友人と一緒にボードゲームをしたら、初心者の友人に負けてしまうので(笑)。
――アニメ・声優界で親友、仲がいい「トモダチ」は?
小林:畠中 祐くんは同い年で、出身も同じ神奈川県なので、よく会ったり、食事をしています。でもお互いを高め合うライバル的な面もあるので、友達だけど、親友と呼ぶのはちょっと違うかも。
あと僕より年上の先輩方と共演することが多くて、仲良くさせていただいている方も多いんですけど、僕から「友達」というのはおこがましいので(笑)。
次回登場の宮本侑芽さんへの小林さんからの質問。そして本作の見どころをご紹介!
――このインタビュー連載は、次回、沢良宜 志法役の宮本侑芽さんにお話しをうかがいますが、メッセージや質問したいことをお聞かせください。
小林:侑芽さんは子役からやられていて、お芝居が達者な方ですが、インプットはどこからされているのかが気になるので、教えてください。映画や小説から得るものなのか、ご自身の私生活からなのか、はたまた経験するために何かに挑戦したり、旅に出たりされているか、ですね。ちょっと固めな質問になってしまいましたが、侑芽さんのお名前を聞くとお芝居のイメージがすぐに浮かんだので。
――本作の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
小林:友一はいろいろな面を持ちつつ、その表情をしっかり見せてくれるキャラクターです。そして『トモダチゲーム』は、だまし・だまされの駆け引きがあるゲームですが、信用や信頼、友達との関係性が見えてきて、現実の僕たちにとっての「友達」の概念や意味、信頼とは? など考えさせられることが多い作品です。フィクションとしてのドキドキはらはらする部分と、今の自分たちに置き換えることができる現実的なテーマが絡んでいますし、何気ないセリフが伏線になっていることがあるので、セリフの一つひとつにも注目していただきたいです。でも僕もあとで「ああそうだったのか!?」と気付くことが多いので、フラットな気持ちで楽しんでください。
――では皆さんへメッセージをお願いします。
小林:いよいよ『トモダチゲーム』のアニメが始まります。友一はゲーム中で様々なトリックと表情を見せるこの作品の肝ともいえるので、皆さんからの期待の大きさと同時にプレッシャーも感じています。でも監督やスタッフの皆さん、そして原作の山口先生も現場に来ていただいて、一丸となって一緒に作らせていただいています。原作ファンの皆さんの期待を裏切らないように頑張って、友一を演じ、『トモダチゲーム』の世界をしっかり表現していくつもりです。動く友一、そして水瀬マリアをお楽しみに(笑)。
このアニメから触れる方は、ティザーサイトのほのぼのしたビジュアルから現在の怖い雰囲気のキービジュアルになって驚かれていると思います。「暴力的だったり、残酷な描写があるのでは?」と心配されている方もいるかもしれませんが、この作品はそういった描写はあまりないので老若男女いろいろな方が見ていただけるアニメになっています。普段、アニメをあまり見ていない方もドラマ感覚で楽しんでいただけると思います。周りにアニメファンがいない方は、『トモダチゲーム』を勧めて、徐々に引き込んでみてはいかがでしょうか?(笑)
一度目にしたら続きが気になって、最後まで見てしまうくらい魅力的なアニメなので、まずは1話を、そして最後まで見てください。
インタビュー連載バックナンバー
画像をクリックすると、関連記事にとびます。TVアニメ『トモダチゲーム』作品情報
放送日・配信情報
【TV】
⽇本テレビ:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜25:29〜
BS⽇テレ:4⽉6⽇(⽔)より毎週⽔曜24:30〜
AT-X 5⽉4⽇(⽔)より毎週⽔曜20:30〜
(リピート放送:毎週⾦曜8:30〜、毎週⽕曜14:30〜)
【配信】
Hulu:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜24:00 ☆地上波先⾏
d アニメストア:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜24:00 ☆地上波先⾏
※放送時間は変更の可能性があります。詳細は公式HP および公式Twitter をご確認ください。
イントロダクション
何よりも友情を大切にする高校生・片切 友一は、仲の良い友人・沢良宜 志法、美笠 天智、四部 誠、心木ゆとりと充実した日々を送っていた。
しかし、とある事件をきっかけに、突如5人は多額の借金返済ゲームに巻き込まれていく。「友達を疑わないこと」、それが唯一“トモダチゲーム”をクリアする方法。固い友情で結ばれた彼らにとって、それは簡単すぎるゲームのはずだったが――
累計発行部数370万部突破の大人気コミック、待望のアニメ化! 大切な友達か、それとも金か。人間の本性が暴かれる、極限の心理ゲーム開幕!
スタッフ
原作:山口ミコト
漫画:佐藤友生(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:小倉宏文
シリーズ構成・脚本:猪原健太
キャラクターデザイン:宮﨑里美
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
美術設定:大平 司(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:水野愛子
撮影監督:村野よもぎ子(レアトリック)
音楽:未知瑠
音響制作:スタジオマウス
音響監督:森下広人
アニメーション制作:オクルトノボル
キャスト
片切友一:小林千晃
美笠天智:濱野大輝
沢良宜志法:宮本侑芽
四部誠:大野智敬
心木ゆとり:天野聡美
マナブくん:高山みなみ
水瀬マリア:上田麗奈
月野:伊藤静
原作情報
コミックス『トモダチゲーム』1~19巻 大好評発売中
講談社『別冊少年マガジン』連載中