アニメ『先輩がうざい後輩の話』のBlu-ray全4巻が好評発売中&絶賛再放送中! 五十嵐双葉役を演じる楠木ともりさんが「収録中&放送中は毎日楽しくなれたアニメ」──楠木さんのお気に入りエピソード3選は?
楠木さんのお気に入りエピソード3選を発表! 収録の思い出は毎回参加のしろまんた先生のイラスト?
――全12話の中でお気に入りエピソード、ベスト3を教えてください。
楠木:アニメは原作ファンの方が見たかったシーンやエピソードが詰め込まれているため、ベスト3は難しいので、双葉目線でのお気に入りエピソードを3つ。まず1話の居酒屋さんで、2人きりでお酒を飲んでいるシーンでのやり取りです。すごくドキっとするし、この作品に引き込まれた方も多いと思います。
あとは4話で風邪をひいた双葉のお見舞いに行った先輩が、双葉が全快した後で風邪になってしまうエピソードです。3話でクリスマスのエピソードがあった後、風邪で弱っていたことで自分をさらけ出せたことやお互いの信頼感も見えて、いいなと思いました。
そして最終回の12話です。1話があったからこそ、12話の見え方も特別なものになったと思いますし、12話を見た後にまた1話を見たくなりました。
他にも、双葉と先輩の誕生日に、おじいちゃんが現れた6話とか、みんなで夏休みに旅行した9話も、私はああいう経験がないのでいいなと思います。自分が経験していないのに、経験したような喜びを感じられるのもこの作品の素晴らしいところだなと思います。
――収録時の印象的な出来事や裏話を教えてください。
楠木:まず先輩役の武内(駿輔)さんがスタッフさん、キャストの皆さんなど、いろいろなセクションの橋渡しをしてくださって、現場の空気感の作り方が素敵だなと思いました。
原作のしろまんた先生も毎回現場に来てくださって、作品に関係ある話から関係ない話まで、いろいろ楽しくお話しさせていただいて、私たちのテンションやモチベーションも高まりましたし、毎回イラストも描いてくださいました。
アフレコで起きたことや先生が印象に残ったことを、各キャストが演じるキャラクターに置き換えて、レポートマンガみたいに描いてくださったのが嬉しくて、毎回データでいただいて保存してあります(笑)。
「こんなところまで見られていたんだ!」とか「双葉たちに置き換えるとこんなにかわいいエピソードになるんだ」とか。嬉しかったですし、キャストだからこその貴重な経験をさせていただきました。
あとおじいちゃん役の大塚(明夫)さんと一度だけ現場ですれ違った時、ほめていただいたことも記憶に残っています。他にもたくさんあって、振り返るたびにいろいろな思い出が浮かんできますし、アフレコの空気感そのものが温かくて、ふと「また戻りたいな」と思える素敵な現場でした。