2022年夏アニメの覇権アニメで確定!? アニメ『リコリス・リコイル』はなぜヒットした？ 人気になった理由を探るべく、『リコリコ』を「因数分解」してみた！

放送開始からSNSなどで話題を呼び、先日最終話が放送された夏アニメ『リコリス・リコイル』。（以下、『リコリコ』）数々の作品で活躍したアニメーター・足立慎吾さんが監督を務めるオリジナルTVアニメです。

皆さんはもう最終話を視聴しましたか？　最初から最後までエンターテインメント性溢れる最高の作品でしたよね。

ガンアクションあり、可愛いキャラクターたちの掛け合いありと、エンタメ宝石箱のような作品だなと筆者は思いました。

そこで、考えたのです。なんでここまで『リコリコ』は人気になったのか？　その要因を探るため、『リコリコ』に含まれるいろんな属性を分解してみたらさらに魅力が見つかるのでは!?　と。

本稿では、最高のエンタメ作である『リコリコ』を勝手に「因数分解」してみようと思います。

ここで言う「因数分解」とは、オリジナルアニメ作品、バディもの、ガンアクション……など本作の属性をいくつかピックアップすることで更に魅力を探求してみようというもの。

また、『リコリコ』と同じ要素を持った、類似作品も挙げていきますので次に見るアニメもきっと見つかるはず！　

人気作品に隠された秘密は一体どこにあるのでしょうか。レッツ因数分解！

目次

• 属性1：オリジナルアニメ作品
• 属性2：バディもの
• 属性3：ガンアクション
• 属性4：1クールで完結
• 結論：やはり『リコリコ』はエンタメ宝石箱でした
• TVアニメ『リコリス・リコイル』作品情報

属性1：オリジナルアニメ作品

オリジナルアニメ作品とはコミックスや小説などの原作を持たないアニメ作品の事を指します。本作も同様の作品です。

オリジナル作品の特徴として監督や原案者の「作家性」が作品に現れることがあります。

『リコリコ』では作品の原案をアサウラさんが担当しており、「女の子が銃を持って戦う」というコンセプトが決まっていたそうです。

そこに足立慎吾監督が加入し、「見た後に明るくなれるような作品」という方向性を提示。そしてヒロインの錦木千束とパートナーである井ノ上たきなを中心とした『リコリコ』の物語が生まれたのでした。

その他のオリジナル作品：『新世紀エヴァンゲリオン』『PSYCHO-PASS』

上記の2作品もオリジナルTVアニメ作品です。両作共に絶大な人気を誇る作品であり、作り手のこだわりが凝縮されたアニメですよね。

『リコリコ』を視聴していても、様々な方たちのアイデアや好きなもの、こだわりが随所に感じられる作品となっています。

属性2：バディもの

本作は、「リコリス」と呼ばれる国家の平和を維持するエージェントである千束とたきなががさまざまな依頼を解決していく物語です。

性格や考え方が正反対の2人が依頼をこなしながら信頼関係を築いていく、いわゆるバディものですね。

この特徴はその他アニメ作品に限らず、映画や小説などでも古来からあるもので、『リコリコ』にも受け継がれています。

本作の最大の魅力が千束とたきなの関係性ですよね。Twitterでは、2人やその周辺人物の日常パートだけでも永遠に見たい！といった声も多く、筆者も2人のやり取りのコミカルさや友情に心を動かされました。

足立監督も一見無駄に思えるようなセリフに拘ったと語っており、バディの絆や関係性がいかに大切か理解できます。

その他バディ作品：『TIGER ＆ BUNNY 』『キルミーベイベー』

上記の作品は名コンビが登場し、その活躍や関係性が楽しめる作品です。『TIGER ＆ BUNNY 2』は派手なアクションと2人のヒーローの活躍が魅力の作品。

『キルミーベイベー』は『リコリコ』と同じく2人の少女が主役のギャグ・コメディ作品で面白おかしいやり取りと2人の友情？ がたっぷり詰まった作品です。

女性キャラのバディが活躍して問題を解決するという属性で考えると『逮捕しちゃうぞ』シリーズも該当すると思います！

千束とたきな、それぞれが互いに無いものを持っていて2人が励まし合ったり、イチャイチャしたり、ピンチの時には助け合う。あ〜＾＾ちさたき尊い〜！