アニメ『トモダチゲーム』沢良宜 志法役 宮本侑芽さんインタビュー|志法の意固地なところが自分との共通点、印象的なディレクションは「志法は正義マンだ」!?【連載 第2回】
友一役の小林千晃さんから宮本さんへの質問への回答
――前回インタビュー連載でお話をうかがった友一役の小林千晃さんから宮本さんへの質問をいただいています。お答えください。「侑芽さんは子役からやられていて、お芝居が達者な方ですが、インプットはどこからされているのかが気になるので、教えてください。映画や小説から得るものなのか、ご自身の私生活からなのか、はたまた経験するために何かに挑戦したり、旅に出たりされているか、ですね。ちょっと固めな質問になってしまいましたが、侑芽さんのお名前を聞くとお芝居のイメージがすぐに浮かんだので」
宮本:インプットについてですが、実は今年の目標が「インプットする」で。例に挙げていただいた小説を読んだり、映画も見ます。旅もしますし、最近、電車で寝過ごして温泉地まで行ってしまったのですが、そのまま下車して温泉に入ったり、割とアクティブでフットワークが軽いんです、私(笑)。
あと人を観察してインプットすることが多いかもしれません。電車の中でもイヤホンをはずして、例えば「小さい男の子はどんなしゃべり方をするんだろう?」とじっと見てしまったり。近くの人の会話もよく聞いてしまいます。
――でも宮本さんの名前を聞くと芝居のイメージがすぐに浮かぶなんてすごいですね。お芝居が達者な方という印象も。
宮本:お芝居が達者だなんて恐縮してしまいます。今度何かおごらないといけないかな(笑)。でも嬉しいです。尊敬している方からそんな風に言っていただけるなんて。
――ぜひ今度、芝居談義に花を咲かせてみては?
宮本:それは恥ずかしいです! お芝居の話をするのは得意ではないので。
次回に登場する美笠 天智役の濱野大輝さんの印象と質問
――このインタビュー連載は、次回、美笠 天智役の濱野大輝さんにお話しをうかがいますが、メッセージや質問したいことをお聞かせください。
宮本:濱野さんの、あの魅力的なお声を自身で自覚したのはいつ頃なのか、気になります。あの声の艶感に気付かれたのはいつなのかなとか、学生時代にお友達から声のことを言われたりしていなかったのかなとか。すごく印象的な声だし、忘れられない声なので、自分の声についてどう思われているのかもお聞きしたいです。
私はそれほど声に印象があるほうではないと思っているので、同じ声のお芝居をしている仲間として、いい楽器を持っている方がどう思っているのか気になります。
――ちなみに濱野さんの声やお芝居以外の印象もお聞かせください。
宮本:「頼もしいお兄さん」ですね。私が『SSSS.GRIDMAN』に、濱野さんが『SSSS.DYNAZENON』に出演されていて、シリーズ違いでバトンを渡した形でしたが、役やお芝居ではパワーを感じるのに、お話しすると物腰がやわらかくて。また身長が高くてオーラもあるのに、私の目線に合わせてお話ししてくれるので優しいなって。ご家庭でも絶対にいいパパなんだろうなと。私生活もつい気になって、「おうちでどんなことをしているんですか?」と尋ねたら、「ラーメン作っている」とおっしゃって(笑)。声やお芝居からは生活感を感じさせないのに、話すとすごく親しみやすくて、もっと仲良くなりたい先輩です。
――では本作の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
宮本:『トモダチゲーム』の第1ゲームとして「コックリさんゲーム」が登場しましたが、今後もいろいろなゲームに挑んでいきます。ゲームの1つひとつがおもしろいし、見ていて、自分がそのゲームをやっているような疑似体験をしている感覚になれるし、すごく引き込まれる作品だと思います。私たちと一緒にゲームの巻き込まれた感覚で楽しんでいただくのがおもしろい見方じゃないでしょうか?
そして1話のラストで友一が見せた表情のように、他のメンバーの裏の顔も続々とみられるし、明らかになっていきます。みんなの裏の顔がわかったところで、1話から見返してみると「こんなところに伏線が張ってあったんだ!」という新たな発見もあるので、まずは本編を一通り見て、もう一度見直してと、2度ならぬ何度でも楽しめるアニメになっています。でも毎回、目を離さずに隅々まで見ていただけたら。
――そして放送を控えた第2話の見どころのご紹介をお願いします。
宮本:1話の最後のヒキが「志法の下着の色知っているか?」という友一の衝撃的なセリフで終わりましたが、友一と志法をはじめ、5人の関係性が見えてくる回になっています。そして「この5人の関係がどう変わっていくのか?」、そして「友一が裏切りもののように見えたけど、果たして真実は?」という点に注目してほしいです。あと個人的にマリアちゃんが好きなのですが、そんな『トモダチゲーム』を動かしているキャラも登場しますので、お楽しみに。
――最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。
宮本:原作を読まれていたり、ドラマや映画などで既に触れている方には、今回、アニメならではの描き方がされていますし、ゲームの説明もよりわかりやすくなっていると思います。
このアニメで初めて触れる方には、まずフラットに見ていただいて、爽快に裏切られる気持ちよさを味わっていただきたいです。志法は、今は正義感の強い女の子の印象ですが、実は「正義マン」ではない、裏の顔をお見せできることを楽しみにしています(笑)。
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画像をクリックすると、関連記事にとびます。TVアニメ『トモダチゲーム』作品情報
放送日・配信情報
【TV】
⽇本テレビ:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜25:29〜
BS⽇テレ:4⽉6⽇(⽔)より毎週⽔曜24:30〜
AT-X 5⽉4⽇(⽔)より毎週⽔曜20:30〜
(リピート放送:毎週⾦曜8:30〜、毎週⽕曜14:30〜)
【配信】
Hulu:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜24:00 ☆地上波先⾏
d アニメストア:4⽉5⽇(⽕)より毎週⽕曜24:00 ☆地上波先⾏
※放送時間は変更の可能性があります。詳細は公式HP および公式Twitter をご確認ください。
イントロダクション
何よりも友情を大切にする高校生・片切 友一は、仲の良い友人・沢良宜 志法、美笠 天智、四部 誠、心木ゆとりと充実した日々を送っていた。
しかし、とある事件をきっかけに、突如5人は多額の借金返済ゲームに巻き込まれていく。「友達を疑わないこと」、それが唯一“トモダチゲーム”をクリアする方法。固い友情で結ばれた彼らにとって、それは簡単すぎるゲームのはずだったが――
累計発行部数370万部突破の大人気コミック、待望のアニメ化! 大切な友達か、それとも金か。人間の本性が暴かれる、極限の心理ゲーム開幕!
スタッフ
原作:山口ミコト
漫画:佐藤友生(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:小倉宏文
シリーズ構成・脚本:猪原健太
キャラクターデザイン:宮﨑里美
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
美術設定:大平 司(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:水野愛子
撮影監督:村野よもぎ子(レアトリック)
音楽:未知瑠
音響制作:スタジオマウス
音響監督:森下広人
アニメーション制作:オクルトノボル
キャスト
片切友一:小林千晃
美笠天智:濱野大輝
沢良宜志法:宮本侑芽
四部誠:大野智敬
心木ゆとり:天野聡美
マナブくん:高山みなみ
水瀬マリア:上田麗奈
月野:伊藤静
原作情報
コミックス『トモダチゲーム』1~19巻 大好評発売中
講談社『別冊少年マガジン』連載中