梶原岳人さん 2ndシングル「色違いの糸束」MV撮影密着レポート｜MVはバンド＋ストリングスの総勢8人との迫力ある歌唱シーンも！

アーティスト活動も精力的に展開中の梶原岳人さんの2ndシングル「色違いの糸束」が7月20日に発売。7月から第2クールが始まるアニメ『オリエント』淡路島激闘編のED曲になっています。

先日、神奈川県某所にてMV撮影が行われました。曲名にちなんで、数えきれない糸が張り巡らされたスタジオで、ソロのイメージシーンと、バンドとの歌唱シーンなどを撮影。今回はバンドの4人に加え、ストリングスカルテットも参加。梶原さんが「これほどの人数の演奏はライブでも経験ないかも」と語ったシーンは大迫力でした。

そんな「色違いの糸束」のMV撮影の模様と、撮影後の感想をお届けします！

倉庫風のスタジオで、インテリア風のセットでのソロとバンドセットでの歌唱シーンを撮影

撮影場所は神奈川県にある倉庫風のスタジオ。その一角にはバンドセットと、路地裏のような小部屋のセット、そして、ソファーやタングステンのライトなどインテリアっぽいセットが設置されています。午前中はソロシーンのMV撮影&スチールの撮影。路地裏のセットやインテリア風のセットで、糸を花束状にしたアイテムを持ち、時折アンニュイな表情を見せる梶原さん。しかし、撮影の合間はスタッフと談笑したり、いつもの梶原さんらしさも。また糸が張り巡らされているため、ヘアメイクさんや美術担当の方は足や手をひっかけないように移動するのが大変そう。たまに糸が揺れると誰か、引っかかったのかなと思わず、心配。

無事にソロシーンの撮影が終わると、今度はインテリアの後方にあるバンドセットでの歌唱シーンの撮影へ。通常のライブ同様に、スタッフさんが楽器をセッティング。一番楽器のパーツが多いドラマーさんが最初にセットに現れ、各パーツを確認。その後、ギター、ベース、キーボード奏者の方も続々と登場。

そして今回の注目ポイントは、バンドに加えて、楽曲でも演奏しているストリングスカルテットの皆さんも撮影に参加。バンドメンバーのラフでワイルドな衣装と対照的に、ストリングカルテットはクラシックコンサートのようなエレガントな、いで立ち。更に倉庫の無機質な感じと張り巡らされたカラフルな糸という対照的なコントラストも不思議。

諸々のセッティングが終わると、梶原さんがセットに現れ、8人の演奏陣に「よろしくお願いします」と深く頭を下げて、ごあいさつ。梶原さんの素敵な人柄が見えたシーンです。

歌唱シーンでは、リアルなライブのようにエモーショナルに熱唱

糸がぐるぐる巻かれたマイクスタンドの前に立って、監督との確認、打ち合わせが終わると、いよいよ演奏陣との歌唱シーン。少し緊張気味な面持ちで監督からのスタートの声を待っていた梶原さんですが、撮影と演奏が始まると引き締まった表情で、ロックなナンバーをエモーショナルに歌い上げます。

サビメロでは腕を前に伸ばしたり、表情もせつなげに。バンドメンバーの演奏は心を揺さぶるように熱く、ストリングスカルテットはせつなさの中に情熱を感じるような演奏で、「エモい」。定点で設置されたカメラと、梶原さんの周りを動き回るカメラが使用され、顔とカメラがくっついてしまう、と思うくらいの急接近もありました。

フルコーラスを歌い終わったところで、梶原さんと演奏陣8名がモニターを見ながら映像を確認します。監督から「こんな感じになります」と説明を受けて、うなずく梶原さん。確認後、またバンドセットへ戻って撮影を再開。ストリングスの方にも弦の弾き方など細かいディレクションが与えられています。梶原さんの周りを動き回っていたカメラマンさんが今度はセットの左斜め前にある高いやぐらに移動。監督から「気をつけてね」と注意も。

撮影前に歌詞を念のために確認。歌とリップシンクの違いがあると撮り直しになるため、責任重大です。このテイクも問題なく歌い終わると、今度はまた下に降りての撮影と、計4回アングルを変えて、撮影が繰り返されました。ロックチューンを同じ熱量で、何度も繰り返して歌うのは大変そうなのに、梶原さんの歌唱中の熱量は何度繰り返しても変わりませんでした。

ラストの歌唱シーンでもすさまじい集中力と圧倒的なパフォーマンス

梶原さんと8人の演奏陣との歌唱シーンの撮影が終わると、演奏者だけをクローズアップした撮影になって、梶原さんはひと休み。休憩中の梶原さんはスタッフたちと雑談しながらリラックスしている様子。このオン・オフの切り替えも声優アーティストには必要なことなのでしょう。

そして監督が「ラスト一発です」と声をかけ、もう一度、全員そろっての歌唱シーンの撮影へ。実は歌唱シーンではセットの後方の糸が撮影のたびに撤去され、最後はすべて取り除かれていました。

梶原さんを含め、全員が集中かつ、すべての力を解放するような圧倒的なパフォーマンスで、監督も「OKです！　お疲れ様でした」。MVの撮影が終了し、梶原さんや演奏チーム、スタッフさん全員に拍手が広いスタジオ内に響き渡りました。

梶原さんと8人の演奏チームの集合カットでは、ほっとしたのか、笑顔の花が咲きました。この歌唱シーンだけでも約3時間。皆さんの切れない集中力とプロ意識のすごさを感じました。

幻想的な梶原さんのイメージシーンと合わさって、どんなMVが完成するのでしょうか。「色違いの糸束」の発売前に公式サイトにて公開中ですので、お楽しみに！