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- まりも
- ゾロとONE PIECEを偏愛するフリーライター。アニメ、推し活、恋愛、結婚、睡眠など、幅広く執筆しています。

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
3月9日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1176話“誇り高く”では、「黒転支配(ドミ・リバーシ)」の意外な解除方法が明らかに。コミックス第12巻の表紙をオマージュしたエモーショナルな巻頭カラーも注目を集めています。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1176話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
フランキーはリリスから助言と力説を受け、いつものコーラとは違う動力を試すことに。その名もリリスお手製の「スーパーベガコーラ」。まさに今エルバフで起きている“災害”をエネルギーとして回収し、コーラに込めた燃料のようです。
「スーパーベガコーラ」はドクンと脈打ち、ビンが弾け飛びそうなほどで、見るからにエネルギーに満ちています。リリスいわく、これを喰らうと「“力”(パワー)が爆ぜるぞ!!!」とのこと。
どうやらあらゆる災害はエネルギーとして回収可能なようです。使い方によっては天変地異の被害減少にも応用できそう。現実の世界でもそうできたら…と考えずにはいられませんね。
フランキーといえばこれまでコーラがお決まりだったため、読者の間では“燃料チェンジよるパワーアップ”を提案したリリスに「言われてみればコーラじゃない燃料のほうが強いに決まってるか」「フランキー=コーラが当たり前すぎて…盲点だった」「だってフランキーにはコーラしかないと思ってたから…」と戸惑い(?)の声もあがっています。
実際フランキーには、エニエスロビーでチョッパーから野菜ジュースやお茶を渡されるとノリツッコミしつつも調子が狂い、ベガパンクの故郷・バルジモアでは紅茶を飲んで変態紳士になってしまった過去があります。
なので、あくまでもコーラをエネルギーでグレードアップさせた今回の燃料チェンジはフランキーにとって大正解だった模様。身体にもしっくりきたのか、全身の筋肉が吠えるような感覚だと感想を述べつつ、さっそくとてつもないジャンプ力を発揮しました。
さらに「スーパーベガコーラ」によって強化されたフランキーは、サンジ、ジンベエと共闘。珍しいメンバーでの同時攻撃が見開きに目一杯、迫力たっぷりに描かれています。あまりない組み合わせでの戦闘シーンとあって、読者からも「初めてのメンツ嬉しい!」「この3人熱い」と注目が集まりました。
これまでの活躍や懸賞金のバランスからしても、ファンの間での麦わらの一味の強さ順は、基本的にルフィ、ゾロに次いでサンジとジンベエが互角と語られることが多かった印象です。今回の合わせ技によって、強化したフランキーの実力も一味の3・4番手並みだと証明されたのではないでしょうか。
定番技の「ストロング右(ライト)」も、ここでは「スーパーストロング右(デクスター)」に進化。ここへきて新たな技が見られるのは嬉しいですね。
一方、斬っても斬っても復活してくる、巨兵海賊団のやっかいな「黒転支配(ドミ・リバーシ)」に手を焼いていたゾロと巨人の戦士たち。
ですが、ドリーとブロギーの驚きの行動により、「黒転支配(ドミ・リバーシ)」を解く方法が明らかになります。
なんと「黒転支配(ドミ・リバーシ)」をされた者は、“一度死ぬこと”で元に戻るのです。
くわしい仕組みについてはまだ謎な部分も多いですが、悪魔化の最中に致命傷を負わせ、死に至ることで身体がくるんとひっくり返り、元に戻るようです。しかも、戻った者は斬られた部分も元通りの健康体。
一度悪魔化してしまったら絶望的な状況と感じさせられていたわりに、思ったよりも単純な解決法で拍子抜け感もありますが、実際のところ目の前で悪魔になり暴れている同志をそうそう本気で殺しにかかれるものではありませんよね。そんな人の心情をうまく逆手にとった構造になっているようです。ロックスやハラルドも、もう少し早ければ元に戻れていたかもしれないと思うと切ない……。
しかし、この“殺せば戻る”悪魔的な構造に気づいたゾロたちは、すでに戦いのスイッチオン。仲間を救うために、容赦なく仲間を“殺す”準備が整ったようです。画的にもなかなかカオスな戦況となりそうですが、これまでになかった戦いのかたちがどう描かれるか期待が高まります。
[文/まりも]
