音楽
Suara 8thフルアルバム『Infinity 希望の扉』発売記念インタビュー

Suaraさん8thフルアルバム『Infinity 希望の扉』発売記念インタビュー|約4年ぶりのアルバムにはTVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』のOP&ED曲ほか全16曲を収録! 自身作詞作曲の「希望の扉」は今の状況を素直な気持ちと願いで歌った楽曲

5曲目からの4曲はバラードゾーン。「愛おしき欠片」は衣川道雄さんのラストナンバー

――5曲目、LPレコードではB面の1曲目となる「望郷」はバラードナンバーですね。

Suara:5曲目からはバラードゾーンに入ります。「望郷」は『うたわれるもの ロストフラグ』2.5周年記念楽曲となる、せつなくてしっとりしたバラードです。

実はかなり前にレコーディングを終えていましたが、すごくいい曲なので、どこで発表しようかとタイミングを見ながら温めていました。

ゲームで既に聴かれた方もいらっしゃると思いますが、まだ聴いていない方はぜひこのアルバムで聴いて、そしてゲームでも聴いてみてください。

アルバムで初披露の形となる、8曲目「愛おしき欠片」は、実は『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』のED曲になっています。ゲームが無事に発売されたのでやっとお伝えできます(笑)。

こちらは衣笠さんが書き遺してくださった最後の曲なんです。壮大な曲で、須谷尚子さんの歌詞も「秘かに教えてくれた この世を形作る欠片なんだと あなたも」など勇気づけられる言葉が多くて。悲しい気持ちになっても、最後は希望を抱いて進んでいく姿が感じられて、私も歌いながら勇気づけられました。

9~12曲目はオール『うたわれるもの』。13曲目からはタイトルチューンを含む新録曲で違うSuaraを感じてほしい!

――8曲目まででLPレコードの1枚分が終わりました。2枚目の1曲目にあたる9曲目「天命の傀儡(マリオネット)」はオケやコーラスなど民族音楽的な雰囲気がありますね。

Suara:「天命の傀儡(マリオネット)」も『うたわれるもの』楽曲ですが、和だけでなく、洋の要素も感じられる楽曲だと思いました。

ここから「理燃-コトワリ-」「流転の祈り」(『うたわれるもの ロストフラグ』2周年記念楽曲)「百日草」(『うたわれるもの 二人の白皇』ED曲)と、12曲目まですべて『うたわれるもの』の曲で、「『うたわれるもの』歌集第二弾」みたいになっています(笑)。

ですが、それ以外の曲も入れたいなと思い、13曲目からは『片恋いコントラスト ―way of parting―』のOP曲「Pure Contrast」と、アルバムのための新録曲で構成しました。せっかくの久しぶりのアルバムなので、新曲も聴いてほしいと思った結果、収録時間ギリギリの16曲入りになってしまいました(笑)。

――『うたわれるもの』関連の曲のほとんどは和笛など和楽器がフィーチャーされていますが、「Pure Contrast」からの4曲は和テイストではないので、違うSuaraさんの歌声や空気感が感じられました。

Suara:そうですね。「Pure Contrast」は青春学園もののOP主題歌ということで、ここまでとはガラリと雰囲気が違うカワイイ曲ですし、新曲の「哀哀」もシンプルなバラードです。

『うたわれるもの』楽曲と、それ以外で差が生まれるのかなと思いましたが、通して聴くとそれほどでもなくて。12曲目の「百日草」から13曲目の「哀哀」にもスムーズに入れている気がします。

――最近は、半田麻里子さんとの共同制作が多いと思いますが、終盤の4曲にすべて半田さんが関わられているところもポイントかなと思いました。

Suara:確かに。半田さんはいわゆるJ-POPを作るのが上手で、私が歌いたいポップスを素敵に表現していただける方だと思っています。シンプルなバラードも作れますし、「希望の扉」ではバンド系のロックっぽさがあり、ライブでも映えるようなアレンジをしていただきました。

――14曲目の「Find me」までしっとりした曲が続いたので、最後をどう締めくくるのかなと思っていたのですが、15曲目でさわやかな「Pure Contrast」、そしてラストは希望が感じられる曲調と歌詞の「希望の扉」でホッとしました(笑)。

Suara:ホッとしましたか?(笑)

「Pure Contrast」はさわやかなストリングスから始まる、気持ちがアガるような曲ですし、そこからの「希望の扉」はポジティブでありつつ、哀愁のあるギターソロから始まっていて。聴き終わった後にじんわりと気持ちが明るく、温かくなってもらえたらいいなと思います。

自身作詞作曲の「希望の扉」は今の状況を素直な気持ちと願いで歌った曲

――ご自身で作詞作曲されている「希望の扉」は、コロナ禍に入って、ライブやイベントなどで歌う機会やファンの皆さんと会えなくなったことへの想いも詰まっているように感じました。

Suara:歌詞を書いていたのがコロナ禍に入って、私もネガティブになっていた時期でした。今もまだ答えを探してさまよっている状況です。

最後は希望が見える曲にしたいと思いつつ、「まだゴールも見えていないし、こんな心情を曲にしていいものだろうか?」と悩みました。

ですが、人生は常に答えが見つかるわけではないし、それでも進んでいかなくてはいけない状況が皆さんにもあるんじゃないかなと。まだ希望の光は近くには見えないけれど、きっと遠くにはあるという内容に共感してもらえるかもしれないと思って書きました。

――「絶対に希望が待っている」と言われるよりも「いつかきっと希望が見えてくる」のほうが今の空気感や心境にフィットする気がします。

Suara:気持ちが「みんな、光が見えるから一緒に行こう!」までは行ってなくて。今もまだコロナ禍がいつ終わるのかはわからないけれど、その中でもみんな、できることをやっていこうと一歩ずつ進んでいるわけで。聴いてくださる方に共感していただけたり、自分は一人ではないと感じてもらえたらいいですね。

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